入り組んだ道でも安心・安全!ジャンル別、小回りが利く車ランキング5選

狭い道が多い・住宅街に住んでいるなど、場面によっては小回りが利くかどうかで車種を選ぶ必要があります。
この”小回りが利く”車とは、いったいどんな車のこと表しているのでしょうか?
今回は、”小回りが利く”クルマをボディタイプ別に。それぞれトップ3を紹介!また、小回りが利くクルマの定義について解説もしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
小回りが利く車とは?

小回りが利く車は、カタログの「最小回転半径」という項目で判断することができます。
最小回転半径とは、ハンドルを限界まで切った状態で旋回させたときに、外側のタイヤの中心が描く円の半径のことを指します。
この数値が小さいほど、小回りが利く車と言えます。
小回りが利く車は、一般的に最小回転半径が5m以下の車種が当てはまると言われており、軽自動車やコンパクトカーが該当しやすいです。
逆に5.5m以上になると狭い道やスペースに余裕がないところでの取り回しが難しくなります。
最小回転半径が小さい車5選
現在、新車または中古車で購入できる5.5m以下の最小回転半径を持つ車種を、ボディタイプ別にピックアップしてランキング形式で紹介します。
コンパクトなサイズ感でおなじみの軽自動車やコンパクトカーから、ファミリーにもおすすめなミニバン・SUVまで、幅広いラインアップとなっています。
6:【ミニバン】トヨタ シエンタ(5.0m)

室内をできるだけ広くとるため、ホイールベースを長くする傾向にあるミニバンは、そのデザイン上、ハンドルの切れ角を大きく取ることが難しい車種のひとつです。
代表的なトヨタ ノアや日産 セレナは、5ナンバーサイズのボディながらいずれも5.5mで、ホンダ ステップワゴンも5.4mにとどまっています。
そんななか5.0mという脅威の最小回転半径を実現しているのが、2022年にデビューしたトヨタ シエンタ(3代目)です。
室内は、お子さんが立って移動できる1,300mmの室内高と、コンパクトミニバントップレベルの前後席間距離を確保して、開放感のある空間となっています。
シカクマルのデザインをふくめ、ミニバンのなかでも取り回しやすいサイズ感で子育て世代に人気です。
最小回転半径 | 5.0m |
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ボディサイズ | 4.26m×1.695m×1.695m |
燃費(WLTC) | 18.3〜28.4km/L |
ミニバン最小回転半径TOP3

1位 | トヨタ シエンタ(10系) | 5.0m |
2位 | トヨタ ハイエースワゴン(200系) | 5.2m |
3位 | ホンダ フリード(GT系) | 5.4m |
5:【SUV】トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー(4.9m)

SUVと聞くと大型車をイメージする方も多いと思いますが、トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー/スバル レックスは小型のクロスオーバーSUVで、コンパクトなサイズ感ながらも迫力あるアクティブなデザインが特徴です。
大径タイヤを採用していますが、最小回転半径は4.9mと取り回しやすいモデルとなっています。
ちなみに、スズキ ジムニーの普通乗用車版であるジムニーシエラも同じ4.9mの最小回転半径です。
ライズ/ロッキー/レックスは、大容量なラゲッジスペースを持つこともポイント。アウトドア好きにおすすめしたい1台です。
最小回転半径 | 4.9m |
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ボディサイズ | 4m×1.7m×1.62m |
燃費(WLTC) | 17.4〜28.0km/L |
SUV最小回転半径TOP3

1位 | スズキ クロスビー(MN71系) | 4.7m |
2位 | スズキ フロンクス | 4.8m |
3位 | ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズ(200系) | 4.9m |
3位 | スズキ ジムニーシエラ(JB74型) | 4.9m |
4:【コンパクトカー】スズキ スイフト(4.7m)

”小回りの効くクルマ”を探す場合、多くの人がまず思い浮かべるのが軽自動車とコンパクトなハッチバックです。
各メーカーは、ユーザーのそんな要望に応えるため、最小回転半径が小さいコンパクトハッチバックを生産しています。
現在、新車で購入できるなかでもっとも優れた優れた数値を実現しているのが、最小回転半径4.7mのスズキ スイフト(2WD車は4.8m)とマツダ MAZDA2です。
とくに昨年、モデルチェンジをうけて新型になったスイフトは、全長3,840mm×全幅1,695mm×全高1,500mmというコンパクトなボディに、ISG(モータ機能付き発電機)を採用したマイルドハイブリッドを搭載。
22.7km/L(2WD車は24.5km/L)という低燃費による経済性と小回り性を両立しています。
最小回転半径 | 4.7m |
ボディサイズ | 3.84m×1.695m×1.500m |
燃費(WLTC) | 22.7km/L(4WD) |
コンパクトカー最小回転半径TOP3

1位 | 日産 マーチ(K13) | 4.5m |
2位 | スズキ スイフト/4WD(ZCDDS系) | 4.7m |
2位 | マツダ MAZDA2/デミオ(DJ系) | 4.7m |
3位 | トヨタ ヤリス(210系) | 4.8m |
3:【軽自動車】ダイハツ ミライース(4.4m)

「第3のエコカー」をコンセプトに打ち出し、製造・販売されたダイハツ ミライース。
最小回転半径が4.4mという小ささで、取り回しやすいサイズ感を実現しています。
また、安全装備から運転支援機能・快適装備まで、かなり充実した機能を備えています。
求めやすい価格帯で販売されているのもポイントで、新車での購入も視野に入れて探せる1台です。
かつての軽自動車のなかには、4.4m以下の最小回転半径を持つモデルもありましたが、現在は4.4mが下限。同じダイハツのムーヴキャンバス、タント、スズキのワゴンR、アルト、スペーシアなどが含まれます
最小回転半径 | 4.4m |
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ボディサイズ | 3.4m×1.48m×1.5m |
燃費(WLTC) | 25km/L |
軽自動車最小回転半径TOP3

1位 | ダイハツ ミライース/ムーヴキャンバス/タントetc. |
4.4m |
1位 | スズキ ワゴンRスマイル/アルト/スペーシア/ラパンetc. | 4.4m |
3位 | 日産 デイズ/ルークス、三菱 ekワゴン、ホンダ N-BOX/N-ONEetc. | 4.5m |
2:【コンパクトカー】ルノー・トゥインゴ(4.3m)

欧州Aセグメントに分類される小型乗用車のトゥインゴは、丸みを帯びた可愛らしい見た目が特徴の車種です。
フランスの街並みを走るのにおしゃれなそのデザインは、日本でも一際目をひく存在となるでしょう。
そんなトゥインゴの最小回転半径は、国産の軽自動車・コンパクトカーの車種と比較しても小さめな4.3m。
さらに5ドアで、シートアレンジ次第でスペースを広げられるため、レジャーやちょっとした旅行にもおすすめです。
最小回転半径 | 4.3m |
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ボディサイズ | 3.65m×1.65m×1.55m |
燃費(WLTC) | 20.7km/L |
コンパクトカー最小回転半径TOP5

1位 | スマート フォーツークーペ | 3.3m |
2位 | スマート フォーフォー | 4.1m |
3位 | ルノー トゥインゴ | 4.3m |
4位 | ダイハツ トール/トヨタ ルーミー/スバル ジャスティ | 4.6m |
5位 | フィアット 500 | 4.7m |
1:【軽バン(商用車)】三菱 ミニキャブバン(4.1m)

三菱のミニキャブバンは7代目以降、スズキ(エブリイ)からOEM供給を受ける商用車です。いわゆる”軽バン”と呼ばれる車で、広い荷室を備えているのが特徴です。
長く愛されてきた「はたらくクルマ」で、積載性以外にも優れた燃費性能や先進の予防安全技術が搭載されているのもポイントです。
そんなミニキャブバンの最小回転半径は4.1mとかなりの小ささで、軽自動車を含めたラインアップのなかでもより小回りの利く車と言えるでしょう。
最小回転半径 | 4.1m |
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ボディサイズ | 3.4m×1.48m×1.9m |
燃費(WLTC) | 17.2km/L |
軽バン(商用車)最小回転半径TOP3

1位 | スズキ スーパーキャリイ | 3.6m |
1位 | ダイハツ ハイゼット トラック | 3.6m |
3位 | スズキ エブリイ/三菱 ミニキャブ | 4.1m |
街乗りにも最適な小回りが利く車を見つけよう!

住宅街などの入り組んだ道が多い場所では、曲がり角や駐車場の出入りなどで取り回しやすさは気になるところです。
車を購入する際は、今回紹介した最小回転半径の見方を参考に、小回りが利く車かどうかをチェックしておきましょう。
また、車種によってはモデルやグレード別でスペックが異なる場合があるため、欲しい車種のカタログを見る、販売店に確認するなど、事前に確認することをおすすめします。