今が買い時?ホンダ ヴェゼルの初代(RU系)モデルの特長やポイントを解説!
![ホンダ ヴェゼル](https://www.kurumaerabi.com/magazine/magazine/files/photo/2021/04/w1100/MDQvMjAyMV82MDZmZjEzM2QxMDM3.jpg)
ホンダ ヴェゼルは、2013年に販売が開始されたクロスオーバーSUV。SUVらしい力強さを備えつつ、クーペのような艶やかなボディラインで、先進的・クールな印象も与えてくれる一台です。
そんなヴェゼルは2021年4月にフルモデルチェンジし、2代目(RV系)が登場しましたが、本記事では、初代モデルの特長や2代目との違い、中古車でおすすめのグレードなどについて紹介していきます。
初代(RU系)ヴェゼルの特長を紹介!
![ホンダ ヴェゼル](https://www.kurumaerabi.com/magazine/magazine/files/photo/2021/04/w1100/MDQvMjAyMV82MDZmZjEzM2QxMDM3.jpg)
初代ヴェゼル(RU系)は2013年12月に発売。ホンダの”グローバルオペレーション改革”戦略の一翼を担う車でもあり、海外市場での展開も視野に入れて開発された背景があります。なお、主要な海外市場では「HR-V」の名でも販売されています。
まずは、初代ヴェゼルの特長についてポイント別に詳しく紹介していきます。
SUV×クーペの独創的なエクステリア
![ホンダ ヴェゼル](https://www.kurumaerabi.com/magazine/magazine/files/photo/2021/02/w1100/MDIvMjAyMV82MDJjYTExNDU3M2Nm.jpg)
ヴェゼルは同社のコンパクトカーであるフィットをベースとしており、2013年発売当初のボディサイズは4,295mm×1,770mm×1,605mmと、SUVの中では比較的コンパクトな部類となります。
アッパーボディは流麗なシルエットを意識してクーペ感を表現し、ロアボディは大きく張り出したバンパーと立体的な造形の足まわりによって、コンパクトサイズながら強い存在感のある、他にはない唯一無二の形となっています。
リアのアウタードアハンドルは、ドアハンドル部をウインドウと一体化させることで2ドアクーペのように見えるデザインを採用して、スポーティイメージを高めています。
車体からは想像できないほどのゆとり空間
![ホンダ ヴェゼル 初代 インテリア](https://www.kurumaerabi.com/magazine/magazine/files/photo/2021/11/w1100/MTEvMjAyMV82MTk3MmVjNTJjNWY3.jpg)
コンパクトサイズながら十分な広さを備える室内空間もヴェゼルの特長です。
前席は、運転席と助手席のあいだをワイドなコンソールで仕切ることで、プライベートな空間を確保。また後席は、クーペのような見た目とコンパクトサイズのボディからは想像できない、ゆとりを持ったリアシートに仕上がっています。
広い室内空間を実現できた理由は、Hondaの特許技術「センタータンクレイアウト」を採用しているため。通常は後席下にある燃料タンクを前席下に移動させることで、空間効率を飛躍的に向上させています。
これにより後席の広々としたフットスペースやシートのチップアップ機構など、機能の充実化に繋がっています。
シートは座り心地や上質感にもこだわっているほか、素材もファブリックや本革、両方を組み合わせたコンビシートなどを用意。好みや座り心地に応じてお好きなものを選べます。
さらに上級セダンでも使われる防音材を使用することで室内の静粛性を高めています。
日常からレジャーまで使える、大容量の収納
![ホンダ ヴェゼル 初代 荷室](https://www.kurumaerabi.com/magazine/magazine/files/photo/2021/11/w1100/MTEvMjAyMV82MTk3MmVjNTkyODNi.jpg)
Hondaの特許技術「センタータンクレイアウト」の採用は、荷室の広さにも貢献しています。後席を倒さない状態でも荷室容量は393Lと、9.5インチのゴルフバッグを3つ収納できるほどの広さを備えています。
しかも開口部の地上高は65cmと、同クラスでトップレベル(※発売当時)の低床設計となっているため、大きなものや重い荷物もラクに載せることができます。
![ホンダ ヴェゼル 初代 シートアレンジ](https://www.kurumaerabi.com/magazine/magazine/files/photo/2021/11/w1100/MTEvMjAyMV82MTk3MmVjNjM4Nzlk.jpg)
リアシートは60:40の分割式で、リアシート左右に備え付けられたレバーを引くだけで収納が可能なほか、シート座面のチップアップ機構も備えるなど、さまざまなシートアレンジが可能となっています。
リアシートを両方収納すれば140cm×76cmのマウンテンバイクを2台載せられるフラットな荷室が現れるほか、片側のリアシートとフロントシートの背もたれを倒せば、サーフボードなどの長物も積載できます。
走行性能・燃費性能
![ホンダ ヴェゼル 初代](https://www.kurumaerabi.com/magazine/magazine/files/photo/2021/11/w1100/MTEvMjAyMV82MTk3MzRiYzIyMWUx.jpg)
基本的な性能として”運転しやすいジャストサイズ”にこだわった設計となっています。
最小回転半径は5.3mと、街中の狭い道や交差点、駐車場でも取り回しがしやすいものとなっています。また、車高も高く見晴らしの良いアイポイントとなったことで、街中での安全な走行にも適した性能を備えています。
パワートレーンは、1.5Lのガソリンと1.5Lエンジンとモーターを組みわせるハイブリッドに、2019年に追加された1.5Lターボの3つで、WLTCモード燃費はハイブリッド(FF)で最大21.0km/L、ガソリン(FF)で18.6km/Lと、かなりの低燃費となっていました。
初代ヴェゼルの安全性能は?
![ホンダ ヴェゼル 初代 安全装備](https://www.kurumaerabi.com/magazine/magazine/files/photo/2021/11/w1100/MTEvMjAyMV82MTk3MzRiY2EzMDlm.jpg)
安全装備については、2013年の発売当初には、約30km/h以下での前方車両との衝突回避・軽減を自動ブレーキによって支援する「シティブレーキアクティブシステム」が用意されました。
これに加え、前席用 i -サイドエアバッグ システムやサイドカーテンエアバッグシステム〈前席/ 後席対応〉と合わせた「あんしんパッケージ」がタイプ別に設定されていました。
先進安全運転システムの「Honda SENSING(ホンダセンシング)」の搭載は2016年からで、2018年のマイナーチェンジで全車標準装備となりました。
「Honda SENSING」には、衝突軽減ブレーキ〈CMBS〉・誤発進抑制機能・歩行者事故低減ステアリング、・路外逸脱抑制機能・ACC〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉・LKAS〈車線維持支援システム〉・先行車発進お知らせ機能・標識認識機能が搭載されています。
2代目ヴェゼルは何が変わった?
![ホンダ ヴェゼル 2代目](https://www.kurumaerabi.com/magazine/magazine/files/photo/2021/09/w1100/MDkvMjAyMV82MTUxMjQ5NjFiYzQ4.jpg)
2021年にフルモデルチェンジされた2代目ヴェゼルは、初代と比べてどのような点が変わったのでしょうか?
まずエクステリアデザインですが、特にフロントグリルまわりが大きく刷新され、より都会的でスタイリッシュな雰囲気となりました。ボディカラーも増え、e:HEVモデルの「 PLaY」グレードにはツートーンカラーも用意されています。
後席のフットスペースは、初代に比べてさらに35mm広く。また「そよ風アウトレットやパノラマルーフといった快適装備も多数用意されており、よりドライブを快適に過ごせる一台となっています。
「Honda SENSING」は、3つの検知方法によって機能が向上。全車標準装備となっているため、グレードによって安全性の違いを気にする必要がないのは嬉しいポイントです。
またハイブリッドシステムがe:HEVとなった点も大きな違い。WLTCモード燃費は最大25.0km/Lと、燃費性能も向上しています。
中古車で狙いやすい初代は、手が出しやすくおすすめ
![車 お金 電卓](https://www.kurumaerabi.com/magazine/magazine/files/photo/2021/05/w1100/MDUvMjAyMV82MDk0OWJiOTFkMTdk.jpg)
ヴェゼルは、初代・2代目ともに”クーペライクな流麗なデザイン”や”コンパクトながら広い室内空間・荷室”が特長のモデルとなっています。
エクステリアデザインや採用するハイブリッドシステム、安全機能の内容の違いなどはありますが、基本性能は初代後期モデルも十分な機能を備えており、中古車で狙うにはおすすめの車です。
また価格帯は決して高級というわけではないものの、20代など若い世代の方は予算的にも価格がこなれる中古車を選択肢とするのが現実的。
安全性能が充実した車を選びたいのであれば、マイナーチェンジ後の2018年式(2月)以降の車両から探すのがおすすめです。
できるだけ価格を抑えつつ、機能も充実したバランスの良い車をお探しであれば、2016年2月の一部改良後の車両を条件に探してみてください。