トヨタ・パッソの中古車の価格相場はいくら?狙い目モデルと選び方を解説

トヨタ・パッソは、ダイハツが開発・生産を行い、トヨタ自動車が販売する、ハッチバック型のコンパクトカーです。
今回は、車選びドットコムに掲載されているトヨタ・パッソの中古車相場をもとに、価格や年式、走行距離などの観点から掲載台数が多くて狙い目なパッソの中古車を紹介していきます。
- Chapter
- トヨタ・パッソとはどんな車?
- 価格と年式から見た、おすすめのパッソ中古車
- 3代目モデルの狙い目は2019年式
- 年式と走行距離から見た、おすすめのパッソ中古車
- モデルチェンジのタイミングが買い時!
トヨタ・パッソとはどんな車?

初代パッソは、2004年に発売されました。ヴィッツより全長が短いながらも室内は広く、最小回転半径が軽自動車と同じレベルで4.3mを実現しており、小回りの利く車としても好まれています。
2010年に女性目線での意見を取り入れて製造された2代目モデルが発売され、現在は2016年発売の「街乗りスマートコンパクト」をコンセプトとする3代目が、現行モデルとして販売されています。
初代と2代目はダイハツとの共同開発が行われ、スマートエントリーは「キーフリーシステム」が搭載されるなど、ダイハツの存在感が現れた仕様となっています。
また、3代目はブーンからOEM供給を受けており、ここでも車両型式表記・製造事業者がダイハツ流で、その存在感がより高まったモデルとなっています。
価格と年式から見た、おすすめのパッソ中古車

まずは、「年式と価格相場」から見た狙い目のパッソの中古車を紹介していきます。
2022年5月時点の中古車物件価格分布表から「価格と年式」の条件で、特に分布の多いところをピックアップしていきます。(※上記画像は2022年5月25日時点の情報)
出典:パッソ(トヨタ)の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム(車選び.com)】
高年式の在庫は少なめ。選ぶなら2019年式以前がおすすめ!
パッソの中古車市場では、2020〜2022年式のいわゆる高年式車両の在庫が少なめで、価格も100万円を超える車が多くなっています。
予算に合わせた価格帯で選びやすくなるのは、タマ数が一気に増える2019年式以前。これよりも高年式の車両を探している方は、2022年式の在庫は0台なので、2020〜2021年式から選ぶことになるでしょう。
3代目モデルの狙い目は2019年式
現行モデルである3代目のパッソを購入する場合は、ずばり2019年式が狙い目でしょう。2019年式より高年式だと価格が高めで在庫も少ないため、選択肢の幅が少なく、自分の欲しい一台を選ぶことが難しくなっています。
2019年式であれば、在庫が増えるだけでなく、100万円以下のタマ数が豊富になるため、比較的高年式の車両が予算内で購入が可能です。
特に、新車価格だと125万円以上する、エントリーモデルのXやX”Lパッケージ”も、100万円以下で豊富にラインアップされています。
予算100万円以下で狙うなら2017年式
現行モデルの3代目で、さらに予算100万円以下でお探しの方は、2017年式が狙い目でしょう。在庫が387台と一番豊富な上に、100万円以下のタマ数が一気に増えるため、お買い得な1台がかなり見つけやすくなっています。
特におすすめなのが、80〜90万円台の車両で、在庫が豊富なのはもちろんのこと、新車価格が約170万円以上のグレード モーダ Gパッケージが90万円内で購入することが可能です。
年式と走行距離から見た、おすすめのパッソ中古車

続いて、「年式と走行距離」から狙い目のパッソの中古車を紹介していきます。
2022年5月時点の中古車物件価格分布表から「年式と走行距離」の条件で、特に分布の多いモデルをピックアップして解説しています。(※上記画像は2022年5月25日時点の情報)
出典:パッソ(トヨタ)の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム(車選び.com)】
未使用車はほぼ無いことを念頭に
パッソの中古車市場の傾向として、高年式車料が少なめということから、走行距離が100km未満の車両はほぼありません。2021年式の高年式車でも、100km未満〜3万kmとかなり走行距離の幅が大きくなっています。
もしパッソの中古車で、走行距離が浅い車両をお探しの方は、条件を1万km未満まで緩めて設定することをおすすめします。1万km未満であれば、高年式の車両で在庫がそこそこあるため、ある程度のラインアップから選ぶことができるでしょう。
2019年式は2万km未満が豊富!
先述したように、現行モデルの中でもおすすめな2019年式は、特に走行距離1〜2万km未満の車両が豊富で、およそ80台の中から選ぶことができます。
価格帯も幅広いだけでなく、100万円前後の車両も多数あるため、この車両帯から希望グレード・装備・カラーなどの条件を複数絞って探すことも可能。コストパフォーマンスにも優れています。
3〜5万kmまでで探すなら2017年式も狙い目
条件を緩めて、走行距離3〜5万kmまでの車両からお探しの方は、2017年式も狙い目です。2017年式は在庫が一番多く、ラインアップが豊富なことから、より気に入る一台を探しやすくなっています。特に1万km〜5万km未満のタマ数が豊富で、価格もほぼ100万円以下の車両が多いです。
ただ、1万km未満の車両となると一気にタマ数は少なくなってしまうため、注意が必要です。
モデルチェンジのタイミングが買い時!

2016年に登場した現行型(3代目)パッソは、度々の仕様変更が施されてきたものの、大きなモデルチェンジは未だ行われていません。これまでのモデルチェンジ周期から、2022年中に新型が登場するのでは?とも予測されており、多くの車好きがその動向に注目しています。
モデルチェンジが行われると、中古車は旧型となるモデルの値下がりが起きやすく、購入するには狙い目のタイミング。今スイフトを狙っている方は、モデルチェンジの情報を待って購入するのもアリかもしれません。