モコ(日産) モデルチェンジ情報

日産モコは、日産自動車から販売されていた軽トールワゴンです。日産から本格的に販売された軽自動車としては初めての車でした。
モコは、スズキからOEM供与を受けたクルマで、スズキではMRワゴンとして販売されているクルマです。
競合車との比較
日産モコのライバル車といえば、同じ軽トールワゴンのダイハツ・ムーブコンテと比較されることが多いです。
そこで、日産モコとムーブコンテのスペックを比較してみます。
ダイハツ・ムーヴコンテ

日産モコはすでに新車販売は停止されているため、参考情報になりますが、モコよりムーブコンテのほうが新車価格帯は安く始まり、価格帯は広くなっています。
ボディサイズは両車種ともほぼ同じものの、室内空間はムーブコンテのほうが広いです。
カラーバリエーションはムーブコンテのほうが多いです。
エンジンの性能は、トルク、燃費性能ともモコのほうが高くなります。
以上から、室内空間の広さを重視するならムーブコンテ、燃費を重視するなら日産モコということになるでしょう。
日産・モコ | ダイハツ・ムーヴコンテ | |
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希望小売価格 | 119.3~141.6万円 | 115.7~166.2万円 |
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1625mm | 3395×1475×1655mm |
室内長×室内幅×室内高 | 2135×1285×1260mm | 2000×1335×1350mm |
カラーバリエーション | 7色 | 11色 |
最高出力 | 38Kw | 38Kw |
最大トルク | 63Nm | 60Nm |
燃費性能 | 30.0Km/L | 27.6Km/L |
今後のフルモデルチェンジ予定
2016年に販売終了となったため、今後のフルモデルチェンジの予定はありません。
まとめ
軽自動車の販売を行ってこなかった日産自動車ですが、その経営不振を受けてカルロスゴーン氏が社長に就任し、日産自動車復活のために「リバイバルプラン」を掲げました。
そしてこのモコは、日産自動車が変わったことを印象付ける、会社の復活という期待を担った象徴的なクルマと言え、モコもそれに応えて人気車種となりました。
日産自動車はその後、三菱自動車と提携して軽自動車を生産する子会社を設立し、それを受けてスズキとの提携、OEM供給も停止することになりました。
日産モコは、かわいらしいデザインからは想像できませんが、日産の経営戦略を反映したクルマなのです。