【2021年】アクア中古車の価格相場はいくら?狙い目モデルと選び方を解説

トヨタ・アクアは、街中でも取り回しのしやすいコンパクトサイズと、圧倒的な低燃費性能を備えることなどから、発売開始から10年が経った今でも人気を集めている車。先日フルモデルチェンジが行われたことで、今再び注目されている一台です。
今回は、車選びドットコムに掲載されているトヨタ・アクアの中古車相場をもとに、価格や年式、走行距離などの観点から掲載台数が多くて狙い目なアクアの中古車を紹介していきます。
トヨタ・アクアとはどんな車?

トヨタ・アクアは、トヨタを代表するプリウスのファミリー車種として生まれたハイブリッドコンパクトカーで、2011年に販売を開始しました。
2021年7月に初めてのフルモデルチェンジが行われ、新たに2代目モデルが登場しました。現行型のグレードはZ、G、X、Bがあり、それぞれ2WDと4WD(E-Four)が用意されています。
ハイブリッドカーというだけあって燃費の良さは抜群で、現行の2代目アクアでは全グレードでWLTCモード30.0km/L以上の低燃費を実現。エントリーモデルのB(2WD)が最も燃費が良く、そのWLTCモード燃費は35.8km/Lという数字を叩き出しています。
その圧倒的な燃費性能とプリウスファミリーというイメージから、発売当初から今まで人気を集めている一台です。
価格と年式から見た、おすすめのアクア中古車

まずは、「年式と価格相場」から見た狙い目のアクアの中古車を紹介していきます。
2021年11月時点の中古車物件価格分布表から「価格と年式」の条件で、特に分布の多いところをピックアップしていきます。(※上記画像は2021年11月4日時点の情報)
出典:アクア(トヨタ)の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム(車選び.com)】
選択肢が多いのは2018年。価格帯は100〜140万円台
2018年式は掲載車両が多く、好みの一台を探しやすくなっています。価格帯はほとんどが100万円台で、数は少ないですが100万円以下で探せることもあるのでまずはここから探してみると良いでしょう。
2018年は一部改良が行われており、「Toyota Safety Sense」のプリクラッシュセーフティ(レーザーレーダー+単眼カメラ)の検知対象に昼間の歩行者を追加、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)のオプション設定が追加されるなど、安全性能が向上しているのがトピックです。
先進安全技術の搭載を重視したい方にとっても、おすすめの年式と言えます。
2016年式ならこなれた価格に
初代アクアのマイナーチェンジは2017年に行われているため、マイナーチェンジ前の2016年式モデルの中古車は多数掲載されています。
マイナーチェンジによって変わったのはエクステリアデザインやボディカラーなどが主となりますが、価格帯が比較的安く、本体価格100万円以下となっている車両も多いので、初期費用を抑えたい方にはおすすめ。
アクアの売りである燃費の良さは初代前期のモデルであっても健在で、JC08モード33.8〜37.0km/Lという性能を誇ります。
新しめの車両を選ぶなら2019年式がおすすめ
新しめの中古車を選びたいのであれば、2021年式はまだ中古車があまり出回っていないため、2020年式か2019年式が選択肢となります。
どちらも価格帯は140万円以上が多数掲載されており、高いものは220万円ほどとなっています。
2020年には一部改良が行われていますが、主な変更点はタイヤ・アルミホイールが16インチ標準となったこと、「ナビレディパッケージ」を標準装備したこと、「G」グレードにおいて従来オプション設定だったインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]が標準装備となったこと。また、一部グレードのボディカラーも追加・廃止されています。
好みのボディカラーを選びたいなど、こだわりがあるなら2020年式でも良いのですが、2019年式ならほとんどの掲載車両が200万円以下となっており、わずかですが購入費用を抑えることができます。
年式と走行距離から見た、おすすめのアクア中古車

続いて、「年式と走行距離」から狙い目のアクアの中古車を紹介していきます。
2021年11月時点の中古車物件価格分布表から「年式と走行距離」の条件で、特に分布の多いモデルをピックアップして解説しています。(※上記画像は2021年11月4日時点の情報)
出典:アクア(トヨタ)の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム(車選び.com)】
走行距離1万km未満で、新しいものを選ぶなら2020年式
アクアの中古車においては、走行距離が1万km未満の車両はあまり多くなく、選択肢としては2018〜2020年式が主になります。
2018年以降の一部改良ではデザイン面での変更がメインとなるため、好みのデザインや新しい年式にこだわるのであれば2020年式を選ぶのがおすすめです。
価格帯は150万円から200万円ほど。できるだけ購入費用は抑えたいところですが、続いて掲載台数の多い走行距離1〜2万km台のアクアも大体同じ価格帯となるため、2020年式を買うならこのくらいの費用がかかると認識しておいた方が良いでしょう。
2019年式なら1〜2万km台の車両が豊富
2019年式になると中古車の車両数は多くなってきますが、やはり走行距離が1万km未満のものは少なく、多くは1〜3万km台の中古車から選ぶことになります。できるだけ状態のいい車両を選ぼうと思うなら、1〜2万km台から選ぶのがおすすめです。
価格帯は140〜160万円の間で販売されている中古車が多く、2020年式に比べるとやや手頃に。安いものは100万円以下で見つかることもあります。
2018年式
中古車掲載台数が豊富な2018年式のアクアも、走行距離は1万kmから6万kmほどの車両が多数掲載されています。中でも掲載数が多く、価格もこなれてくるのが2〜3万km台の中古車。主な価格帯は110〜150万円ほどで、安いものは80万円台、高いもので190万円台と幅広くなっています。
先述したとおり、2018年式以降は先進安全技術の内容がより充実していることから、機能としては十分な性能を搭載。価格と車の状態、機能面を総合的にみてバランスが良い中古車だと言えます。
カラーリングで選ぶ、アクアの狙い目中古車
最後に、本体色の系統ごとにアクアのおすすめ中古車を紹介していきます。
ベーシックな白・黒やシルバーから、鮮やかな赤や青、イエローといった個性的なカラーまで、これまでに多数のボディカラーが展開されてきたアクア。老若男女を問わず多くのユーザーに支持されているのは、その豊富なカラーラインアップから好みの一台を見つけやすいことも一因です。
車選びドットコムでは本体色から中古車を検索できるので、お気に入りの色のアクアを探してみましょう。
白・黒を凌ぎ、シルバーが多いのが特徴

一般的には白や黒といったカラーが一番人気で、シルバーはその次となることが多いのですが、アクアにおいてはシルバーが最も中古車の掲載台数が多くなっています。2021年11月現在、車選びドットコムでは1078台の中古車が掲載されています。
その理由としては、アクアは商用車としてビジネスシーンでも使用されることが多いため。ベーシックグレードのBが主に商用車として使われる傾向にあるようです。
現行型ではシルバーメタリックが用意されており、もちろん無償色となります。
ベーシックなホワイトカラーはパール入りが人気

人気の高い白系のボディカラーですが、2代目アクアでは3色ものホワイトカラーのバリエーションが用意されています。中でも人気なのがパールが入ったホワイトで、2021年11月現在、車選びドットコムでは白・パールホワイトを合わせた掲載台数1145台のうち、772台がパールホワイト系のボディカラーとなっています。
現行型ではプラチナホワイトパールマイカが用意されており、+33,000円(税込)の有償色となります。中古車の場合は「ホワイトパールクリスタルシャイン」という名称の場合もあります。
(写真はスーパーホワイトⅡ)
ブルー

歴代のボディカラーの中でも、2017年のマイナーチェンジの際にイメージカラーとして掲載されていたのがブルー系のカラー(クリアエメラルドパールクリスタルシャイン)でした。その爽やかなイメージが印象に残っている方も多いでしょう。
2021年11月現在、車選びドットコムの中古車掲載台数は673台を数え、鮮やかで個性的なカラーながら人気を集めています。
現行型ではダークブルーマイカメタリックが設定されており、こちらは無償色。かつて初代では特別仕様車の「S"Style Black"」のみに設定されていた限定色でしたが、2代目では標準でラインアップされています。
まとめ

2021年7月にフルモデルチェンジが行われたことで、先代の1代目モデルは今後も中古車市場に増えていくことが予想されます。そのため、豊富な選択肢の中から車選びをすることができます。
先代モデルであっても燃費性能は十分で、デザインやカラーも豊富なので、中古車であっても満足のいく買い物がしやすいはず。予算や車の状態、カラーなどの条件に優先度をつけつつ、ぜひ気に入る一台を見つけてみてください。