存在感と高級感で勝負!日本車にないアメ車の3つの魅力とは?
現代の新型車は、世界的な環境問題によって低燃費で環境に優しいことがひとつの条件になっています。
しかしいまから約50年前の1970年代には、現在とはまた違った車が人気を誇っていました。そのひとつがアメ車です。
幅2m、長さ5mを超える大きな車体と、大排気量による豪快な走りは、多くの憧れでした。そんな当時の魅力を色濃く残す、現代のアメ車をお伝えします。
- Chapter
- 1.日本車にはない、力強い存在感と高級感があるタイプ
- 2.悪路でも大丈夫! 圧倒的な走破性を持つタイプ
- 3.スポーティーなデザインがカッコいいタイプ
- 全体に共通していること、それは走りの良さ
1.日本車にはない、力強い存在感と高級感があるタイプ
約50年前の日本でアメ車といえば、財力の象徴でもありました。アメ車を買うことが、お金持ちの一種のステータスだったのです。
しかし、バブル期以降、ドイツ車の台頭と反比例するようにアメ車人気は低迷します。それに加え、環境問題が社会的な問題に発展すると、排気量が多いアメ車は次第に敬遠されるようになりました。
大きくて燃費の悪いアメ車は、実用的ではないと人々に認知されてしまったのです。
そんなマイナスのイメージがあったアメ車ですが、各メーカーの努力もあって最近では少しずつかつての人気を取り戻しつつあります。
今回は、そんなアメ車の魅力と、おすすめの車種をお伝えしていきます。
アメ車の一番の良さはなんといってもその存在感にあります。キャデラックなどに代表されるような、高級感と力強さを併せ持つデザインは、日本車ではあまり見かけません。
また世界的にみても、車をコンパクトにしていく流れが強いなかで、アメ車の力強さを前面に押し出すデザインは、独特な魅力を放っています。
そんな車で街中を走れば、注目を集めること間違いなし。ドライバーは優越感にひたりながら運転することができます。
その存在感は、中古で安く買っても、充分に発揮してくれるでしょう。
おすすめ1:キャデラック エスカレード
アメリカを代表する高級車ブランド、キャデラックが1999年から販売しているフルサイズのSUVです。
現行型は2020年の登場で、日本に正規輸入されているのは、最高出力306kW(416PS)/最大トルク624Nmをそれぞれ発揮する6.2LのV型8気筒OHVエンジンに、10速ATとセレクタブル4WDを組み合わせるPLATINUM(プラチナム)とSPORT(スポーツ)という2つのグレード。
室内は、ドライバーの正面にセットされる38インチ大型OLEDディスプレイをはじめとした最新のテクノロジーをはじめ、本物のウッド素材とセミアニリンレザー、プレミアムファブリックなど選びぬかれた素材を使った内装、乗員の快適性に配慮した装備など、欧州車とは違った高級感で出迎えてくれます。
2.悪路でも大丈夫! 圧倒的な走破性を持つタイプ
北米では、クロスオーバーSUVが流行るいっぽうで、ピックアップトラックなど悪路に強く、オフロード走行も難なく行うことがでる車種も一定の市民権を獲得しています。
そのウラには、保険料が安いということもあるのですが、なんといってもその見た目から発生する”力強さ”や”迫力”がピックアップトラックの魅力です。
なかでももっとも人気なのはフォードのFシリーズで、2022年は年間で65万台以上を販売しました。
おすすめ2:ジープ グラディエーター
ジープの人気車種、ラングラーのプラットフォームをベースに開発されたピックアップトラックがグラディエーターです。
ホイールベースがラングラーより480mm伸ばされたグラディエーターのボディサイズは、全長5,600mm×1,930mm×1,850mmというもので、全幅こそやや狭いものの全長はフルサイズピックアップトラックに迫る長さです。
また3.6L V6のエンジン、8速AT、オンデマンド式の4WDシステムなど、ラングラーと同じものを搭載しますが、日本で販売されるグラディエーターはハイパフォーマンス版のルビコンのみで、エンジン出力がラングラーのV6よりも高くなっていることが特徴です。
3.スポーティーなデザインがカッコいいタイプ
SUVやピックアップトラックが年間販売の上位を占めるなか、スポーティでカッコいい、スポーツモデルも現代的にアップデートされて一定の人気を維持しています。
その代表格がフォード マスタングやシボレー カマロ、コルベットです。いずれもかつてのテイストを残したデザインをまとっており、当時あこがれた世代から若者まで支持されています。
おすすめ3:シボレー コルベット
2020年に発売されたシボレー コルベット(C8型)は、独特のマッシブなテイストを残しつつ、世界的に通用するスポーツカーになるため、伝統のFRレイアウトをやめてミドシップレイアウトにスイッチしています。
車体中央に搭載されるパワートレーンは、6.2LのV8エンジンにデュアルクラッチ式の8速ATという組み合わせ。
シリンダーヘッドにカムシャフトを持たないOHVレイアウトにこわだるなど、古き良きアメ車のテイストも残されています。
全体に共通していること、それは走りの良さ
これは、アメ車ブランド全般に言えることですが、走りが良いでことがポイントです。なぜなら、エンジンの排気量が日本と比べてケタ外れに大きいからです。
少しアクセルを踏んだだけで、速度以上の加速感を味わうことができ、安全運転をしながら走る喜びを感じることができます。
ここまで、アメ車の良さをお伝えしてきました。前述したとおり、アメ車は日本車と比べて実用的ではない部分が多々あります。しかし、それを上回る走る喜びがあるのです。
もし、あなたが他の人が持っていない1台をお探しでしたら、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか?