中古車購入後の注意点を紹介!セルフメンテナンスの方法についても解説
中古車の購入後には、メンテナンスを行わなければ長持ちしないといわれています。
しかしメンテンナンスなど自分ではできないと思う人も多いでしょう。
そこで、中古車購入後に気を付ける点を8つと、自分でどうやってメンテナンスすればよいかその方法をご紹介します。
- Chapter
- 中古車を購入後に気をつける点とは
- 中古車購入後トラブルになった場合は
- 中古車購入後の注意点8選
- 自分でもできる!メンテナンス方法6選
- 定期的なメンテナンスを行い、愛車に長く乗り続けよう!
中古車を購入後に気をつける点とは
中古車とは、今まで他の人が使用していた車なので、新車とは問題をかかえた車もいます。
特に多いのが中古車購入後、しばらくしてから起きる不具合です。この不具合を防ぐには、点検が重要です。そのため、購入後に長く乗り続けるためには日頃のメンテナンスのほか、取り扱いにも気をつける必要があります。
また、車は購入後もお金がかかることを忘れてはいけません。
中古車購入後トラブルになった場合は
中古車購入後に、車にトラブルが発生することがあります。些細なトラブルでも気がついたら早めに販売店に申し出ましょう。
中古車購入後のトラブル回避のために販売店で保証を設けていることもありますが、現状渡しで保証がないこともあります。
しかし、経年劣化部品以外の故障は、保証に関係なく販売店にその責任を求めることができます。そこで、販売店とトラブルとなった場合は国民生活センターに相談しましょう。
中古車購入後の注意点8選
中古車購入後に車のメンテナンスをしっかりと行えば、末永く愛車と付き合うことが可能です。
中古車の場合は、すでに他の人が使用していた車なので、車の使い方によっては消耗品の交換時期が短くなっています。
そこで、中古車購入後に、車のどういったことに気を付けなければならないのか、重要な項目を8つ挙げて解説します。
1:タイヤ
中古車購入と同時に新品タイヤを装着していれば問題ありませんが、通常は中古車が履いているタイヤをそのまま使用しています。
タイヤは、走ればすり減りますし、当然太陽の紫外線などで劣化も起こります。そのため、中古車購入後にはタイヤの点検はかかせません。
タイヤの点検は、ガソリンスタンドで給油のついでに空気圧点検を行うほか、日頃からタイヤがすり減っていないか、ひび割れがないかチェックしましょう。
2:エンジン
車は、エンジンが動かないと鉄の塊です。エンジンのコンデションを保つメンテナンスの一つに、エンジンオイル交換があります。
エンジンオイルは、多くの種類が販売されていますが、どれも同じではありません。そのため、自分が購入した中古車のエンジンに見合ったエンジンオイルをチョイスする必要があります。
また、エンジンオイル交換は定期的に行い、2回に1回はオイルエレメント交換も忘れずに行いましょう。
3:エアコン
カーエアコンは、今や必需品となっており、もしエアコンが壊れていたら暑い夏場では車の使用もつらいでしょう。
そこで、エアコンに不具合がないか作動点検を購入前に済ませておく必要があります。また、購入後も、暑い夏の到来の前には点検を行い、エアコンが効くか常に確かめておきましょう。
エアコンは、一度壊れると高額な修理費用となることが多いので、購入前の点検でも重要な部分です。
4:ブレーキ
車で重要な部分として、ブレーキがあります。ブレーキにはブレーキフルードやブレーキパッドがありますが、どちらも消耗品ですので定期的に交換をする必要があります。
特にブレーキパッドは、すり減ってしまうとブレーキから異音が出て他のパーツを傷めるばかりか、正常な制動力が得られません。
そこで、中古車購入後は、ブレーキパッドがどれだけ減っているのか点検し、次の交換時期を把握しておくことが重要です。
5:ショックアブソーバーの交換
車には、ショックアブソーバーと呼ばれる衝撃緩和装置が取り付けられています。このショックアブソーバーは、走行距離が増えるに従い劣化が進みます。
ショックアブソーバーは、純正品の場合は約8万km程度で目に見えて劣化が大きくなり、乗り心地は新車に比べるとかなり悪くなっていくようです。
ショックアブソーバーを新品に交換することで本来の乗り心地を取り戻せるほか、各部への衝撃が緩和され車が長持ちします。
6:ヘッドライトの掃除
現代の車のほとんどは、ヘッドライトにポリカボネート樹脂を使用しており、経年劣化や紫外線により黄色く変色します。
ヘッドライトが黄色いと、車が古く見えてしまいますので、綺麗に清掃して黄ばみを落としましょう。
黄ばみ落としの専用クリーナーがカー用品店やホームセンターなどで販売されているので、簡単に綺麗にすることが可能です。
7:車内を掃除する
中古車は、前のオーナーの使用の仕方によって、汚れやニオイがこびり付いていることがあります。いくら気に入った車でも、車内の汚れや臭いが残ったままでは、クルマに乗るのをためらってしまいます。
そこで、中古車購入後には、車内を徹底的に掃除し、消臭作業を行うようにします。
一般に販売されている清掃用具でもある程度の汚れや臭いは落とせますが、どうしても落とせない汚れなどは、専門業者に依頼するとよいでしょう。
8:塗装面のポリッシュやコーティング
中古車は販売店で磨き上げていても、よく見ると意外に細かな傷がついていて場所によっては艶もないことがあります。
そんな汚れた状態では、車は古く見えるので塗装面をポリッシュしてコーティングすることをおすすめします。
カー用品店でもコーティング剤は豊富に販売されていますが、塗装面を研磨しなければ新車のような艶を取り戻せないので、専門業者に依頼するのが良いでしょう。
自分でもできる!メンテナンス方法6選
中古車を買ったら、自分でできるメンテナンスも数多くあります。気をつけることは、自分でできないと思ったら深入りせずに専門業者に任せることです。
しかし、難しいメンテナンスだけでなく簡単な点検で、中古車を買った後も長持ちさせることができる方法があるので、その方法を6つご紹介します。
1:タイヤの空気圧調整
タイヤの空気圧調整は、ガソリンスタンドで給油のついでに行うことができます。
ガソリンスタンドには、セルフスタンドとフルサービススタンドがありますが、どちらのスタンドでも空気圧調整ができます。
空気圧測定を自分で行う場合、運転席のドアを開けると指定空気圧のラベルが貼ってあるので、それに合わせて空気圧調整をするとよいでしょう。
2:ワイパーゴムとウォッシャー液の交換
車のワイパーは雨の日に欠かせませんし、ウォッシャー液はフロントガラスが汚れたら噴射して汚れ落としに使います。しかし、ワイパーはゴム製品なので劣化します。
そのため、1年に1回はワイパーゴムの交換をおすすめします。ワイパーゴムには、ゴム交換と、ゴムが付いているワイパーブレードの2種類の交換方法があります。
ウォッシャー液は、エンジンルーム内にタンクがあるので減ったら補充しましょう。
3:タイヤの溝チェック
タイヤは走行距離が長くなれば消耗し、溝がすり減ります。そのままの状態で使用し続ければ車検に合格しないばかりか、雨の日にはタイヤが滑りやすくなりとても危険です。
そこで、タイヤの溝の点検方法ですが、タイヤサイドにスリップサインの位置を示す三角形のマークがあります。その延長線上にあるスリップサインが出ていたらタイヤは交換時期となります。
一般的にスリップサインは、タイヤ溝が1.6mm以下となった時に現れます。
4:ライト点検
中古車を購入したら、ライト類の点検を行いましょう。
ライト類は、ヘッドライト、スモールランプ、ウィンカーランプ、フォグランプ、テールランプ、ブレーキランプ、後退灯、ナンバー灯がありますが、全て正常に点灯しなければ整備不良となります。
ライトの点検は、ヘッドライトを点灯させてハザードを点滅させます。これで後退灯とブレーキランプ以外は全て点検できます。ブレーキランプなどは誰かに確認してもらい点検します。
5:洗車
洗車する際は、洗車機に入れる人も多いでしょう。しかし、毎回洗車機ではなく、たまには自分で手洗い洗車をして車に異常がないか確認することも大切です。
洗車では車を隅々まで洗うので、外装に不具合があれば気が付くでしょう。例えば、錆の発生や、小傷なども洗車の時に発見することができます。
こういった初期のトラブルに早めに対処することで、ボディをいつまでも美しく保つことができます。
6:ファンベルトの異音チェック
中古車を購入した後、エンジンルームから「キュルキュル音」が聞こえることがあります。これは、ファンベルトが滑って発生している音で、そのまま放置すると切れて走行不能となります。
ファンベルトは、劣化が進むとかなり大きな音が聞こえますが、初期の段階では、アイドリング時のみに少し高音の音が聞こえる程度という場合もあります。
そのため、1ヵ月に1度はファンベルトから異音が聞こえないか点検をするようにしましょう。
定期的なメンテナンスを行い、愛車に長く乗り続けよう!
中古車は、新車と違いすでに使用されていた車なので、中古車購入時の注意としてよく吟味することも必要ですが、購入後もメンテナンスを行わなければ長く乗り続けることはできません。
中古車を購入したら、定期的なメンテナンスを行い、長く乗り続けられるようにしましょう。