高いガソリン代を節約したい!中古でハイブリッドを買うならこの5台がオススメ!

トヨタが世界に先駆けて販売をはじめたハイブリッド車の魅力は、燃費のよさに加えてモーターアシストによる力強い加速感やエンジンの始動が抑制されることによる静粛性などがあります。
さらにガソリンを燃料とするため、バッテリーEVのように出先で充電設備の有無を気にする必要もないなど、手軽に乗れることもポイントです。
ここでは、おすすめの5台をピックアップして紹介します。
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- ホンダ インサイトは価格面から「2代目がオススメ」
- 老若男女におすすめできるトヨタ アクア
- ソリオは価格と燃費のバランスが良いマイルドハイブリッドがオススメ
- ホンダ フィットは3代目後期(DAA-GP6)がオススメ
- トヨタ ヴォクシーは2017年7月に受けたマイナーチェンジ後がオススメ
- 一部に値ごろ感も出てきた国産メーカーのハイブリッドモデル
ホンダ インサイトは価格面から「2代目がオススメ」

2018年12月に発売されたホンダ インサイト(3代目)は、比較的コンパクトなハッチバックからミドルサイズセダンに上級移行したモデル。走りや居住性などは着実にグレードアップしています。
とはいえ中古で購入するなら、価格面も考慮すると、狙い目は2014年3月に販売を終えた2代目がベターかもしれません。
美点は全長が4.4m以下、全幅も5ナンバーサイズに収まる、取り回し駐車のしやすさで、JC08モード燃費は27.2km/L。物件数も比較的多く、100万円以下で手に入ります。
2013年5月には、質感向上、装備の充実化を柱とした一部改良を受けています。
エクスクルーシブ系グレードは、CR-Zに搭載されていた1.5Lエンジンに専用チューニングを施してして積まれていて、上質かつスタイリッシュな雰囲気が魅力です。
老若男女におすすめできるトヨタ アクア

新型ヤリスの登場で影に隠れてしまったトヨタ アクアですが、中古車で買うならタマ数も多いアクアは狙い目です。
アクアには、1.5L直列4気筒エンジン+モーターの「THSⅡ」が搭載されています。
後席はやや狭いものの、全長は約4m、全幅は5ナンバーサイズに収まり、狭い駐車場や道路にも対応してくれます。まさに、日本のインフラ事情にマッチするハイブリッドといえそう。
1人、2人で乗る機会が多い、セカンドカーとして考えているのなら後席や荷室の狭さもそれほど気にならないのではないでしょうか。
オススメは、2015年11月の一部改良後モデル。いまや必須装備といえる衝突被害軽減ブレーキをはじめ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームからなる「トヨタ セーフティ センスC」が設定されたため、同装備搭載車を最低条件としたいところです。
さらに、2018年4月の一部改良で「トヨタ セーフティ センス」にアップデートされていますので、予算が許せば同一部改良後モデルを狙うのがベストでしょう。
ソリオは価格と燃費のバランスが良いマイルドハイブリッドがオススメ

2020年12月にフルモデルチェンジが行われたスズキ ソリオ。中古車で買うなら先代(3代目)も狙い目です。
先代ソリオには、ハイブリッド、マイルドハイブリッド、ガソリンエンジン車が設定されています。
燃費がもっともいいのは、ハイブリッドの「SZ」、「SX」で、JC08モード燃費は32.0km/L。新車価格は200万円を超えていたため、中古車価格も高めです。
いっぽうマイルドハイブリッド仕様の「MZ」「MX」は、27.8km/L(2WD)と23.8km/L(4WD)という燃費で、ハイブリッドほどのモーターアシストは得られないものの、低燃費と価格のバランスに秀でています。
また、一般的には扱いやすいCVTとの組み合わせ(ハイブリッドはオートギヤシフトのAGS)で、ATやCVTに慣れている人にはマイルドハイブリッドのほうが乗りやすいかもしれません。
ホンダ フィットは3代目後期(DAA-GP6)がオススメ

2020年2月にフルモデルチェンジを受けたホンダ フィット。新型は、駆動用と発電用の2モーターを搭載するハイブリッドの「e:HEV」を設定し、走りの良さや省燃費を兼ね備えています。
最新の「ホンダ・センシング」も搭載され、全面改良にふさわしい内容となっていますが、中古で狙うのであれば、先代(ハイブリッドとしては2代目)も十分に魅力的です。
狙いたいのは、2017年6月のマイナーチェンジ後モデル。衝突被害軽減ブレーキなどからなる「ホンダ・センシング」が採用されていますので、同装備を搭載した物件から選びたいところ。
FFモデルは、JC08モード燃費で37.2km/Lに達し、低燃費を享受できます。
この世代のフィットは何度かのリコールを受けているため、購入前には対策が施されているか確認したいところです。
トヨタ ヴォクシーは2017年7月に受けたマイナーチェンジ後がオススメ

2022年にフルモデルチェンジを受けたトヨタの人気ミニバン、ヴォクシー。納車遅れも手伝って、中古市場では高値傾向が続いています。
そこで狙うのは、先代の80系ヴォクシーです。パワートレインは、ガソリンエンジンとエンジン+モーターの「THS2」と呼ばれるフルハイブリッドを設定。ハイブリッド(2WD)のJC08モード燃費は23.8km/Lとなっています。
ハイブリッドの乗車定員は7人乗りのみ。駆動方式も2WDのみとなっていますので、4WDと2列目にキャプテンシートを備えた6人乗りが希望という方は、ほかの選択肢をあたる必要があります。
走りはらしくスムーズかつ高い静粛性が美点で、家族でロングドライブを楽しむ際も燃費も含めて高い満足感が得られるはず。
先進安全装備を重視すると、2019年の一部改良で「トヨタセーフティセンス」が採用された最新型を狙いたいところですが、まだタマ数が少なく、高値安定で推移しています。
買い得感を重視するのなら2017年7月に受けたマイナーチェンジ後モデルがオススメ。
以前よりも精悍なスタイルになり、なかでも「ZS」グレードは、アグレッシブなエアロスタイルに、押し出し感のあるメッキを多用したフロントマスクなど、ヴォクシーらしい存在感の高さを享受できます。
一部に値ごろ感も出てきた国産メーカーのハイブリッドモデル

いまでは軽自動車、コンパクトカー、SUV、ミニバンなど多様なモデルに設定されているハイブリッド。上記のほかにも、SUVでは日産の先代エクストレイルも値ごろ感がある物件が出ています。
ハイブリッドの代表的モデルであるトヨタ プリウスは別記事で取り上げたため、ここではピックアップしませんでしたが、2列5人乗りのほか、3代目の30系には3列7人乗りも設定されるなど、多人数乗車を含む多様なニーズに応えています。
人気のコンパクトカーでは、ヤリスの前身モデル、ヴィッツにもハイブリッドが設定されています。
また、100%電動駆動であるものの、メカニズムとしてはシリーズハイブリッドである日産の「e-POWER」は、ノート、セレナに設定されていて人気を集めていて、中古車も多く出回っています。