10年落ちでもおすすめできる中古車12選!購入時に気をつけたいポイントは?
車を購入するとき忘れずに確認したいのが年式です。
たとえ古い年式でもコンディションが良い車や、信頼できるお店の取扱いであるなど、購入後大きなトラブルによる出費がなさそうな車であれば、お得な一台を見つけられます。
今回は10年落ちでもおすすめできる中古車について紹介します。
10年落ちの中古車は買ってもいいの?
中古車を購入する際、車選びのポイントのひとつに年式があります。年式とはその車がはじめて登録された年のことで、比較的新しいものは高年式、5〜7年以上前になると低年式と呼ばれます。
中古車を選ぶ際に、注目すべきなは3、5、7年落ちの中古車。これらの車両は「車検代がかかるなら」と車を手放す人が多いため、お得に購入できる可能性が高いです。
さらに10年落ちになると、ユーザーもショップもなんとなく避けるようになるので、さらにお得感は高まります。
以下では、10年落ちの中古車を選ぶメリットを紹介します。
1:価格が安い
中古車の価格は、年式が古くなれば古くなるほど下がる傾向がありますが、中でも10年落ちになると相場価格はガクンと安くなります。
中古車の価格は、在庫の数と需要のバランスで決まります。
10年落ちは、状態の割にリーズナブルな価格になることが多い傾向にありますから、安く愛車が欲しいという方にはおすすめです。
車種や状態によって異なりますが、少しでも安く中古車を手に入れたい方は、10年落ちの中古車を探してみると良いでしょう。
2:モデルが多く自分に合った車を見つけやすい
現在のクルマを所有する平均的な年数は、5年から7年と言われます。これには、ひと昔前にくらべてクルマの信頼性が上がっていることも関係しています。
それなので、10年落ちといってもそれほど恐れることはないのです。
くわえて、7年から10年落ちの場合、「車検代が高くなった」「車が古くなった」などの理由により、車を手放す人が多くなります。
購入検討者にとっては、中古車売却をする人が増えると、選択肢が豊富になり自分に合った車が探しやすくなる、というメリットがあります。
10年落ちでもおすすめの中古車12選を紹介!
10年落ちの車は、購入を検討している方にとってお得な価格や幅広い車種から選択しやすいというメリットがあります。
そのなかでも、おすすめ車種を12台紹介します。
1:ダイハツ コペン
ダイハツ コペンは、「誰もが気軽に楽しめる」をコンセプトに開発された本格的なオープンスポーツカーです。
2代目のデビューが2014年で、そろそろ7年から10年落ちの個体が市場に出回ります。
外装デザインは4種類ありますが、外装パーツはダイハツ販売店にて交換可能。中古車コペンのデザインが不満の場合も、自分の好きなデザインにカスタマイズできるというメリットがあります。
スポーツカーであるにもかかわらず、軽自動車である、という点が魅力であり、特別な日だけでなく、日常的にも乗りやすい車です。
2:ダイハツ・ミライース
ダイハツ ミライースは、あらゆる人の日常を支える、というコンセプトのもと開発されたエコカーです。初代は2011年から2017年まで販売されました。
その代表的な特徴は、低価格にもかかわらず備わった、先進的な安心機能と低燃費性能です。
また小回りが利きやすく、狭いカーブや車庫入れもしやすいサイズとなっています。元々の車両価格が低価格であるため、中古価格も低価格になりやすい傾向があります。
3:ホンダ ステップワゴン
ステップワゴンは、実用性の高いファミリー向けミニバンです。10年落ちで狙うのは、2015年まで販売された3代目のRK系です。
4代目で採用されたわくわくゲートこそないものの、十分なパワーと5ナンバーに収まるボディサイズで乗りやすくなっています。
2013年に改良を受けた最終型は、スーパーUVカットフロントドアガラス(Gを除く)やクルーズコントロールなど、充実した装備で買い得感も高くなっています。
4:スズキ アルトワークス
スズキ アルトワークスは、セダンタイプの軽自動車です。2014年12月に復活した8代目が10年落ちのターゲットになります。
「車を操る楽しさ」を追求し、走りを磨き上げた軽ホットハッチを目指して開発されたアルトワークスは、660ccのターボエンジンに、1-4速をクロスレシオ化した5速MTまたはマニュアルモード付きのセミATを組み合わせスポーツイメージを前面に打ち出したモデルです。
家族用の車とは別に、走りを追求した車が欲しい、という際にセカンドカーとして選ぶと良いでしょう。
5:スズキ スイフト
スイフトはカルタスの実質的な後継モデルとして開発された、スズキのコンパクトカーです。
ネーミングは英語の軽快、快速などに由来しています。小回りの良さと、フットワークの軽さが特徴のスイフトにぴったりのネーミングです。
10年落ちで狙うのは、2010年から2017年まで生産された3代目(ZC72S/ZD72S)モデル。
プラットフォームを刷新して、走りの性能を高めた3代目は、CVTのほか5速MTを選ぶこともできます。
6:トヨタ エスティマ
エスティマは個性的な丸みを帯びたたまご型のデザインと、日常で使いやすい利便性が特徴のミニバンです。
販売から10年以上たっても古さを感じさせないスタイリッシュなボディ、たまご型の優しいデザインは、いかついデザインが苦手な方や、ミニバンよりもコンパクトカーのデザインが好みだ、という方にもおすすめです。
通常のミニバンよりも全高が低めなため、駐車場の高さに制限がある場合にも最適です。
7:トヨタ・ラクティス
ラクティスは利便性、実用性が高い5ドアトールワゴンとして開発された、愛用ユーザーの多いトヨタの人気モデルです。
市街地走行のすれ違いや、縦列駐車などの運転のしやすさが実感できる点が魅力的で、移動の多いアクティブなライフスタイルを送るユーザーにおすすめです。
また長距離でも大人4人が十分に乗れ、さらに荷物も十分に積める広さが好まれています。
8:日産 モコ
日産 モコはスズキよりOEM供給を受けた軽ハイトワゴンです。ベースはスズキのMRワゴンですが、フロントマスクのデザインを日産独自の可愛らしさのあるものに変わっています。
優れた低燃費性とフットワークの軽さだけでなく、内外装のおしゃれなデザイン、バックビューモニターによる運転のしやすさで人気を集めました。
9:スバル レガシィツーリングワゴン
スバル レガシィツーリングワゴンはスバル独自のスポーティなエクステリアデザインと、シーンを問わない使い勝手の良さが特徴のステーションワゴンです。
6代目(BN/BS系)は、2014年から2020年にかけて生産されたあと、国内ではレヴォーグにその座を譲りました。
とはいえ、多くの荷物とともにアウトドアを楽しむ方々や、高速道路を使用したロングドライブを楽しむ方には、やや大柄なボディが最適。おすすめの車種のひとつでもあります。
10:ダイハツ タント
タントは子育て中の女性ユーザーを中心に、とても高い支持を集めている軽ハイトワゴン車です。
10年落ちで狙うのは、先代の3代目タント(LA600S)です。
車内は使い勝手がよく乗降性の良さなどが特徴で、大開口ドアと低床のステップによって、子どもやお年寄りでも乗り降りやしやすくなっているとともに、一部グレードには衝突被害軽減ブレーキの「スマートアシスト」を装備すするなど、高い安全性も魅力です。
11:日産・ノート
ノートは毎日をリズミカルに楽しくする「NOTE(音符)」と、そんな毎日を記録しておく「NOTE(ノート)」からイメージした車名が由来の日産車です。
特徴として挙げられるのは運転のしやすさ、低燃費、高い居住性を備えたコンパクトカーである、という点です。また、ガソリン車、ハイブリッド車から選べる、というメリットがあります。
10年落ちで狙うのは、2012年から2020年まで生産された2代目(E12型)。2016年式以降は、e-POWERもラインナップされました。
12:スズキ ワゴンR
スズキ ワゴンRは、5代目のMH34S/44S型が10年落ちのターゲットです。
5代目ワゴンRには、エネチャージやエコクールといった独自の低燃費技術が盛り込まれ、優れた低燃費性能を実現しました。
2013年に改良を受けて2型に進化したことで、燃費を向上。さらに安全性能には、レーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)や誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナルなどがオプションとして設定されました。
中古車の購入時の注意点5選
さまざまなメリットのある10年落ちの中古車ですが、いざ購入を検討する際おさえておきたい注意点などもいくつかあります。
なかでも具体的に中古車購入時の注意点を5つ紹介します。
1:保障が6ヶ月以上ものを選ぶ
かならず注意しておきたい点は、登録をしてから10年も月日が経つと年数相応の経年劣化があり、どのような車でも使用の段階で故障や修繕が生じやすくなっているという点です。
エンジンから消耗品の電球一個まで、10年落ちの中古車はどの箇所も不具合が起こり得る可能性があります。
そのため保障が6か月以上ついたものを選ばないと、いざという時に予定外の修理などで慌ててしまうかもしれません。
保障の期間は6ヶ月以上がベストですが、保障については販売店によく確認すると良いでしょう。
2:修理歴があるものは避ける
さまざまなメリットがある10年落ちの中古車ですが、修理歴(修復歴)のある車が候補であればそれは要注意です。
修理歴があっても程度は大小さまざまですが、一般的に、修理歴がある車は過去に何らかの事故を起こしたと考えられます。
そのため、ユーザーレベルでは購入するかしないかの見極めは難しいものです。
なおかつ修復歴に対するリスクの説明や、安全性の説明が十分ではない販売店で、修復歴を有する中古車を購入するのはリスキーであるといえます。そのため、修理歴のある中古車の購入はできるだけ避けるべきでしょう。
3:走行距離と年式にズレがないかに注意する
走行距離が短ければ比較的状態の良い車である、と思いがちですが、古い年式に対して走行距離が少なすぎる中古車には注意が必要です。
1年で1万kmがおおよその目安といわれており、前のオーナーが一般的な乗り方をしていれば、10年落ち中古車の場合は、走行距離が10万km前後になっていることが予想できます。
そのため走行距離が短い場合は、動かさずに長期間放置されていた可能性も考えられるので注意が必要です。
中にはメンテナンスされていないケースも多く、故障の発生リスクはゼロではないとよく理解しましょう。
4:輸入車を検討する場合は多めの予算を用意する
輸入車は国産車に比べると、優れた運転性能や、乗り心地の良いシートなど国産車とはまた違った魅力のあります。
新車には手が届かなくても中古車ならお得に購入できる可能性が高まります。
ただし、輸入車を検討する場合は、さまざまな維持費などを考えて多めの予算を組んでおきましょう。また、修理費が高額になることも多いので購入時に注意が必要です。
5:購入検討地域は身近な場所に押さえておく
自分に合った中古車選びに、最近ではネット検索を利用するという方法も増えてきています。しかしもしも購入する車が遠方の販売店などである場合、より注意が必要になります。
遠方から購入するときは居住地まで納車してもらう陸送費がかかります。
陸送費は販売店や車種、距離によって異なりますが、購入時にどれほどの価格になるのか調べる必要があります。販売店が近距離の場合はグッと安くなるのが一般的のようです。
購入検討地域はできれば身近な場所に押さえておくのが、予算内におさめるコツであり、価格を少しでも抑えるポイントでしょう。
おすすめの中古車を参考に購入を検討してみましょう
10年落ちの中古車を選ぶことで、価格をグッと抑えて自分に合った車が購入できるため、車の買い替え時には中古車の購入も十分に視野に入れるべきでしょう。
年式による特徴の違いなどをあらかじめよく知っておくことで、自分に合った理想の車を探すことができるうえ、お得に購入できる可能性が広がります。
おすすめの中古車などを参考に、ぜひ購入を検討してみましょう。