子育てママに大人気のソリオとシエンタ。賢いママはどっちを選ぶ?

コンパクトハイトワゴンのスズキ ソリオと、3列シート車も設定するトヨタ シエンタは、前者がAセグメント、後者はBセグメントに分類できます。
同じコンパクトハイトワゴンでもサイズは結構異なるソリオとシエンタですが、どちらにするか迷っている方は少なくありません。
そんな子育て層に人気の2台を比べて見ます。
ソリオ/ソリオバンディットは2025年1月の一部改良で商品力を向上

現行のスズキ ソリオ/ソリオバンディット(MA27S/37S/47S/D7S)は、2025年1月の一部改良で迫力ある顔つきになるとともに、パワートレインはスイフト譲りの1.2Lエンジンにマイルドハイブリッドの組み合わせのみとなりました。駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意します。
「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」をはじめ、上位グレードにアダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能・停止保持機能付)と車線維持支援機能を標準装備。
低速時ブレーキサポート(前進・後退)、ブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックアラートなども用意され、安全装備をアップデートしています。
乗降性やシートアレンジなどに変更はなく、全長3,810mm×全幅1,645mm×全高1,745mmというコンパクトサイズを活かした、4.8mという最小回転半径を実現。

軽スーパーハイトワゴンよりもひとまわり程度大きいだけですので、駐車場や自宅周辺が狭くてもストレスなく取り回しできます。
また、両側スライドドアはもちろん、前席の左右間、前後席間のウォークスルーが可能。後席はスライドとリクライニングが可能で、荷室側からも操作できるため荷物の量や大きさに応じて自在にアレンジできます。
ソリオと比べるのならシエンタの本命は2列シート仕様

現行のトヨタ シエンタ(10系)は、全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,695mmで、最小回転半径は5.0mに収まっています。
ソリオには譲るものの、駐車場や道路事情が許すのであれば、サイズが大きいぶん居住性や積載性のアドバンテージがあります。
3列シートがメインですが、今回は2列シートのみのソシオとの比較ですので、2列シート仕様に焦点を当てていきます。

シエンタの2列シート仕様の美点は、後席の足元空間とラゲッジの広さ。通常時でも840mm、後席前倒し時には2,045mmの荷室長を確保できます。
パワートレインには1.5Lガソリンと1.5Lハイブリッドを用意していて、2列シート仕様のハイブリッド車は28.8km/LのWLTCモード燃費を実現しています。
駆動方式は、ガソリンは2WD(FF)のみ、ハイブリッドは2WDと4WDを用意します。
ダイハツ トール、ホンダ フリードとも比べたい

2025年7月現在で狙うのなら、先進安全装備などを考えても現行型の最新モデルがベストチョイスです。中古市場で物件数は、ソリオ、シエンタともに大差はありません。
ソリオ/ソリオバンディットを指名買いするべき人は、駐車場のサイズに制約があったり、自宅周辺の道路が狭いなど問題をかかえる方。ライバルのダイハツ トール/トヨタ ルーミーとともに、コンパクトハイトワゴンではベストチョイスになります。
プレスリリースには記載されていないものの、先進安全装備の強化はもちろん、ハンドリングも磨きあげたことなどを考えても予算が許せば、2025年に実施された一部改良後モデルを選ぶのがベストといえるでしょう。
いっぽうのシエンタは、そこまで駐車場や道路が狭くなく、居住性、積載性の高さを享受したい層におすすめです。
今回は2列シート仕様にスポットライトを当てましたが、3列シート仕様を選べば最大7人までの乗車が可能。サードシートは大人には窮屈ですが、非常席、子ども用と割り切れば実用になります。
3列目シートを選ぶ際は、ホンダ フリードも選択肢にあげたいところです。