モコ(日産) モデルチェンジ情報

日産モコは、日産自動車から販売されていた軽トールワゴンです。日産から本格的に販売された軽自動車としては初めての車でした。
モコは、スズキからOEM供与を受けたクルマで、スズキではMRワゴンとして販売されているクルマです。
- Chapter
- 概要
- モデルチェンジの歴史・略年表
- 初代・MG21S(SA0)型(2002年〜200年)
- 2代目・MG22S(SA1)型(2006年〜2011年)
- 3代目・MG33S(SA2)型(2011年〜2016年)
- 競合車との比較
- 今後のフルモデルチェンジ予定
- まとめ
概要

発売当時、日産自動車は大変な経営不振の状況で、そこで迎えたのがカルロス・ゴーン氏でしたが、ゴーン氏が打ち出した「リバイバルプラン」の中で、軽自動車を販売することを明言していました。
その軽自動車こそ、このモコだったのです。
基本的にはMRワゴンと同じ車ですが、ボンネットとバンパーのデザインを変更し、フロントグリルを2002年当時のマーチやウイングロード、プリメーラなどと共通である日産の「ウインググリル」とし、他にも細かい意匠を変更することで、一目で日産の車とわかるデザインとなりました。
モデルチェンジの歴史・略年表
2002年 | 初代発売 |
---|---|
2004年 | マイナーチェンジ |
2006年 | フルモデルチェンジ 2代目発売 |
2009年 | マイナーチェンジ |
2011年 | フルモデルチェンジ 3代目発売 |
2013年 | マイナーチェンジ |
2016年 | 販売終了 |
初代・MG21S(SA0)型(2002年〜200年)

外観
スズキMRワゴンのOEM供給を受けながら、外観はエンブレムやウインググリル、前後バンパー、ホイールキャップ、リアホワイトレンズコンビランプ等をオリジナルデザインに変更し、丸みを帯びたスタイリッシュなモノフォルムを表現しています。
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
3395mm | 1475mm | 1590mm |
インテリア/装備

後部座席はリクライニング機能の他に105mmの左右独立前後スライド機能を備え、またレバー1つでシートを倒せるなどシートアレンジが豊富になっています。
室内長 | 室内幅 | 室内高 |
---|---|---|
1785mm | 1220mm | 1255mm |
走行性能/燃費性能
K6A型 直列3気筒 DOHC VVTエンジンを採用しました。
最高出力は40Kw、最大トルクは63Nm、燃費性能は18.4Km/Lとなっています。
マイナーチェンジ(前/後の変化について)

2004年にマイナーチェンジが行われ、前席がセパレート型からベンチシートへ変更されました。
また、新しい内外色の追加、後部座席スライド量が拡大しました。(105mm→135mm)
専用ボディカラーの変更(モコグリーン→モコロゼ)、自発光式メーターの廃止などの装備の変更が行われ、一部グレードにタコメーターが付きました。
価格改訂も行われ、軽自動車としては割高感を指摘されていた価格も引き下げられました。
特別仕様車
・Blanc Beige Selection(ブランベージュ・セレクション)(2004年)
専用ボディカラーの「ココナッツベージュメタリック」を追加設定し、インテリアは、シートクロス、インストルメントパネル、ドアトリムクロスを専用色のホワイトとベージュとした特別仕様車です。
専用のアルミホイール、ブルーリフレクターハロゲンランプ、専用デザインの2DIN MD・CD一体AM/FM電子チューナーラジオ、6スピーカー、スマートキーレスエントリーシステム、専用のタコメーター付きスピードメーター等を追加装備しました。
各グレードについて
・B
ベーシックグレードです。
・Q
プライバシーガラスやCD付の新設定C、MD・CDデッキや電動格納式ドアミラー等の装備が充実したグレードです。
・T
アルミホイールやルーフスポイラー装着のターボ付エンジンのグレードです。
初代モコのグレード一覧
・モコ 2002年04月モデル
・モコ 2002年08月モデル
・モコ 2003年09月モデル
・モコ 2004年01月モデル
マイナーチェンジ後
・モコ 2004年03月モデル
・モコ 2004年04月モデル
・モコ 2004年12月モデル