スズキ・ジムニーの買取相場はいくら?査定額をアップさせるコツやポイントを紹介

2018年にフルモデルチェンジが行われ、当初の目標販売台数を大きく上回る受注となる人気を見せたスズキ・ジムニー。
今なお納車までは1年以上かかる状況が続いており、中古車の需要も高いことから、買取相場価格も高値で取引される傾向となっています。
本記事では、2022年12月時点でのジムニーの平均買取相場や、年式別、走行距離別の買取相場を紹介します。
- Chapter
- スズキ・ジムニーとはどんな車?
- ジムニーの中古車の平均買取価格相場
- 年式別で見る、ジムニー中古車の買取価格相場
- 走行距離別で見る、ジムニー中古車の買取価格相場
- 未だ希少性の高い一台。大事に乗った後での売却がおすすめ
スズキ・ジムニーとはどんな車?

軽自動車でありながら、ラダーフレーム構造・パートタイム4WDを搭載するなど本格的な悪路走破性を備える車として、唯一無二の魅力を持つジムニー。初代モデルは1970年に登場しました。
狭い林間なども物ともせず走行できることから、仕事の相棒としてはもちろん、アウトドアなどの趣味にも使える車としてコアなファンが多い一台でもあります。
また、無骨でSUVらしい見た目も人気の理由で、用途や好みにあわせて豊富なアクセサリーを組み合わせられるのも魅力です。
現在新車販売されているのは、2018年に登場した4代目モデル。
厳しいオフロードでの走行性能は維持しつつ、機械式副変速機を用い2WDと4WDを切り替えられることで、街中での走行も快適に行えるのがポイントです。
また、充実した安全装備を揃えた「スズキ セーフティ サポート」もグレード別に標準装備/オプション装備となっており、安全性も高められるなど進化を遂げています。
ジムニーの中古車の平均買取価格相場

ここからは、車選びドットコムの直近の買取実績データ(2022年12月14日時点)から、スズキ・ジムニーの中古車買取価格の相場について説明します。
車選びドットコムの実績では、スズキ・ジムニーの全年式での平均買取価格は1295,000円。最高査定額は2,049,000円となっています。
なお、平均の経過年式は13年7か月で、平均累積走行距離は93,000kmです。
平均経過年式が15年とかなり長いにも関わらず、全体の平均買取価格は100万円超えと高額。趣味性が高い車ということもあり、年式やモデルに関わらず一定の需要があることも要因ですが、ジムニーの人気の高さがうかがえます。
年式別で見る、ジムニー中古車の買取価格相場

続いては、年式別のジムニーの買取相場を見ていきます。
一般的には年式が古くなるごとに、またモデルチェンジが行われるごとに車の買取価格も下がっていく傾向にあります。
ただジムニーにおいては、新車が納品待ちになるなど人気が高い車であること、また根強いファンも多く古いモデルの需要が高いことから、10年落ちの車両でもかなり高値で取引されている印象です。
ここでは車選びドットコムにて買取価格相場を調べた方のシミュレーション結果をもとに、2021年式から2012年式まで順に、2022年12月14日時点のジムニーの買取査定相場を紹介します。
2022年式
2022年式のジムニーの平均的な買取相場価格帯は、87万円〜189万円となっています。
2022年12月現在、ジムニーの新車販売価格は1,560,000円〜1,900,000円からとなっていますが、それを上回るほどの買取価格で取引されるケースも珍しくありません。
また2022年式はかなり新しく、売却する方も多くないため希少性が高いので、高値での取引がほとんどです。
2021年式
2021年式のジムニーの平均的な買取相場価格帯は、5万円〜202万円となっています。
2022年1月現在、ジムニーの新車販売価格は1,485,000円〜1,903,000円からとなっていますが、それを上回るほどの買取価格で取引されるケースも珍しくありません。
また、ジムニー全車にオートライトを標準化する一部改良が2021年9月から実施されており、マイナーチェンジ後のモデルは高値での取引が行われています。
2020年式
2020年式のジムニーの平均的な買取相場価格帯は、96万円〜204万円となっています。
この年式も引き続き需要が高い現行型モデルのため、買取価格は引き続き100万円台後半〜200万円ほどと高値で推移する傾向が見られます。
2019年式
2019年式のジムニーの平均的な買取相場価格帯は、104万円〜204万円となっています。
3年落ちも間近に迫ってきた2019年式ですが、その需要の高さから現在の新車とほぼ変わらない価格で取引されることがほとんどです。とはいえ、せっかく手に入れた最新モデルを売却しようという方は少なく、買取事例はかなり少なくなっています。
2018年式
2018年式のジムニーの平均的な買取相場価格帯は、66万円〜205万円となっています。
現行型の4代目ジムニーは2018年7月に登場。一般的にフルモデルチェンジのタイミングは先代モデルの売却が増える傾向にありますが、車選びドットコムの買取事例を見ると他の車種よりも少ない印象です。
そのため希少性が高く、やはり平均買取価格も高めとなっています。
2017年式
2017年式のジムニーの平均的な買取相場価格帯は、12万円〜203万円となっています。
この年式のジムニーは先代モデルとなり、型落ちモデルとなることと買取事例が一気に増えることで平均買取相場が大きく値下がりします。
ただ、値下がりするとは言っても多くは100万円以上の取引で、150万円を超える事例も多く見られるため、まだまだ高値で買い取ってもらえる年式と言えます。
2016年式
2016年式のジムニーの平均的な買取相場価格帯は、23万円〜149万円となっています。
先代モデルであることに加え、5年落ちを超える車両となること、走行距離も長い車両が増えてくることから、平均買取価格は2017年式からさらに値下がりします。
とはいえ、走行距離が5万kmほどの車両でも100万円を超える買取事例も多く、十分高値で買取されるモデルとなっています。
2015年式
2015年式のジムニーの平均的な買取相場価格帯は、7万円〜147万円となっています。
こちらは2016年式とほぼ買取相場価格が変わらず、引き続き同価格帯での買取事例が多いのが特徴。
5年落ちとなる機会に売却を検討する方も多いでしょうが、もう一年乗ってから売却しても買取価格は大きく変わらないため、7年落ち直前がおすすめの売却タイミングと言えます。
2014年式
2014年式のジムニーの平均的な買取相場価格帯は、31万円〜144万円となっています。
7年落ちを超えるタイミングとなると、走行距離が10万kmを超える車両も多くなり、平均買取価格は更に値下がりします。
ただ、10万km走行した車両でも80万円近い価格で売却できるケースが多く、年式・走行距離から考えるとかなり高値で取引されているモデルとなっています。
2013年式
2013年式のジムニーの平均的な買取相場価格帯は、11万円〜129万円となっています。
先代ジムニーは2014年に登場した「JB23-10型」が最終モデルとなっており、2013年式は一つ前の「JB23-9型」となりますが、平均買取価格は2014年式とほぼ変わりません。
走行距離別で見る、ジムニー中古車の買取価格相場

年式に続いて、走行距離別のジムニーの買取相場を見ていきます。
車の買取価格を左右する要因として、一般的には年式のほかには「走行距離」が大きく影響します。
走行距離が長くなるほど買取価格は下がっていきますが、ジムニーは中古車の需要が高い車であることから、走行距離が10万km近くなっても100万円前後の高値で買い取られるケースも見られます。
ここでは車選びドットコムにて買取価格相場を調べた方のシミュレーション結果をもとに、2022年12月時点の1〜10万kmまでのジムニーの買取査定相場を紹介します。
5万km走っても、平均買取相場は100万円を超える
ジムニーの中古車はなんと言っても需要の高さが桁違い。
年式の古さに関わらず、走行距離が5万km以内の車両であれば100万円以上の買取価格がつくものがほとんどとなっています。
もちろん最新モデルである4代目であれば新車並みの価格が期待できますが、先代モデルであっても他の車両に比べると破格の査定額といえます。
走行距離 | 平均買取価格 |
---|---|
1万km〜 | 5万円 〜 205万円 |
2万km〜 | 5万円 〜 204万円 |
3万km〜 | 12万円 〜 204万円 |
4万km〜 | 9万円 〜 202万円 |
高年式なら、10万km近くでもかなりの高額査定になりやすい
5万kmを超えると流石に100万円を超える買取価格がつくケースは少なくなってきますが、2018年式以上の4代目モデルであれば、走行距離が10万km近くまで伸びてもかなり高値で取引されています。
十分乗り尽くした上で売却しても買い替えの資金の足しにできるほどなので、自身の都合に合わせて売却タイミングを図りやすいのがメリットです。
先代モデルは、年式も古く走行距離も長いため100万円以上の高額査定とまではいかないものの、同年式の軽自動車のなかではかなりの高値で売却することが可能です。
走行距離 | 平均買取価格 |
---|---|
5万km〜 | 10万円 〜 189万円 |
6万km〜 | 6万円 〜 187万円 |
7万km〜 | 5万円 〜 171万円 |
8万km〜 | 5万円 〜 167万円 |
9万km〜 | 5万円 〜 126万円 |
10万km〜 | 5万円 〜 122万円 |
未だ希少性の高い一台。大事に乗った後での売却がおすすめ

現行型の4代目ジムニーは、未だ新車の納車待ちが続くなど希少性が高い車となっています。
中古車の需要も高いため高額査定が期待できますが、せっかく手に入れることができたのであれば長年大切に乗ってから売却するのがおすすめ。
ジムニーはコアなファンも多く、モデルチェンジが行われても一定の需要があるため、買取価格も大幅には値下がりしません。慌てずに売却タイミングを見定めるのが良いでしょう。