ホンダ N-BOXの中古車相場と狙い目モデル。選び方を解説

軽自動車(軽四輪車)の新車販売台数ランキングにおいて、2015年度から2022年度までトップの座に君臨し続けているホンダ N-BOX。
軽自動車ながら開放感のある室内空間を確保し、使い勝手の良い機能性や充実の安全性能も備えるなど優等生な一台として人気のN-BOXを、車選びドットコムの中古車相場をもとに、狙い目なN-BOXの中古車を紹介します。
ホンダ N-BOXとはどんな車?

ホンダ N-BOXは、2021年12月にデビューしたスーパーハイトワゴンです。
初代モデルの発売直後から多くのユーザーの人気を集め、発売翌年の2012年にはさっそく軽自動車の新車販売台数で第1位を獲得。
2017年にモデルチェンジを受けて2代目に進化しましたが、2014年度の第2位以外は2022年度まですべての年度において第1位を獲得しており、長年に渡り支持を集めています。
その魅力はなんと言っても、軽自動車ながら普通車顔負けの広さ・機能・安全装備など。
圧倒的な広さを誇る室内空間や上質なデザインはもちろん、2017年に登場した2代目からは、先進安全機能「Honda SENSING」を全グレードに標準装備しています。
その機能性や使い勝手の良さから、セカンドカーとして選ばれることも多く、2020年からは世間のママたちの投票で選ばれる「マザーズセレクション大賞」を3年連続で受賞するなど、子育て中のママにもピッタリの一台です。
価格と年式から見た、おすすめのN-BOX中古車

まずは、「年式と価格相場」から見た狙い目のN-BOXの中古車を紹介していきます。
2023年5月時点の中古車物件価格分布表から「価格と年式」の条件で、特に分布の多いところをピックアップしていきます。(※上記画像は2023年5月16日時点の情報)
出典:N-BOX(ホンダ)の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム(車選び.com)】
2021年式は在庫豊富。好みの一台を選びやすい
軽自動車の中古車は登録済み未使用車なども多く市場に流通するため、高年式の中古車在庫が豊富なのが特徴ですが、そのなかで人気のN-BOXは登録済み未使用車が少なめです。
もっとも在庫が多いのはモデルチェンジ翌年の2018年式で、好みのグレードや装備で絞り込んで探すことも可能です。
2度めの車検タイミングということもあって、価格も落ち着いてきている印象で、150万円以下で好みのグレードに出会えそうです。
グレードは、ベンチシートの「G」と「L」に集中しており、スーパースライドシート仕様の「EX」は希少です。
最廉価グレードの「G」なら、高年式でも100万円台から見つかる
最廉価グレードの「G」は、2017年のモデルチェンジ後でも100万円以下から探すことができます。
上位グレードの「L」は、モデルチェンジ後は130万円以上の価格で中心は150万円前後です。
2019年式なら、120万円台でも「L」が選べる
2020年12月にマイナーチェンジが敢行されており、最新モデルを選びたい場合は2021年式以降の中古車を探すのがおすすめです。
最新モデルでなくても、現行型の2代目N-BOXには「Honda SENSING」が搭載されており、基本的な機能性はバッチリ確保。
そのため、もう少しコスパの良い中古車を探したいという方は2020年式以前の車両も検討してみると良いでしょう。
なかでも、2018〜2019年式は150万円以下の車両が多く、人気の「L」グレードも130万円前後で狙うことができます。
もちろん、2代目モデルでできるだけ安い価格のものを求めるのであれば、発売年の2017年式から探すのもアリ。予算に応じて年式の条件を変えて探してみるのがおすすめです。
年式と走行距離から見た、おすすめのN-BOX中古車

続いて、「年式と走行距離」から狙い目のN-BOXの中古車を紹介していきます。
出典:N-BOX(ホンダ)の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム(車選び.com)】
2022-2023年式なら100km未満の車両が多数!
人気が高く市場に出回る車両数も多いN-BOXは、高年式の中古車が豊富です。なかでも登録済み未使用車が含まれる走行距離100km未満の車両は、2022年と2023年に集中しています。
2023年5月現在、2022年式で100km未満の在庫車両は167台。価格は、最廉価グレードの「G」なら120万円前後、「L」は130万円以上になっています。
「EX」は掲載数がかなり限られるため、年式や走行距離の条件を少し変えて探すのがおすすめです。
5000km以内の2022年式車両も狙い目
2022年式で中古車を探すのであれば、走行距離5000km程度の車両も掲載台数が多くおすすめです。
価格帯は先述した100km未満の車両と大きくは変わりませんが、お値打ちな中古車は早く売れてしまうことも多いので、根気よく好みの一台を探す必要があります。
コスパで探すならマイナー前の年式
一般的に走行距離が長い車両になるほど、中古車価格は安くなる傾向にあります。そのため、予算によっては年式だけでなく走行距離を変えて探してみると、希望の条件に合う一台が見つけやすくなるかもしれません。
流通数の多いN-BOXであれば、走行距離1万km〜2万kmの条件にするだけでも購入しやすい価格帯となります。
特にL・EXなどの上級グレードを探している方であれば、比較的コスパが良い選択肢と言えそうです。

ホンダ・N-BOXは現行型モデルの中古車も多く流通しており、条件の良い車両が見つかりやすいのが魅力。セカンドカーとして購入する方も多いことから、お値打ちな価格の車両は特に人気が高くなっています。
価格がこなれた車両を探すのであれば、2020年に行われたマイナーチェンジ前のモデルが狙いめです。