アクアの中古車を購入した場合の維持費|新車との違いについても解説

コンパクトなハイブリッドカーとして人気のトヨタ・アクアの中古車の維持費情報を説明していきます。
中古車市場では豊富な在庫があり、カラーも多彩で特別仕様車の在庫もあります。アクアはどんな車なのか、カラーや性能、中古車と新車の違いなどをわかりやすく説明しています。
アクアの中古車が安価と言われる理由

2011年に発売されてから人気のあるトヨタのアクアですが、中古車市場を見てみると程度の良い安価な車両が多くあるため、気になる方もいるでしょう。
それは、毎年多くの方が購入されているからと考えられます。
新車が多く販売されるとそれだけ中古車市場にも流通していき、車両価格も安くなっていく傾向にあります。これが安価と言われる理由の1つと言えるでしょう。
アクアの4つの特徴

人気車種にはその理由がいくつかあります。アクアの4つの特徴は以下があげられます。
1.カラーが充実している
2.燃費がいい
3.安全機能がついている
4.収納がたくさんある
それでは、それぞれの特徴を説明します。
1:カラーが充実している

他の車両と比較しても、カラーバリエーションが豊富であることが際立っているのがアクアと言われています。
現行型で13色展開(2021年5月時点)しており、今までのマイナーチェンジやモデルチェンジのときにもボディカラーの新色が出ています。
中古車であれば、歴代のアクアから自分の好きな色に出会えるでしょう。
2:燃費がいい
ハイブリッドシステムを使用しているアクアは、燃費がとてもいいと言われています。
アクアはTHSⅡ(Toyota Hybrid System Ⅱ)を搭載しており、モーターとエンジンの長所を活かして燃費向上と走りの性能を両立させています。
現行モデルのLグレードは、WLTCモードで29.8km/Lの低燃費を実現しています。
出典:走行性能|トヨタ
参照:https://toyota.jp/aqua/feature/?padid=from_aqua_top_feature_3#ft-perf
3:安全機能がついている

アクアは安全機能も充実しています。
Toyota Safety Senseが採用されており、ぶつからないをサポート、はみ出さないをサポート、夜間の見やすさをこの安全機能でサポートをしています。
これは衝突回避支援パッケージといって、レーザーレーダーや検知センサー、総合的な制御により事故の回避や衝突被害の軽減をサポートしているものです。
こういった安全機能が備わっていると運転しているときの安心感につながり、気持ちに余裕のある運転に繋がっていくでしょう。
4:収納がたくさんある
コンパクトなアクアですが収納はたくさんあり、ドライバーや同乗者のことを考えてくれている車と言えるでしょう。
車両前席には運転席側に3カ所、助手席側に同じく3カ所、フロントコンソールに1カ所の計7カ所の収納があるほか、後席にもリヤコンソールトレイが1カ所とシートバックポケット、買い物フックなど、最適な場所に便利な収納がいくつもあります。
この収納の良さからドライバーだけでなく、乗っている人全員への使い勝手の良さが考えられている車と言ってもいいでしょう。
アクアの中古車を購入した場合の維持費5つ

実際にアクアを中古車で購入した場合の維持費についてです。
1.自動車税について
2.車検代について
3.ガソリン代について
4.保険代について
5.消耗品購入費などその他の維持費
購入後の維持費にはこのような費用がかかると言われています。ここではこの5つについて詳しく見ていきましょう。
1:自動車税について
自動車には大きく3つの税金が関係してきます。自動車税、自動車重量税、環境性能割です。
環境性能割という言葉を聞いたことがないという人もいるでしょう。
これは令和元年10月から「自動車取得税」が廃止され、「自動車税環境性能割」が導入されました。これは燃費の良い車ほど税金が優遇されるという制度です。
環境性能割は、燃費基準値達成度に応じて決定し、新車、中古車を問わず、非課税、1%、2%、3%の4段階を基本としています。
アクアは燃費基準をクリアしている車両のため、自動車税と自動車重量税は減税対象、自動環境性能割は非課税となっています。
出典:「自動車取得税」が廃止され、「自動車税環境性能割」が導入されました|東京都主税局
参照:https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/kazei/car_zeikai.html
2:車検代について

車検代とは、法定費用、点検費用、修理交換費用の合計金額です。
中古車の場合は2年ごとに必要な検査のため、維持費にも関係してくるでしょう。
法定費用は、どこで車検を受けても変わらない費用ですが、自賠責保険料、重量税、印紙代などで50,000円ほどかかるようです。
点検費用は工賃や人件費のことを言いますが、この費用は受ける場所で異なってきます。
修理交換費用は交換しなければいけない部品があれば、その分の費用が加算されることになります。
3:ガソリン代について
ガソリン代には燃費が関係してきます。
燃費がいいとされるの基準は、ガソリン1Lでどのくらい走行できるかで決まりますが、アクアは34.4~38.0km/Lとされているため、低燃費であり節約もできる車といっても過言ではないでしょう。
ちなみに、アクアは1回の給油で36Lを満タンにすると、航続距離は走行状況にもよりますが約800km以上は走ると言われています。
出典:燃費良い車選びに失敗しないためのポイントとおすすめの車種|トヨタカローラ博多
参照:https://www.corolla-hakata.jp/recommend/nenpi
4:保険代について

保険代は自賠責保険と任意保険の2種類があります。
自賠責保険は入る義務がある保険で、任意保険はその名前の通り、保険会社等が取り扱いをしている任意で加入する保険です。
出典:自動車損害賠償保障法|e-Gov 法令検索
参照:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=330AC0000000097#B
■自賠責保険
自賠責保険とは、交通事故による被害者を救済するために、加害者が負うべき経済的な負担を補てんすることにより、基本的な対人賠償を確保することを目的としています。すべての自動車に加入が義務付けられています。
加入方法は車両販売店などで取り扱っており、期間と費用は自家用自動車だと、24ヶ月で20,010円、36ヶ月で27,180円です。自賠責保険に加入していないと罰せられるので注意しましょう。
出典:自賠責保険について知ろう!|国土交通省
参照:https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/04relief/jibai/insurance.html
■任意保険
任意保険は、自賠責保険から支払われる額を超えた損害、他人の自動車や建物等の物、運転車や同乗者の怪我、自分の車の損害に対しての支払いを対象としています。
任意保険の保険料はそのプランによってさまざまですが今回は一例として、35歳、ゴールド免許、年間走行距離6,000km、20等級で試算してみましたので参考にしてください。
概算の保険料は、車両保険なしで18,020円、車両保険ありで34,320円となりました。細かい条件設定やネット割引などもありますので、自分にあった保険を探してみましょう。
出典:トヨタ アクアの保険料っていくら?|ソニー損保
参照:https://www.sonysonpo.co.jp/auto/guide/agde203.html
5:消耗品購入費などその他の維持費
維持費の最後に説明するのが、消耗品や駐車場代です。見落としがちですが、維持費にかかる費用の1つで、新車、中古車にかかわらずかかってくるでしょう。
消耗品は主にタイヤ交換、バッテリー交換、オイル交換、ブレーキ交換などから、ワイパー交換、ウォッシャー液、エアクリーナー、洗車代など数百円から数万円の費用がかかります。
交換することで快適な運転ができますので、それぞれ適切な時期に交換していくことが大切です。駐車場代は地域や住まいによって変わってくるため、予め確認しておきましょう。
アクア購入時の中古車と新車の違い

中古車と新車を購入する場合、違いはどこにあるのでしょうか。今回は、車両価格の違いと維持費の違いで見ていきます。
自分が納得する買い物をするためにも、中古車と新車の比較は重要になる方も多いでしょう。ここでしっかり確認しましょう。
車両価格の違い
2021年5月現在、グレードなどによりますが新車の場合約1,810,000円〜約2,450,000円で販売されています。
中古車の相場だと、約530,000円〜約1,950,000円となっていて、2011年から発売されているモデルだけに価格帯も広くなっていることがわかるでしょう。
出典:価格・グレード|トヨタ
参照:https://toyota.jp/aqua/grade/?padid=from_aqua_top_navi-menu_grade
維持費の違い

維持費については、乗り方などによって変わってきます。
中古車を選んだからといって、運転する機会が少なければそれほど車に負担をかけていないため、メンテナンスに関わる費用などは少なく済みますし、反対に新車で購入して毎日長距離・長時間運転したりしていると、その分の点検費用や部品交換が発生し、高額になってしまう可能性もあります。
どちらにしても、費用を抑えたい場合はできる限り乗り方などに配慮するといいでしょう。
中古車にエコカー減税は適用される?
エコカー減税は、令和3年度税制改正において、軽減対象となる排出ガス基準・燃費基準等が見直されたうえで、自動車重量税は2023年4月30日まで延長されました。
しかし、エコカー減税は新車購入時の特典のため、中古車購入時には適用されないので注意しましょう。
出典:エコカー減税(自動車重量税)|一般社団法人日本自動車工業会
参照:https://www.jama.or.jp/tax/exemption201205/
アクアの中古車維持費をチェックして購入を検討しよう

コンパクトで燃費も良いアクアは、中古車と新車を比較したときに維持費に大きな違いはあまりありません。
ただし、中古車で購入する際はエコカー減税が適用されないので注意しましょう。
中古車であれば歴代モデルから好きなカラーを選ぶことや、特別仕様車もありますので、新車で検討している方でもぜひ参考にしてみてください。