大化け必至!10年後に高値で売れるかも!? 今後、価値が出そうな国産スポーツカー5選

海外からの需要増、生産終了、レトロブーム、そしてゲームやアニメの影響などが複合的に作用した結果、国産中古スポーツカーの価格が高止まりしています。
以前なら、手が届いたかもしれないスープラ(80)、スカイラインGT-R、RX-7(FD)なども、いまではおいそれと手が出せません。
そんな人気車種に続いて、今後人気が高まりそうなスポーツカーを5台ピックアップして紹介します。
- Chapter
- スポーツカーに厳しい時代、それでも人気が続く理由
- トヨタ スープラ|まもなく生産終了?いまこそチェックしたい1台
- ホンダ S660|小さくても本格派、走る楽しさが詰まった軽スポーツ
- 三菱 ランサーエボリューションX|ラリー仕込みの4WDターボはいまも熱い!
- トヨタ GRカローラ|世界限定500台のMORIZO Editionは高騰必至!?
- 日産 GT-R|もう買えない?超レアモデルはすでにプレミア価格
- 将来的に高くなるかも?でも過信は禁物です
スポーツカーに厳しい時代、それでも人気が続く理由

燃費や騒音規制など、スポーツカーを取り巻く環境は年々厳しさを増しています。たとえ規制をクリアできても、今度は開発費などの採算性も無視できません。
さらに市場で一定のニーズが見込めても、メーカーの事情で生産終了の憂き目に遭うこともあります。
そんな事情から生産を終えたスポーツカーでも高値を付けている車種は数多くあります。ここでは、10年後に価値が出そうなモデルを5台ピックアップします。
トヨタ スープラ|まもなく生産終了?いまこそチェックしたい1台

トヨタ スープラは、2026年春をもって生産を終了します。すでに「A90 ファイナルエディション」の抽選申込は終了していて、販売店によってはカタログモデルのオーダーが可能になっているようです。
中古車の流通量は少なく、走行距離が6万kmを超えたような個体でもそれほど値崩れしていません。
トランスミッションは、8MTの比率がかなり低く、8ATのほうが値上がりしやすいといえるかもしれません。
2020年以降の3.0L直列6気筒ターボを積む「RZ」は、最高出力285kW(387PS)/最大トルク500Nmという強力なアウトプットで、豪快な加速フィールを堪能できます。
ホンダ S660|小さくても本格派、走る楽しさが詰まった軽スポーツ

ホンダ S660は、MRレイアウトを採用する本格派。オープン2シーターという趣味性の高いモデルで、ソフトトップを取り外してオープンにすれば低速域でも爽快な走りが楽しめます。
軽自動車なのでエンジンの最高出力は自主規制値の47KW(64PS)ですが、チューニングして楽しんでいる人もいます。S07A型エンジンの高回転型ターボと6MT(CVTも設定)の組み合わせにより、痛快な加速を享受できます。
中古車市場での価格は安定していて、とくにホンダのカスタムブランドであるModulo(モデューロ)がチューニングを行った「Modulo X」の人気ぶりが目を惹きます。
三菱 ランサーエボリューションX|ラリー仕込みの4WDターボはいまも熱い!

三菱 ランサーエボリューションは、同社のラリーシーンを牽引してきました。ランサーエボリューションXは、その最終モデルです。
車両運動統合制御システム「S-AWC」と、最高出力206KW(280PS)/最大トルク422Nmというハイパワーターボエンジンの組み合わせで、ラリー以外のモータースポーツでも人気のベース車であり続けています。
中古車市場での物件数はそれなり。販売終了からすでに約10年が経過していますから今後増えるかは未知数ですが、同社のみならずほかのメーカーからもこうしたセダンの4WD系ハイパワースポーツカーが出る可能性(少なくても純ガソリン車では)は低く、年月を重ねるごとにレア度が高くなりそうです。
最高出力、最大トルクともにアップした「ファイナルエディション」や走行距離の短い「GSR」が人気です。
トヨタ GRカローラ|世界限定500台のMORIZO Editionは高騰必至!?

Cセグメントの5ドアハッチバックであるトヨタ GRカローラは、高いスポーツ性能と実用性と両立する貴重なモデルとなっています。
とくに限定車の「MORIZO Edition(モリゾウエディション)」は、後席を取り払うなど軽量化を追求したスパルタンな仕様で、70台限定という希少価値も高い1台です。
715万円という新車販売価格でしたが、ごくわずか出回っている中古車市場では、すでに100万円以上のプレミアが付いています。
台数の少なさもあって今後さらに価格が高騰する可能性、少なくてもプレミアが付いた状態が維持されるかもしれません。
日産 GT-R|もう買えない?超レアモデルはすでにプレミア価格

新規の注文受付を終了した日産 GT-R。北米やヨーロッパでも販売されているので、R32やR34ほどの希少性はないものの、国内で販売された台数は2万台弱。
すでに5000万円超の値付けとなっている物件もあり、10年後にプレミアが付いても不思議ではありませんし、
とくに、「NISMOスペシャルエディション」や「トラックエディション engineered by NISMO」などの希少価値の高い仕様はなおさら高騰する可能性が高いでしょう。
将来的に高くなるかも?でも過信は禁物です

今回の5台に限らずスポーツカーだからといって、かならず高騰するとは言えません。
既存車であっても政策などの変更により各種規制が厳しくなり、公道で乗れなくなる可能性も完全に否定はできないでしょうし、そうなると暴落する可能性もあるのです。
とはいえ今回取り上げた5台は、現状を考えるとプレミアが付く可能性がおおきいと思います。