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テスラの中古物件が増えてきた。200万円台でテスラを手に入れる

テスラ モデル3 Model3

日本では2010年に法人を設立、現在では首都圏を中心に見かける機会も増えたテスラ。

じつは4つの車種をラインナップしていて、下は500万円台から上は1000万円以上と価格に幅があります。

ここでは、日本で販売されたテスラの4車種を解説しながら、物件が増えてきた中古車のおすすめモデルについても考えます。

Chapter
コンパクトセダンのモデル3
ファルコンウィングドアを採用する高級クロスオーバーSUVのモデルX
フルサイズ級サルーンのモデルS
ミドルサイズSUVのモデルY
テスラを中古で狙うならバッテリーの残量確認はマスト

アメリカ製EVといえば「テスラ」というほど浸透してきた

テスラ サイバートラック

あのイーロン マスク氏がCEOを務めるテスラ(TESLA)社

バッテリーEV(電気自動車)専用メーカーであり、車両の注文はウェブサイトで行なうなど、これまでの自動車メーカーとはおおきく異なるスタイルでも話題となりました。

2025年7月には、日本での店舗数を2026年末までに50店舗に増やし、同時に急速充電の拠点を広げることを発表しています。

いっぽうで高級EVの「モデルS」と「モデルX」の日本向け生産を終了。今後は、コンパクトセダンの「モデル3」、ミドルクラスSUVの「モデルY」の2車種で販売を続けることになります。

中古車市場にもかなりの数が出回り始めていて、300万円を切る物件も散見されます

コンパクトセダンのモデル3

2019年に日本で発売されたモデル3は、Cセグメント相当のコンパクトセダンです。

前年に開催されたプレス発表会で航続距離は、ミッドレンジバッテリー搭載車(RWD/2輪駆動)が約418km、ロングレンジバッテリー搭載車(AWD/4輪駆動)が約498km、パフォーマンスバッテリー搭載車(AWD)が約498kmとアナウンスされていました。

2023年秋にアップデートを行い、内外装などを大幅に変更。航続距離は、ミッドレンジ(RWD)が513km、ロングレンジ(AWD)が629kmに伸張。

0-100km/h加速を3.1秒でクリアするパフォーマンス(AWD)は、2024年春に改良を受け、610kmの航続距離を実現しています。

モデル3の美点は、EVらしいスムーズで静かな走りはもちろん、驚くほど広い後席の足元空間と594Lという広めのトランク容量(フロントにも収納スペースを用意)などがあります。

中古車市場では10万km前後の物件もあり、バッテリー状態の確認は不可欠です。

ファルコンウィングドアを採用する高級クロスオーバーSUVのモデルX

2016年9月に販売を開始したモデルXは、「ファルコンウィングドア」と呼ぶガルウイングドアを採用する高級クロスオーバーSUVです。

2列5人乗り、3列の6人乗りと7人乗りを設定。60Dは355km、75Dは417km、90Dは489km、P90Dは489km、P100Dは542kmという航続距離を確保しています。

5mを超える全長、2m超の全幅という巨体で、3列目は緊急用と割り切れば大人でも座れる実用性を実現しています。

2023年5月に、3つのモーターを備えるトライモーターAWDの最上級グレードPlaid(プラッド)を追加。0-100km/h加速は、量産車最速クラスの2.6秒を達成しています。

モデルXの中古車は流通量が少ないものの、500万円を切る個体もあります。

バッテリー残量の確認はもちろん、ファルコンウィングドアの不具合などのケースもあり、要チェックポイントです。

フルサイズ級サルーンのモデルS

2014年9月に日本で販売を開始したモデルSは、5mに迫る全長、2mに迫る全幅を備えた大型の高級サルーンです。

なお、このモデルSと前出のモデルXの日本向け生産を終了していて、新車は在庫販売のみとなっています。

キャビンは広々している反面、取り回しには気を使います。広大なトランクに加えて、フロントにも実用になる収納スペースも用意。

発売時の航続距離は約502km。2016年には、マイナーチェンジを受け、スマホでリモート駐車(前後方向の出庫、入庫)ができるようになりました。

2023年にデュアルモーターAWD、トライモーターAWDの「Plaid」を発表。後者は、0-100km/h加速を2.1秒で達成し、モデルXの「Plaid」とともに量産車最速クラスを実現しています。

デビューの古いモデルSは、物件数は少ないですが、「Plaid」の価格は高値安定、初期モデルで走行距離を重ねた個体は300万円を切るケースも散見されます。

バッテリー残量の確認をはじめ入念なチェックは不可欠ですが、コスパに優れた物件と出会えるかもしれません。

ミドルサイズSUVのモデルY

2022年に販売が開始されたミドルサイズSUVのモデルYは、前後合わせて2,100Lの荷室容量を誇り、前後席の頭上空間はもちろん、後席足元空間にも十分な余裕があります。

航続距離は、ベースグレードのRWDでも507kmを確保し、パフォーマンス(ロングレンジ)は595kmを実現しています。

2025年1月にマイナーチェンジを受け、RWDは547km、ロングレンジは635kmまで航続距離を延ばしています。

デビュー間もないため、中古車の物件は少なめです。

テスラを中古で狙うならバッテリーの残量確認はマスト

テスラ モデル3 Model3

ガソリン車やディーゼル車などの内燃機関(ICE)と比べると、中古車市場でのEVの価格は、一般的に割安感があると捉える方も多いかもしれません。

いっぽうでバッテリー残量(航続距離)への不安が多いはずで、バッテリー残量の確認はもちろん、認定中古車(中古車限定保証付)なども検討したいところです。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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