【2021年5月版】エブリイ中古車の最新相場と狙い目モデル9選!選び方も紹介

商用車としても乗用車としても使い勝手のいいエブリイは、新車だけではなく中古車でも人気のある車種です。
そこで、この記事ではエブリイについて、その魅力や価格相場、どのようなモデルやカラーが人気かなどを詳しく解説していきます。
- Chapter
- エブリイはどんな車?
- 中古車の価格相場の調べ方
- エブリイ中古車の狙い目モデル9選
- 相場価格と年式からみるおすすめモデル3選
- 年式と走行距離からみるおすすめモデル3選
- エブリイ中古車の選び方と注意点3個
- 手頃な相場価格で自分好みのエブリイの中古車を見つけよう
エブリイはどんな車?

スズキの「エブリイ」は4ナンバー登録の軽自動車(軽貨物車)です。貨物車ではありますが、大きく分けると乗用車タイプと商用車タイプに分けられます。
軽キャブバンとしては広い荷室サイズで、バッグドア、後席ドアの開口部も広く、高さのあるものや大きな荷物、長尺物もしっかり積むことができます。
ここからは、1982年に誕生した初代エブリイから最新のエブリイまでの特徴を見ていきましょう。
初代〜3代目エブリイ
初代エブリイは1982年に「キャリイバン・エブリイ」として誕生しました。
3年後には2代目が誕生して初代エブリイのF5A型エンジンからF5B型エンジンに変わり、そして1990年にマイナーチェンジでF6A型に変更しました。
3代目は1991年に誕生し、2年後にはオーディオが充実した「ジョイポップシリーズ」が追加され、1995年にキャリイバンの名称がなくなり、エブリイに統一されました。
4代目エブリイ
1999年に、3代目からフルモデルチェンジした、4代目のエブリイが誕生しました。
3代目エブリイとの違いはエンジン搭載場所で、3代目エブリイは後輪車軸の手前にエンジンが搭載されており、構造はリアミッドシップレイアウトになっています。
また4代目エブリイは、軽自動車規格が改正されたあとに誕生したモデルで、初めてのセミキャブデザインとなっています。
5代目エブリイ
5代目エブリイが誕生したのは2005年で、シリーズ初のインパネシフトが採用されました。
また、エブリイの4代目にはなかった「電動スライドドア」が装備されました。4代目に比べると全高が高く、ホイールベースも50mm延長されました。
さらに2006年には福祉車両用のエブリイ「乗降シート車」及び「車いす仕様車」が誕生しました。
6代目エブリイ
2015年に現行型の6代目エブリイが誕生し、9年半ぶりのフルモデルチェンジで、荷物スペースが拡大されるなど、使い勝手が良いものになりました。
エンジンも4代目から使われていたK6A型からR06A型へと変更されています。ボディは5代目よりも全高が高くなり、30kg軽量化されました。
さらに5代目に比べると衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポート」が装着され、予防安全性能、燃費性能も上がっています。
中古車の価格相場の調べ方

ここからはエブリイの中古車について、価格相場の調べ方を解説していきます。
中古車といっても、年式や走行距離、カラーによって価格が変わってきます。例えば、人気カラーや年式が新しいもの、走行距離が短いものは高くなります。
また、保証の有無、修復歴などでも価格は変わります。詳しく調べるときには中古車情報サイトを活用するといいでしょう。
エブリイ中古車の狙い目モデル9選
ここからは車選びドットコムに掲載されているスズキ・エブリイの中古車相場をもとに、エブリイの中古車の狙い目モデルを9選紹介します。
エブリイに限らず、人気カラーや年式が新しいもの、走行距離が10,000km以下のものは中古車であっても価格相場は高めになる傾向があります。
しかし、新車に比べれば中古車はコスパもよく、特にこだわりがないのであれば狙い目モデルを押さえておくといいでしょう。
相場価格と年式からみるおすすめモデル3選

まずは年式と相場価格から見たおすすめのモデル3つ紹介します。(※上記画像は2021年6月9日時点の情報)
中古車選びをする際は、はじめに年式からチェックしていきます。基本的に中古車は新しい年式ほど高く、古い年式ほど安くなります。
ただし、あくまで車両価格のみとなるので、カーナビやドライブレコーダー、ETCなどの内装装備、自賠責保険や場合によってはバッテリーやタイヤなどの消耗品など、約10万円程度は車両代にプラスされます。
以上のことをしっかり踏まえた上で、購入希望価格を考えておきましょう。
1:2017年式60万円台
まずは2017年式を見ていきましょう。
中古車情報サイト「車選びドットコム」の相場情報によると、4年落ち、2017年式のエブリイの平均相場価格はおよそ60万円台です。
60万円台で購入できるおすすめモデルは、エブリイPCリミテッドです。
竈突被害軽減ブレーキとデュアルカメラブレーキサポートを搭載しているモデルで、安全性能が充実していることがポイントです。
2:2019年式80万円台
2019年式のエブリイは2年落ちということで、平均価格相場は80万円台です。
2019年度の80万円台で購入できるおすすめモデルは、スズキ認定中古車のエブリイPA・3型で、本体価格は77万円です。
3:2020年式90万円台
2020年式エブリイの価格相場は90万円台です。エブリイの新車価格は96.8万円からなので、ほぼ新車と変わらないと言えます。
2020年式のエブリイのおすすめモデルは、スズキ認定中古車のエブリイPAリミテッド・3型です。
年式と走行距離からみるおすすめモデル3選

次は、年式と走行距離からみるおすすめのモデルを3つ紹介します。(※上記画像は2021年6月9日時点の情報)
走行距離は中古車を購入する上で必ずチェックしておくべきことの1つでしょう。一部例外もありますが中古車は、年式が新しくても走行距離が多いと価格は上がり、逆に年式が古くても走行距離が短いと価格は高くなります。
それらを踏まえた上で、中古車情報サイトでおすすめモデルを確認してみてるといいでしょう。
1:2017年式走行距離1〜30,000km
2017年式のエブリイの場合、平均走行距離は4~60,000km、4年落ちなので大体は走行距離が長めです。
その中で、走行距離が1〜30,000kmのものは価格相場もやや高めになります。おすすめのエブリイはPCリミテッドです。
2:2019年式走行距離10,000km未満
2019年式のエブリイの平均走行距離は1〜30,000kmなので、10,000kmを切る場合は価格相場が高くなります。
おすすめの2019年式エブリイの10,000km未満のモデルはスズキ認定中古車の3型、衝突試験軽減ブレーキ装備のエブリイPAです。
3:2020年式走行距離5,000km未満
続いて、2020年式の走行距離が5,000km未満のエブリイです。
おすすめの2020年式のエブリイ、5,000km未満のモデルはスズキ認定中古車の3型、キーレスリモコン、エアコン、パワステ装備のエブリイPAリミテッドです。
カラー別の狙い目モデル3選
次に紹介する狙い目モデルはカラー別です。
中古車選びは価格相場や年式や走行距離、オプションなど気になる点もありますが、それらをクリアした上で、好みのカラーを選んでいきます。
車には数多くのカラーがありますが、定番の白、黒、シルバーはエブリイに限らず人気があります。
その上で、エブリイの人気カラーを3つ紹介します。人気カラーはすぐに売れてしまうことがあるので、要チェックです。
1:人気のシルキーシルバーメタリック

エブリイで人気があるカラーのシルキーシルバーメタリックは明るいシルバーで傷や汚れが目立たないことで人気です。
派手さはなく、落ち着いたイメージで商用車として使うのにおすすめのカラーです。
こまめに手入れができない、忙しくて車の掃除がなかなか行き届かないなどの場合でも、このカラーなら目立たないでしょう。
そのため車の手入れが苦手、時間がないという人にもおすすめです。
2:重厚感のあるブルーイッシュブラックパール

ブルーイッシュブラックパールは定番の黒のボディで、光の反射によっては単なる黒ではなく、青く光るカラーが重厚感を感じさせます。
また、引き締め効果のあるブルーイッシュブラックパールはコンパクトにも見せてくれます。
定番カラーとしても黒は人気で、商用車、乗用車どちらでも使いやすいでしょう。また、エブリイのバンの形が黒とは相性がいいため、人気のカラーと言われています。
3:深みのあるクールカーキパールメタリック

クールカーキパールメタリックは新色として追加されたカラーの1つです。
深みのある渋めのグリーンは3色の中でも人気が高く、中古車で取り扱われると、即完売してしまう傾向があります。また、個性的なカラーでもあるクールカーキパールメタリックは、個性を出すのにもうってつけと言えるでしょう。
人気の白、黒、シルバーとは違う、落ち着いた色ながらも個性が出せるカラーはかっこよさも演出できます。
エブリイ中古車の選び方と注意点3個

では、ここからはエブリイの中古車の選び方、注意しておくべき点を紹介していきます。
中古車選びは初めての場合はどこに注意し、何に着眼点を置くべきかわからないこともあるでしょう。
せっかく良い中古車を見つけても、いざ乗ってみたら失敗したなどと後悔しないように、注意点をしっかり押さえ自分にあった中古車を選びましょう。
1:修復歴車は避けるのが無難
中古車でまずチェックしておいてほしいのが、「修復歴」の有無です。
何を修復したのかというのは販売店でもわかっていないことがあります。例えば、ちょっと壁に擦った傷や大きな事故(人身事故など)をおこした傷であっても、何の傷かわからないのです。
修復歴はないにこしたことはありません。ただし、販売店によっては修復歴を隠すこともあるので必ず確認しておきましょう。
2:バッテリー交換の必要性を確認
中古車を購入するとき、年式や走行距離などに気をつけても意外と見落としがちなのが、バッテリーなどの目に見えない部分の残量や劣化です。
良い中古車を手に入れ、早速走らせてみたらバッテリーが切れたなんてこともよくある例です。
バッテリーやタイヤなどの消耗品は購入店舗によって取り扱い方が変わってきます。新品に交換できるところもあれば、一切確認してくれないところもあるので、こちらから消耗品について確認しておく必要があります。
3:走行距離が極端に長い・短い車は要注意
次に気をつけておくことは走行距離が極端に長い・短い車です。
走行距離の目安は1年で10,000kmです。単純計算で5年乗れば50,000km、10年乗れば10,000kmです。
ただあくまでもこれは目安で、郊外か近郊に住んでいるかなどでも十分変わってきます。10年乗っても50,000kmという車もあります。
ただし、10年の車歴があるのに30,000kmしか乗っていない車はエンジンの劣化なども考えられるため、注意が必要です。
手頃な相場価格で自分好みのエブリイの中古車を見つけよう

軽バンとして人気のエブリイは、手頃な価格で手に入るということで商用車としてはもちろん、乗用車としてもコスパの良さから購入する人が増えています。
人気カラーのものはなかなか手に入らないこともありますが、細かくこだわらなければ、条件のいい中古のエブリイを手に入れることもできます。
価格相場、年式、走行距離、カラー、内装など必要な条件をしっかり考えた上で自分好みのエブリイを探してみましょう。