中古で日産 ルークス/デイズルークスを買うならこのモデルがオススメ!

軽スーパーハイトワゴンの初代ルークスは、スズキから供給を受けるOEMモデルとして登場しました。
その後、日産と三菱のジョイントベンチャーであるNMKVで開発されたデイズルークス、そしてNMKVの手による現行ルークスにつながっています。
天井まで見上げるほど広い車内や積載性の高さにより、ファーストカーとして使えるのが魅力です。
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- 車内の広さはもちろん、背の高い荷物も容易に積める
- 軽スーパーハイトワゴンとして誕生
- 予算が許せば、最新版「プロパイロット」を備える現行型ルークスがベストチョイス
- 街中中心ならNAエンジンでも不足なし。ニーズに応じてターボを選択したい
車内の広さはもちろん、背の高い荷物も容易に積める

近年、新車販売のうち4割近くを占めているのが軽乗用車です。パッケージングの進化や走行性能の向上、先進安全装備の採用などによってファーストカーして使う人も増えているのではないでしょうか。
なかでも圧倒的に人気なのが軽スーパーハイトワゴンといわれるクラスで、1,700mmを超える高い全高が特徴です(1,800mmクラスもある)。
高めの全高を活かして、室内に開放感をもたらすだけでなく、シートの着座位置をセダンタイプなどよりも高めにすることで、高効率な空間を生み出すことができます。
後席には両側スライドドアを備え、低めのフロア(ステップ)と高めの全高により楽に乗降できます。
また、自転車などの背の高い荷物も容易に出し入れ可能。急な雨が降っても、自転車で出かけた子どもを迎えに行くというニーズも満たしてくれます。
ほかにも、車中泊を含めたアウトドアの相棒としても使うなど、ユーティリティプレイヤーのような高い万能性を備えています。
いっぽうで軽乗用車はボディサイズに制約があるため、まるで上に伸びたような、土地が限られている狭小住宅を想起させます。
そのため高速道路などで外乱の影響を受けやすく、横風安定性などの操縦安定性は背の低いモデルよりも不利になるなど、走りには一定の制約があります。
こうした美点や欠点は、日産 デイズも例に漏れません。
軽スーパーハイトワゴンとして誕生

初代は前身のパレットと同様にスズキから供給を受けたOEMモデルで、軽スーパーハイトワゴンとして誕生。
日産と三菱自動車の協業により生まれた2代目は、車名にデイズの冠をいただき、デイズルークスを名乗っていました。
2020年に現行ルークスにスイッチし、デイズルークスは販売を終えています。

また、現行ルークスは320mmものロングスライドを後席に採用することで、後席に座る子どものお世話がしやすいなどの利点があります。
軽乗用車は、リヤオーバーハングの短さから後方からの衝突(後突)への不安が残る人も多いでしょう。こうした後席のロングスライド機構を備えたモデルなら、前寄りにスライドさせても足元には余裕が残ります。
安全面や積載スペースの確保からも、後席を前側にスライドさせて座る手もあります。
予算が許せば、最新版「プロパイロット」を備える現行型ルークスがベストチョイス

現行ルークスは2020年2月に登場したモデルで、中古車市場でも高値で安定しています。
「プロパイロット」は従来からの単眼カメラに加えて、ミリ波レーダーにより先行する2台前の車両も検知可能になり、「前方衝突警報」を軽で初採用するなど、コンパクトカー(登録車)顔負けの先進安全装備を備えています。
走行距離が短い物件は、予算が許せば狙いたいところです。
いっぽう、先代デイズルークスも軽やコンパクトカーのなかでもいち早く衝突被害軽減ブレーキを設定しています。
とくに、2015年の一部改良で、衝突被害軽減ブレーキや踏み間違い衝突防止アシストなどが全車標準化されていますので、先代デイズルークスを狙う場合は、先進安全装備を備えたモデルをマストとしたいところです。
街中中心ならNAエンジンでも不足なし。ニーズに応じてターボを選択したい

デイズ(デイズルークス)には、基準車とカスタム系の「ハイウェイスター」があり、押し出し感のある後者の方が人気です。
デザインの好みは人により異なるでしょうから、予算はもちろん、先述した先進安全装備の有無、走行距離や程度、ボディカラーなどで選択すればいいでしょう。
ターボかNAエンジンかで迷った場合は、4人乗車や高速道路を使う機会が多い、荷物をたくさん積むなら前者を、2人くらいまでの乗車が大半で街乗り中心であれば、燃費もいい後者で十分でしょう。