中東情勢の影響で高騰した相場が小休止|2026年4月買取相場レポート
v中古車の買取価格は同じ車種、同じ条件であっても年間を通じて見ると、高い時期と安い時期があることはご存知のとおり。
できるだけ高値で売却するには、タイミングと買取業者選びが大切です。
車選びドットコムでは、オークション相場や自社で収集・蓄積した独自データを基に、最新の買取相場をレポートしてお届けします。
- Chapter
- 中東情勢の影響を受けて今月は小休止
- 中古車買取の動向
- ボディタイプ別買取ランキング
中東情勢の影響を受けて今月は小休止
2026年に入り、世界経済を揺るがしているホルムズ海峡の封鎖は、原油関連のみならず、日本国内の「中古車」の価値にも影響をおよぼしはじめています。
走行距離の少なさと、車検制度により安定した状態を保っていることから、世界各国へ輸出されている日本の中古車ですが、なかでもホルムズ海峡の先に位置するアラブ首長国連邦(UAE)のジェベル・アリ港は、中東およびアフリカ、中央アジアへ日本製中古車を再輸出するハブとしても重要な拠点。
昨年の実績は、中古車輸出全体の約15パーセントにあたる約25万台で、2年連続で国別輸出先の第1位となっています。
このUAEの港が機能不全に陥ったことで、日本国内には輸出先を失った車両が滞留し始めています。
一部、アフリカ向けに関しては、ケニアやタンザニアなどへ直接送るルートが模索されていますが、独自の輸入規制や港湾の規模、輸送運賃などにより限定的と言われています。
これらの要因によって国内の中古車買取相場は、二極化が進むいっぽうで全体的な下落圧力が強まっています。
二極化のもっとも顕著な例が、中東での需要が強いランドクルーザーをはじめとしたSUV系で、ホルムズ湾封鎖直後からオークション相場が急落しています。いっぽうで影響を受けにくい車両として、国内需要に強い軽自動車やコンパクトカーがありますが、市場全体の不透明感から、買取業者が全体の査定額を低めに見積もる傾向が強まっており、平均価格を押し下げる要因となっています。
現在、輸出向けとされる人気SUVや高級ミニバンをお持ちの場合、情勢の悪化にともない、さらに下落リスクがあります。これ以上の暴落を避けるため、早めに複数の査定を受け、現状の最高値を確認しておくと良いかもしれません。
中古車買取の動向
昨年の夏以降、過去最高値で推移してきた買取平均価格ですが、3月の買取平均価格は100万円を下回る99.5万円となりました。
例年であれば、新生活の需要期を過ぎた4月を底に夏に向けて上昇に転じる局面であり、データも同様の傾向を示していますが、ホルムズ海峡封鎖によりUAEへの輸出が大幅に制限されたことで、とくに中東、中央アジア地域の需要の減速が予想されることから、先行きは不透明な状態となっています。
ただし、これまで何度もお伝えしてきたように、コロナによって国内メーカーが減産を強いられた、5年落ち前後の車両は、圧倒的な流通量不足により高値傾向です。
またUAEへのルートが途絶されるいっぽうで代替ルートが構築されることになれば、中古車輸出全体にあたえる影響は抑えられることになり、平均価格が回復する可能性もあります。
さらに原油価格の高騰が世界的なガソリン価格の上昇を招いていることから、今後はトヨタをはじめとした国内のハイブリッド車が注目されるのではないかと予想しています。
ホルムズ海峡という地球の裏側の出来事によって中古車の平均買取価格は、底を探る展開が続いていますが、アフリカ直行便の増加などポジティブな兆しも見え始めています。愛車の売却を考えている方は、日々刻々と変わる中東情勢を注視し、柔軟な戦略を立てることが需要になります。
その際は、車選びドットコムの一括査定サービスがおすすめ。
車両の情報を入力するだけで、複数の買取業者に査定の依頼ができますので、その時々によって価格の変動もキャッチすることが可能な車選びドットコムの一括査定サービスは、手軽にかつ少しでも高く車を売りたいオーナーにこそ使ってほしいシステムなのです。
ボディタイプ別買取ランキング
最後に中古車情報サイト(車選びドットコム)の、最新のボディタイプ別中古車買取ランキングを紹介します。市場で売買が盛んな人気の車はすぐに買い手がつくことから買取価格にも影響しますので、愛車の売却を検討する際には市場のトレンドもぜひ参考にしてください。
国産車ボディタイプ別買取ランキング
| ボディタイプ | 割合(%) | |
| 1位 | 軽自動車 | 31.8% |
| 2位 | コンパクト/ハッチバック | 17.5% |
| 3位 | ミニバン/ワンボックス | 17.0% |
| 4位 | セダン/ハードトップ | 7.8% |
| 5位 | SUV/クロカン | 6.7% |
国産車ボディタイプ別買取ランキングは、前月2位のミニバン/ワンボックスと3位のコンパクト/ハッチバックが入れ替わった以外は前月と同じです。とくに軽自動車は、割合を伸ばし30パーセント以上。買取相場平均も高値安定傾向です。
輸入車ボディタイプ別買取ランキング
| ボディタイプ | 割合(%) | |
| 1位 | セダン/ハードトップ | 25.9% |
| 2位 | SUV/クロカン | 21.3% |
| 3位 | コンパクト/ハッチバック | 19.5% |
| 4位 | クーペ | 9.6% |
| 5位 | ステーションワゴン | 9.2% |
輸入車ボディタイプ別買取ランキングは、前月1位のSUV/クロカンと2位のセダン/ハードトップが順位を入れ替えました。セダン/ハードトップが増加した要因は、メルセデス・ベンツのCクラスとSクラス(2021年発表)、メルセデス・ベンツ Aクラスセダン、BMW 3シリーズ(2019年発表)の乗り換え需要がありそうです。
買取価格は、販売戦略や店舗ごとの在庫状況、業者の得意とする車種、また顧客からの要望を受けている車種など、さまざまな要因によって変動します。その差は数万円から、多いときには数十万円になることもあります。
少しでも高値での買取を期待するのであれば、まずは複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
一括査定サービスを利用して、いくつかの買取業者から見積もりを取ることで、もっとも高額をつけた店舗に売却することができますし、希望の店舗の提示価格が思ったより低かった場合でも、他店の見積もりを交渉材料に使うことができるのもメリットです。
また、車の売却においては、買取価格の高さだけでなく、信頼できる店舗を見つけることも大切です。
そんなとき一括査定サービスは、愛車の市場価値を把握できるだけでなく、信頼できる店舗を見極める手がかりにもなるかもしれません。

























