自転車もスムーズに積めるクルマが欲しい!おすすめ5選

家族に小さいお子さんや学生がいる家庭では、さまざまな理由から車に自転車を積むことも少なくありません。
いっぽうでロードバイクが趣味という方が車を探される際に、よく判断のポイントにされるのが「自転車が積めるかどうか」です。
ここではホンダ NBOX+をはじめ、自転車をスムーズに積める車を紹介します。
- Chapter
- クルマも自転車も
- 容量ではなく使い勝手
- リアハッチゲートの大きいN-BOX+
- トヨタ ルーミーは、ダイブインを備えた2列目で積載能力高め
- スマートマルチセンターシートで大きな自転車も積み込める日産 セレナ
- 中古車でも大人気のコンパクトミニバン、トヨタ シエンタ
- 自動二輪も積み込める小さなチカラ持ち、ホンダ N-VAN
- 自転車を積んで2人以上で移動できると生活の幅が広がる
クルマも自転車も

最近筆者のまわりでも、自転車に乗る人が増えています。通勤通学のアシから、ロードバイクで汗を流すという趣味の方まで、ひと言で自転車ユーザーと言っても多岐に渡ります。
共通するのは天候の変化に弱いことだったり、長距離の移動に時間が掛かること。
自転車を普段のアシにされている方は、出先で雨や雪に降られて自転車はもよりの駐輪場に置いてきた、ということもあるようですし、趣味で自転車に乗る方は郊外の目的の場所まで運ぶ必要が出てきます。
そんなときに重宝するのが、自転車を載せることができる広さを備えたクルマです。
ポイントは、車種やタイプを見て選ぶというより「暮らしを振り返りそれに沿ったクルマを選ぶ」ということ。
そういうクルマ選びのひとつの具体例として、自転車を載せることができるクルマについて紹介させていただきます。
容量ではなく使い勝手

自転車を積めるかどうかは容積以上に、その形状や使い勝手に依存する面が大きいと思います。そんな観点から,
おすすめのクルマを紹介しましょう。
最近は自転車を積載できるクルマ増えてきました。エンジンをはじめ、さまざまなレイアウトの変更や、強度の採り方の自由度が出てきたことなどから、ミニバンでもフロアを低くして、さらに空間を大きく取ることが可能になりました。
自転車を積むのに有利な条件としては、床が低いこと、そして室内高が高いことでしょう。
もちろんステーションワゴンでもホイールをはずせば積載は可能でしょう。しかし、そのまま載せられるか、となると車種は限られてきます。
自転車を載せることができる、という条件でもホイールを外さなければならない車種と、ホイールを外すことなく載せられる車種があるので、そのへんも注意して車選びをすると良いでしょう。
リアハッチゲートの大きいN-BOX+

ミニマムなサイズで自転車を運ぶことだけを考えるのなら、ホンダ N-BOX+はいかがでしょうか。
初代N-BOXのバリエーションとして2012年から2017年まで販売されたN-BOX+は、床下まで伸ばされたリアハッチゲートを備えた大きくて低い開口部がポイント。
荷室に装備されるマルチボードとエンドボードを使ってスロープモードにすれば、自転車もラクに積み込むことが可能です。
またオプションのアルミスロープを追加すれば、持ち上げることなく押して積載が可能です。
トヨタ ルーミーは、ダイブインを備えた2列目で積載能力高め

ダイハツ トールのOEMとしてトヨタから販売されているコンパクトサイズのトールワゴンがルーミー/ルーミーカスタムです。
以前は、トヨタ店がルーミー、トヨペット店とネッツ店ではタンクが、それぞれ販売されていましたが、2020年のマイナーチェンジでルーミーに統一されました。
4mに満たない全長3,700〜3,725mmのコンパクトボディながら、室内は2,180mmの長さと1,355mmの高さを確保。
2列目シートはダイブイン機構を備えており、荷室から前席背後までフラットにすることが可能となっており、自転車を載せることも可能です。
スマートマルチセンターシートで大きな自転車も積み込める日産 セレナ

ミドルサイズのミニバンは、豊富なシートアレンジによって自転車の積み込みも可能です。
なかでも"スマートマルチセンターシート"を標準装備する日産 セレナの8人乗りは、2列目のシート間スペースを使って4名乗車で自転車を積載することができるほか、2列目シートをいっぱいまで前側にスライドさせることでも自転車を載せることができます。
2列目がキャプテンシートになる7人乗りも同様に、2列目を前側にスライドさせるか、2列目間のスペースを使って積載することができます。
ちなみに3列目シートは跳ね上げて収納するタイプになっています。
中古車でも大人気のコンパクトミニバン、トヨタ シエンタ

トレッキングシューズをイメージした特徴的なデザインと明るいボディカラーで、人気となった先代トヨタ シエンタ。
7人乗り仕様は、2列目シートをタンブルさせて折りたたみ、3列目シートをダイブイン格納することで、フラットで広いラゲッジスペースが現れます。
格納できる自転車は最大で26インチのマウンテンバイク2台。1台なら2列目の片側だけを折りたたみ、3人乗車での移動も可能です。
自動二輪も積み込める小さなチカラ持ち、ホンダ N-VAN

ホンダ N-VANは、2代目N-BOXのプラットフォームをベースに開発、2018年にデビューした商用車です。
軽バンに求められる使いやすさの実現のため、積み下ろしや運搬時の安定性を考えた大きな開口部と、キズがつきにくくフラットな床面を採用。
2列目シートを倒し、助手席をダイブダウンさせれば、最長2,635mmという自動二輪車も積載可能なスペースが現れます。
また2列目シートは左右で分割が可能なので、小さめの自転車なら3名乗車+自転車で移動することが可能と、働くクルマは、家族にも優しいクルマになっています。
自転車を積んで2人以上で移動できると生活の幅が広がる

クルマに自転車を載せることができると、ドライブ先でサイクリングを楽しんだり、ちょっとした買い物も自転車で向かうことができますし、急な天候の変化でお子さんが立ち往生していてもお迎えに行くことができるなど、さまざまなシーンで重宝します。
ファミリーカーを探している方は、”自転車の積載”という要素もアタマに入れて検討することで、より良いクルマ選びができるのではないでしょうか。