好調な中古車輸出が買取価格を高止まりさせる|2026年5月買取相場レポート
中古車の買取価格は同じ車種、同じ条件であっても年間を通じて見ると、高い時期と安い時期があることはご存知のとおり。
できるだけ高値で売却するには、タイミングと買取業者選びが大切です。
車選びドットコムでは、オークション相場や自社で収集・蓄積した独自データを基に、最新の買取相場をレポートしてお届けします。
新ルートの確保で中古車輸出は好調を維持
多くの人が新生活を開始する春先は、中古車業界も年間で最大の需要期になっており、買取平均価格が高値を記録するのもこの時期です。4月はその反動もあっていったん落ち着き、そこからまた上昇に転じるというのが毎年の流れです。
くわえて近年は、円安の影響で国内の中古車販売業者と海外のバイヤーが争うことで、中古車の買取平均価格を押し上げています。
アメリカとイスラエルによるイラン攻撃によってホルムズ海峡が封鎖されたことで、これまで最大の中古車輸出国だったアラブ首長国連邦(UAE)との取り引きは激減したものの、おもな業者はUAEを通さないルートを確保することで、全体的な台数の減少を防ぎました。
いっぽうで中東情勢の悪化による世界的なガソリン価格の高騰は、中古のハイブリッド車(HV)や軽自動車の価格を押し上げる要因となってます。
とくにHV車に関しては、国内ユーザーにくわえて、EVインフラが未整備なアフリカやアジア諸国において「燃料代を半分にして、停電リスクも関係ない、最も信頼できる実用資産」としてニーズが高まっています。
トヨタ プリウスをはじめ、アクア、ホンダ ヴェゼル等の燃費性能に優れた車種は、少々の低年式や過走行ぎみであっても、「円安による輸出パワー」と「燃料高によるHV需要」のダブルメリットによって高値査定が期待できるかもしれません。
ただし、国の為替介入等で急激な円高に振れれば、海外需要はストップして、相場が急落するリスクには注意が必要です。
不透明な国際情勢が続くいま、愛車の特性を見極め、円安の恩恵があるうちに迅速に動くことが高値売却の鍵かもしれません。
売却を考えているユーザーは、愛車の価値を国内・海外両方の販路を持つルートで正しく評価してくれる買取店を選びたいものです。
中古車買取の動向
ホルムズ海峡封鎖により、これまで最大の中古車輸出相手国だったUAEへの輸出に制限がかかったことで懸念されていた3月の中古車輸出は、過去最高となる約15.6万台を記録した昨年ほどではなかったものの、一昨年よりも多い約15.2万台を達成。
国内の買取平均価格も、99万円台となった3月からわずかに上昇をみせて100万円台を回復しています。
過去5年間のデータをもとにした車選びドットコムのシミュレーションでは、中間決算に合わせて買取店が仕入れを強化、くわえて夏のボーナス後でファミリー向けのSUVやミニバン等の需要が高まる8、9月に向けて、買取価格が上昇する予想となっています。
とくにハイブリッド車に関しては、国内の高い需要にプラスして、国内では敬遠されがちな過走行車であっても、「信頼性」や「整備状態」が重視される海外では、非常に強い需要があります。「世界規模の争奪戦」に「記録的な円安」が加わることで、買取には強力なプレミアがついてます。
こうした「世界の実需」と「為替の追い風」が最大化している現在、売り手は愛車の価値を国内・海外両方の販路を持つルートで正しく評価させることが肝要です。
その際には、車選びドットコムの一括査定サービスがおすすめ。車選びドットコムの一括査定サービスなら、車両の情報を入力するだけで、複数の買取業者に査定の依頼ができますので、その時々によって最高値を付ける業者はもちろん価格の変動もキャッチすることが可能です。
つまり、手軽にかつ少しでも高く車を売りたいオーナーにこそ使ってほしいシステムなのです。
ボディタイプ別買取ランキング
最後に中古車情報サイト(車選びドットコム)の、最新のボディタイプ別中古車買取ランキングを紹介します。市場で売買が盛んな人気の車はすぐに買い手がつくことから買取価格にも影響しますので、愛車の売却を検討する際には市場のトレンドもぜひ参考にしてください。
国産車ボディタイプ別買取ランキング
| ボディタイプ | 割合 | |
| 1位 | 軽自動車 | 28.3% |
| 2位 | ミニバン/ワンボックス | 19.6% |
| 3位 | コンパクト/ハッチバック | 15.9% |
| 4位 | セダン/ハードトップ | 8.0% |
| 5位 | SUV/クロカン | 7.5% |
国産車ボディタイプ別買取ランキングは、前月3位のミニバン/ワンボックスと2位のコンパクト/ハッチバックが入れ替わった以外は前月と同じでした。
なかでもミニバン/ワンボックスの変動率が高いのは、春先に発生しやすい生活スタイルの変化の表れかもしれません。
輸入車ボディタイプ別買取ランキング
| ボディタイプ | 割合 | |
| 1位 | セダン/ハードトップ | 26.0% |
| 2位 | コンパクト/ハッチバック | 23.2% |
| 3位 | SUV/クロカン | 21.3% |
| 4位 | クーペ | 8.7% |
| 5位 | トラック | 7.3% |
輸入車ボディタイプ別買取ランキングは、セダン/ハードトップの1位は前月と変わらず、2位のSUV/クロカンと3位のコンパクト/ハッチバックが順位を入れ替えました。
中古車の買取価格は、販売戦略や店舗ごとの在庫状況、業者の得意とする車種、また顧客からの要望を受けている車種など、さまざまな要因によって変動します。その差は数万円から、多いときには数十万円になることもあります。
少しでも高値での買取を期待するのであれば、まずは複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
一括査定サービスを利用して、いくつかの買取業者から見積もりを取ることで、もっとも高額をつけた店舗に売却することができますし、希望の店舗の提示価格が思ったより低かった場合でも、他店の見積もりを交渉材料に使うことができるのもメリットです。
また、車の売却においては、買取価格の高さだけでなく、信頼できる店舗を見つけることも大切です。
そんなとき一括査定サービスは、愛車の市場価値を把握できるだけでなく、信頼できる店舗を見極める手がかりにもなるかもしれません。
























