レクサス GSと兄弟車。トヨタ アリストはどんなクルマ?
トヨタ アリストは、1991年から2004年にかけて販売されていた高級セダンです。日本国外ではレクサスGSシリーズとして販売されていた車種を、日本ではアリストとして販売していました。
2005年からは日本国内でもレクサスGSとして販売されることとなり、アリストという名称はなくなりました。なお、レクサスGSは2020年8月に生産・販売が終了しています。
高級セダンでも高い走行性能を特徴とし、エンジンは直列6気筒ツインターボエンジンを搭載して、販売されていた当時は国内最速のセダンとしても知られていました。
ライバル車との比較
トヨタ・アリストとよく比較されるのが、同じトヨタのセルシオです。両車種を比較してみましょう。
なお、両車種ともすでに生産終了となっていますので、最終モデルである2004年時の仕様で比較しています。
トヨタ セルシオ
セルシオは発売当時トヨタの最高級セダンという位置づけでしたので、新車価格はアリストより200万円ほど高く設定されていました。
しかし、ボディサイズ、最高出力、最大トルクはすべてセルシオがアリストを上回ります。燃費性能だけが、微差ですがアリストのほうが高くなっています。
どちらもすでに中古車しか販売されておりませんし、低年式ですので、中古車市場では状態、価格とも非常にバラエティに富んでいます。
新車では価格差がありましたが、中古車ではセルシオにお買い得品があるかもしれません。
トヨタ・アリスト | トヨタ・セルシオ | |
---|---|---|
新車価格帯 | 384.3~477.7万円 | 593.2~787.5万円 |
全長×全幅×全高 | 4805×1800×1435mm | 5015×1830×1490mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1975×1550×1180mm | 2080×1535×1210mm |
最高出力 | 169kW | 206kW |
最大トルク | 304Nm | 430Nm |
燃費性能 | 9.4km/L | 8.9km/L |
まとめ
高級セダンの中でも、走行性能を重視したスポーツタイプとして位置づけられたトヨタ アリスト。
生産終了後、海外で先行していたレクサスブランドを冠した「レクサス GSシリーズ」として販売され、レクサスブランドとしては日本で発売された初めての車となりました。
レクサスGSとなっても高い走行性能は特徴として引き継がれつつ、その後ハイブリッドモデルが誕生するなど進化し、レクサスブランドの代表的な車のひとつとなりましたが、こちらも惜しまれつつ2020年に生産・販売が終了しています。