ランクルよりもデカい!フルサイズピックアップトラック、タンドラの維持費を徹底解説
夏以降、全国のトヨタで購入できるようになる北米生まれのフルサイズピックアップトラック、トヨタ タンドラ(TUNDRA)。
本国では、ハイブリッド仕様もラインナップされていますが、日本で販売されるのは3.4L V6ターボエンジンのみ。
全長6m近いボディに3.4Lエンジンを積んだタンドラを所有する際、必要になるお金とランニングコストについて解説します。
- Chapter
- 全国のトヨタディーラーで買える!タンドラとは
- 意外に安いタンドラの維持費【税金】
- タンドラの維持費【自動車保険】
- 車検
- タンドラの維持費【燃料代・その他】
- 欠点を補ってあまりあるフルサイズピックアップならではの存在感
全国のトヨタディーラーで買える!タンドラとは
2026年4月から都内の一部ディーラーで販売が開始、夏以降は全国のトヨタディーラーでも販売されることになるタンドラは、北米工場で生産されるフルサイズのピックアップトラックです。2000年に初代が発売され、現行型は2022年発売の3代目です。
トランプ政権の意向に沿って実現した新制度「米国で製造され、米国の安全性に適合する車両について、日本国内で追加の試験を行わずに販売できる」仕組みによって、タンドラはほぼ北米仕様のままユーザーの手に届くことになります。
本国ではガソリンとハイブリッドが用意されますが、日本で販売されるのは3.4LのV型6気筒ツインターボに10ATの組み合わせのみで、駆動方式はパートタイム4WDです。
グレードは本革シートなど豪華装備が施された「1794EDITION」のみで、新車価格は1200万円!となっています
北米を象徴するフルサイズピックアップトラックを、本国仕様で乗れるというのはファンには嬉しいポイントであるものの、本国仕様のヘッドアップディスプレイと国内向けナビの連携ができなかったり、トヨタのコネクティッドサービスの利用も不可、さらにセンターディスプレイの表記が英語など、使いにくさを感じる面が残されています。
とはいえ、この手の商品を好んで買うユーザーには、そんなあたりも訴求ポイントだったりするので、いちがいに否定するものではありません。
日本では、その圧倒的な存在感と高い走行性能が魅力となるタンドラの気になる維持費について解説します。
意外に安いタンドラの維持費【税金】
自動車税(種別割)
自動車税は、毎年4月1日時点の車検証上の所有者に、その年度ぶんの全額が課税されます
荷台のあるタンドラは、3.4リッターという大排気量エンジンを搭載していますが、登録は貨物自動車(1ナンバー)なので自動車税は1万6000円。同じエンジンのランドクルーザー300は、普通乗用車(3.5Lクラス)登録なので年額5万7000円になります。
ちなみに自動車税は滞納すると延滞料が発生するので、かならず指定期間内に納めるようにしましょう。
※グリーン化税制
グリーン化税制とは、主に窒素酸化物や粒子状物質の排出量を抑制するための自動車環境対策として導入された環境配慮型税制で、自動車の環境負荷に応じて税率を減税または重課税する特例措置です。
減税は、購入した翌年度の1年間だけ適用される優遇措置のため、購入から2年目以降は通常の税額に戻ります。
タンドラは、税率を低く(軽課)する対象ではありません。しかし、初回新規登録から13年を経過すると、自動車税の税率が高くなります。
自動車重量税
自動車重量税は、車検時に支払う税金です。
タンドラは1ナンバーの貨物車扱いとなるため、初年度が2年、それ以降は1年ごとの車検が必要で、重量税は年間1万6400円となります。
普通乗用車のランクル300の場合、車検は初年度が3年、以降は2年ごとになり、重量税は2年ぶんで4万1000円(GX/AX/VX)〜4万9200円(ZX/GR SPORT)。比較のため1年ぶんで計算すると、2万500円〜2万4600円です。
この費用は継続車検を受ける際に必須のもので、未納の場合は車検を受けることができません。
タンドラの維持費【自動車保険】
自賠責保険(強制保険)
⾃賠責保険は、⾃動⾞、バイク(⼆輪⾃動⾞、原動機付⾃転⾞)を運⾏する場合に、法律(⾃動⾞損害賠償保障法)によって加⼊が義務づけられている保険(強制保険)です。
車検を受けるためには必須で、いわゆる法定費用のひとつです。車種や契約月数によって国が定めており、日本国内のどこで加入しても同額です。
自家用普通貨物車(最大積載量2t以下)に分類されるタンドラの自賠責は、12か月で1万6900円。一般的には、車検期間中に保険が切れないようプラス1か月で加入するケースが多く、その場合は1万7860円(13か月)です。
普通乗用車のランクル300は、24か月で1万7600円なので、タンドラはほぼ倍の保険料になります。
任意保険
自賠責保険で対応できるのは対人賠償のみ、また支払い最高額も4,000万円と、現実とは乖離しつつある金額とも言わざるを得ません。
この金額以上の賠償や、相手の車を事故で壊してしまったり、道路交通標識や電光掲示板、ガードレールなどの建造物を破壊しまったときに頼りになるのが任意保険です。
自賠責保険では足りない部分に必要な保証を、任意で追加・選択することができます。
任意保険に入ってるから大丈夫ではなく、条件などによっては、使えないということを避けるためにも保険は、ディーラーや保険代理店で説明を受けて加入しましょう。
車検
1ナンバー登録の貨物車扱いとなるタンドラは
初回車検:2年
2回目以降:毎年車検
となります。
整備費用は、5万円前後というのが目安で、そこに法定費用や油脂類交換などを含めると、総額はおおよそ12万円前後〜になっています。
なお、この車検費用は店舗によって異なるため、事前見積もりを取ることをおすすめします。
車検費用を抑えるならユーザー車検という選択肢もアリ
費用を抑えたい場合は、自分で車検場へ持ち込む「ユーザー車検」という方法もあります。
「ユーザー車検」では、光軸調整など予備検査:約2,000円前後にくわえて、車検場の検査ライン使用料:2000〜3000円(都道府県によって変わります)程度で済むケースもあります。
ただし、メーカー保証が残っている場合は、正規ディーラーで車検を受けたほうが安心でしょう。
タンドラの維持費【燃料代・その他】
フルサイズピックアップトラックの燃費は?
タンドラの維持費で特に気になるのがガソリン代です。
搭載される3.4L V6ツインターボエンジンは、最高出力290kW(394PS)、最大トルク649Nmを発生する高性能ユニットですが、レギュラーガソリン仕様なのは嬉しいポイントです。
燃費は日本向けのカタログには記載がないので、北米のホームページで公開されている燃費(MPG)を参考に、1974 Edition(4×4)の燃費割り出してみました。
平均燃費:約8.1km/L
高速道路:約9.4km/L
市街地:約7.2km/L
上記のスペックをもとに年間のガソリン代(レギュラーガソリン:169.2円/L)を計算すると、走行距離1万kmの場合、約1,235Lのガソリンが必要で、年間のガソリン代は約2万9000万円となります。
昨今の低燃費車に比べるとかなりの出費ですが、フルサイズピックアップの4WD車として考えると許容範囲だと思います。
※ガソリン価格は経産省資源エネルギー庁2026年5月20日発表資料を参考
タイヤは高い
年間の走行距離が多い人や、オフロードでガシガシ乗りたい人などが維持費で見落とせないのがタイヤ交換費用です。
純正のタイヤサイズは、265/60R20と大径。オールテレインタイヤを選ぶと、有名メーカー製なら1本あたり5万円前後することもあります。
交換工賃や廃タイヤ処分費用を含めると、4本交換で20万円以上を見込んでおいたほうがよいでしょう。
また、タンドラは車重が3トン近くある大型車のため、価格だけでタイヤを選ぶのは危険です。ロードインデックスや耐荷重性能を確認して選ぶことが重要です。
月極駐車場ユーザーは苦労しそう
タンドラを日本で維持するうえで、問題になるのが駐車場です。車両の購入検討時にあわせて駐車スペースの確認をしておくことが重要です。
カタログに記載されるボディサイズは、全長5,930mm×全幅2,030mm×全高1,980mmと大きく、当然ながら立体駐車場や機械式駐車場は使えませんから、必然的に平置きの駐車場になります。
ただし駐車場によっては断られるケースもあり、そんなときはトラック可などの駐車場を探すことになります。
トラック可になると1台の占めるスペースが大きくなるため、駐車場代も専有面積に応じてアップしますから、できるだけ一般的な駐車場を探したいものです。
欠点を補ってあまりあるフルサイズピックアップならではの存在感
トヨタ タンドラは、ガソリン代を除けば、それほど維持費が高い車ではありません。
くわえて1ナンバー登録による税制メリット、フルサイズピックアップならではの存在感と高い走行性能と快適性などの魅力の反面、自賠責が高額だったり燃費もそこそこ、さらに日本ではもてあますこともあるサイズ感などネガティブな面もあります。
購入を検討している方は、年間コストだけでなく、駐車環境や使用用途も含めて総合的に判断することが満足なカーライフへの近道です。


























