コスパの良い中古車の条件とは?中古車の利用目的次第で条件は異なる!
新しく車を買い替えたり、社会人になり通勤などで車が必要なったり、免許を取得し車を購入したいと思った時に「中古車」購入を検討したことが一度はあるのではないでしょうか。
しかし、車種や購入先、購入時期など考慮すべきことが多くて、結局どれが一番”コスパが良い”のかわからなくなってしまいますよね。
そこで今回は、コスパの良い中古車の選び方を紹介していきます。
ぜひ購入時の参考にしてみて下さい。
- Chapter
- コスパが良い中古車とは
- 【目的別】コスパの良い中古車の条件総合8選
- 月々の負担を減らす中古車の条件3つ
- 定期的に買い替える場合の中古車の条件3つ
- 乗り潰すための中古車の条件
- コスパが悪い中古車の条件3つ
- 目的に合ったコスパの良い中古車を選ぼう
コスパが良い中古車とは
コスパの良い中古車とは、価格を抑えつつ、性能的にも満足のいく水準でランニングコストも抑えられる車です。
日本の中古車市場には、コスパの良い車が数多く存在しています。
中古車のコスパの良さは目的によって変わる
中古車探しは、人それぞれ何を重視するかが違います。
そのため、何を目的にするかで、中古車のコスパの良さは変わってきます。
「値崩れが激しく新車の価格に比べて相当安い」「毎日の通勤に使うから燃費を重視」「万が一壊れてもメンテナンス費用が安い」など、目的は様々です。
【目的別】コスパの良い中古車の条件総合8選
コスパの良い中古車を探すにあたり、どの条件を重視するかによって選ぶ中古車も変わり、条件によって着目するポイントも違います。
そこで条件別に、どういったところを注意して見ていくかをお話しします。
月々の負担を減らす中古車の条件3つ
中古車を購入したときの月々の負担はできるだけ低いに越したことはありません。
「メンテナンス費用が安い」「税金が安い」「燃費が良い」という3つの条件はわかりやすく月々の負担を抑えてくれます。
・メンテナンス費用が安い
例えば外車は、メンテナンスの際に、部品や取り付ける工具がないと、わざわざ海外から輸入しなければなりません。
また、海外からの配送料などが上乗せされるので、値段も高くつきます。
また、国産車に比べて電気系統が弱く故障しやすい車も多いので修理回数が増えるリスクも踏まえる必要があります。
部品の流通性、価格、メンテナンス頻度など考慮すると国産車ほどパフォーマンスが良い車を探すことは難しいでしょう。
・税金が安い
車によって自動車重量税、自動車税が変わってきます。
軽自動車は、この2つの税が通常の自動車よりも安いです。
自動車重量税は車体の重さが0.5t重くなるたびに支払う税金も高くなりますが、自動車税も同じく、排気量が大きくなればなるほど、支払う税金は高くなります。
つまり、重量が軽く排気量を小さい中古車を選べば税金が安くなります。
・燃費が良い
車で通勤される、お休みの日は遠出して遊びに行くなど、とにかく距離を乗るという方は特に燃費が良い中古車を見つけられれば、燃料費の出費を抑えられます。
軽自動車、排気量の小さい車やハイブリッドカーなど燃費が良い車を選びましょう。また、ディーゼル車は燃料自体がガソリンよりも安いです。
定期的に買い替える場合の中古車の条件3つ
できるだけ高いコスパの中古車を探すためには、着目するべきポイントがあります。
新車価格は高いのに中古になると安いということは、コスパが良いことが期待できるでしょう。
そのような車を選ぶための条件をご紹介します。
・あえて不人気の車種を選ぶ
不人気車と聞くと、「性能的があまりよくないから不人気なのでは」と敬遠されがちですが、大概はそのようなことはありません。
デザインにより人気がでない、不人気カラー、型落ちなど別の理由で不人気になっていることが多いです。
素晴らしい機能を持ちながら、中古車市場で大幅に値段が落ちているコスパ抜群の車種もあります。
・価格下落率の大きい車を選ぶ
大体の場合は、新車価格が高ければそれに応じて、高性能になっていきます。
中古車市場では、新車価格は高い車でも価格下落率の大きい車があります。
下落率の大きい車を選べばコスパが良いということです。
自分の目的にあった下落率の大きい車種を探してみましょう。
・3年・5年の年式落ちを選ぶ
3年・5年の年式落ちは狙い目です。
その理由の1つは、自動車のモデルチェンジのサイクルに関係しています。
3年でマイナーチェンジ、5、6年でフルモデルチェンジする車が多いので、この3年・5年の年式落ちの車種の中古車が出回る数が増え、価格が安くなる傾向があります。
もう1点、新車で購入後、3年目で1回目の車検、5年目で2回目の車検が多いため、このタイミングで手放し新しい車に乗り換える人が多いためです。
お得なタイミングを狙ってみましょう。
乗り潰すための中古車の条件
選ぶ車によっては購入時に乗り潰すことを覚悟して購入する必要があります。
「走行距離10万キロ以上」「年式13年以上」この条件の車を購入した場合は乗り潰すことを考えて使いましょう。
・走行距離10万キロ以上の車を選ぶ
車としての価値は一般的に10万キロと言われていますが、乗り方や保管状況、メンテナンス状況によって変わってきます。
十分に走れるものもありますが、整備や部品交換の記録、購入後の保証があるかなどを確認しましょう。
前述したように、10万キロが1つの節目と考えられており、中古価格が相当安い車も多いです。状態を細かく確認して、できるだけ良い車を選びましょう。
・年式13年以上の車を選ぶ
年式13年以上の車にも注目です。なぜなら、通常の自動車税より15%増額になるため、手放す方が多く、年式13年以上の車も、やはりお安く入手できる可能性があります。 自動車税が15%増額ということで、買い手がつきづらくなるため、中古車ディーラーもリセールの際は高い査定を出しづらくなっています。
一度購入したら、リセールや下取りは期待せず乗り潰す気概で所有しましょう。
出典:自動車税|東京都主税局
参照:https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/kazei/car.html#j_1
コスパが悪い中古車の条件3つ
コスパが悪い車の条件には、どういったものがあるでしょうか。
余計に維持費がかかる、売るときに値段がつきにくい、車検にかかる費用が高いなどが挙げられます。
コスパの良い中古車を購入するために、悪条件はできるだけ避けなければなりません。
維持費がかかる
特に外車は国産車に比べ、維持費が高くつくことが圧倒的に多いです。
どこか故障してしまい、点検の際に交換しなければいけない部品が見つかったときには、ある程度のお金を準備し、出費を覚悟しなければなりません。
部品が国内で出回っているものではないので、外国から輸入となると配送料などがかかり、どうしても高額になりやすい傾向にあります。
国産の商品よりも余計なコストがかかっているため、コスパが悪くなりがちです。
売却価格が安い
コスパの悪い車といえば、「売却価格が安い」ということが挙げられます。
維持費に引き続き、ここでも外車の話になりますが、売却価格も安くなる車種が多いでしょう。
その理由は、国産車と違い壊れるイメージが先行しているからです。
イメージとは怖いもので、以前よりも品質が向上し耐久性を見ても良くなっているのに、壊れるイメージが拭えずに売却価格が安い傾向にあります。
また、部品が入手しづらく海外から持ってくる費用が余計にかかってしまうことも売却価格が安い理由の一つです。
他にも、外車の販売ルートを構築できていないがために、高く買い取れない業者もあります。
車検費用が高い
「今年は車検でお金がかかる」と考えた経験はあるでしょう。
車検が高いということもコスパが悪い条件に当てはまります。
では、実際どのような車が車検費用が高いのでしょうか。
まず、古ければ古いほど車検費用が高くつく恐れがあります。なぜなら、長年の仕様で消耗している部品や経年劣化で交換を余儀なくされる部品があるからです。
交換部品の点数がかさんで費用が積み上がります。
なお、外車も車検費用が高くなりがちです。前述の通り、部品を外国から輸入しなければならないからです。
また、場合によっては国産車でないことで特徴などの知識を研修しており、その費用もかかっているためと考えられます。
目的に合ったコスパの良い中古車を選ぼう
中古車を購入するときは、後悔しないよう目的に合ったコスパの良い中古車を選びましょう。
日々のランニングコストを減らしたいのであれば、メンテナンス頻度は多くないか、交換部品は高くないか、燃費はよいか、自動車税・自動車重量税は高いかなどにフォーカスして下さい。
定期的に買い替えることを想定している場合は、できるだけ新車からの価格が大幅に落ちている中古車を選びましょう。
不人気の車種・カラー、3年落ち・5年落ちの車などが挙げられます。とにかく、目に見える価格的な落差があるものを探しましょう。
乗り潰すための中古車なら、走行距離10万キロ、年式13年以上経過した車がおすすめです。
リセールを考えないことが目的なら売却の時に「高くうれるか」などと心配する必要はありません。
多角的にコスパの良い中古車を見てきましたが、あなたの目的に合った選び方はありましたか。選び方に迷ったときは今一度、この記事を見てください。