中古でマツダ・アテンザを買うならこの車種がオススメ!

長い歴史を誇ったマツダ・カペラの実質的な後継モデルとして、2002年5月に誕生したのが、アテンザです。
当時のキャッチフレーズ「Zoom-Zoom」を具現化した第1弾モデルであり、次世代商品第1弾でもありました。
現在の3代目は、2019年7月の一部改良時に、グローバルで使われている車名のMAZDA6に変更されています。
初代は「Zoom-Zoom」を具現化した第1弾

黄色の訴求色をまとった初代は、同社のブランドメッセージである「Zoom-Zoom」を具現化した最初のモデルとしてリリースされました。
新開発プラットフォーム、新設計の前後サスペンションが採用されるなど、次世代商品群の第1弾です。
当時、フォード傘下にあったマツダが開発を主導した2.0Lと2.3Lエンジンに、トランスミッションはATを組み合わせ、駆動方式はFFのみでした。

ボディタイプは、5ドアのスポーツ、4ドアのセダン、スポーツワゴン(ステーションワゴン)を設定。
新世代を名乗るにふさわしく、マツダらしくハンドリングに優れたモデルで、走りの良さとスポーティなエクステリアが印象的でした。
なお、初代(セダン)のボディサイズは、全長4670×全幅1780×全高1430mmで、日本での取り回しに配慮し、全幅が1.8m以下に抑えられていました。
2005年6月のマイナーチェンジでは、マツダスピードアテンザが設定されています。
初代は、年代的にも物件数がかなり少なく、現実的な選択肢にはなり得ません。
さらに進化した「Zoom-Zoom」

2008年1月に全面改良を受けた2代目も4ドアのセダン、5ドアのスポーツ、ステーションワゴンのスポーツワゴンをラインナップ。
「Zoom-Zoomのさらなる進化」を掲げ、ダイナミックなエクステリアと走りに磨きを掛けています。
デザインテーマは「Bold & Exquisite(大胆かつ精妙な佇まい)」で、日本の美意識を抱かせる造形が与えられるなど、現在のマツダ車にも通じるテイストが表現されています。

新開発の2.5Lエンジンは、新たに搭載された「AAS(Active Adaptive Shift)」により滑らかな変速フィールも実現しています。
また、初代でやや狭く感じられた後席の快適性も改善。足元(膝前)スペースが13mm拡大し、セダンとスポーツワゴンが519L、スポーツが510Lという荷室容量を確保するなど、積載性も向上。
先進安全装備では、後方から接近する車両を知らせる機能やレーダークルーズコントロールなどが採用されています。
中古車市場での物件数は、2代目になってもかなり少なく、現実的な選択肢になるのは、3代目になります。
「魂動デザイン」と「SKYACTIV」技術を採用した現行型(旧アテンザ)から選びたい

3代目は、「魂動(こどう)」デザイン、新世代技術の「SKYACTIV(スカイアクティブ)」を擁し、最上級モデルとして2012年11月に発売されました。
ボディタイプは、セダンとステーションワゴンに収斂され、デザインテーマである「魂動デザイン」による洗練された雰囲気が魅力です。
エンジンは、分厚いトルクと燃費の良さ(22.4km/L/6MT)を誇る2.2Lディーゼルをはじめ、2.0Lガソリンを設定。
トランスミッションは6ATと6MTが用意されています。

衝突被害軽減ブレーキを含めた当時最新の先進安全装備も搭載。
走りから居住性、積載性、安全性まで全方位において大幅な進化を遂げる一方で、ボディサイズ(セダン)は、全長4860×全幅1840×全高1450mmと初代よりもひと回り以上大きくなっています。
なお、2014年11月に大幅改良を、2016年8月と2017年8月には一部改良を、2018年5月にも大幅改良を受けるなど、毎年のように改良するイヤーチェンジのようなサイクルにより、常に新しい商品をディーラーに並べるという戦略を受けています。

度重なる改良を受けてきた現行型(旧アテンザ)。
予算が許せばより新しい世代にするほど、最新のデザインだけでなく先進安全装備を享受できます。
また、パワートレーンにもこまめに手が入れられているので、新しいほど洗練された走りを享受できるのも間違いありません。
セダンかワゴンかは、好みやニーズで決まるでしょう。
長距離を走るのならやはりディーゼルエンジンを、街乗り中心であればガソリンでも不足はないはずです。