トヨタ ハイエースのボディタイプを徹底解説!バンとワゴンの違いも紹介します

お仕事ユーザーはもちろん、趣味をサポートする相棒としても人気のトヨタ ハイエース。
最近では、キャンピングカーのベースとしても注目されるなど、気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこでここでは、現行ハイエースのボディタイプをすべて解説。バンとワゴンの違いや各グレードの特徴をわかりやすく紹介します。
ハイエースのボディタイプ。基本は4種類

現行型(200系)のハイエースには、
「ロング・標準幅・標準ルーフ」
「ロング・標準幅・ハイルーフ」
「ロング・ワイド幅・ミドルルーフ」
「スーパーロング・ワイド幅・ハイルーフ」
という4つのボディタイプがあります。それぞれは、最初が全長、真んなかが全幅、最後が屋根の高さを表しています。
まず全長は、ロングが全長4,695mm(1ナンバーは4,840mm)、スーパーロングは全長5,380mm。
全幅は、標準が全幅1,695mm、ワイドは全幅1,880mm。
屋根の高さは、全高1,980mmの標準ルーフと全高2,105mmのミドルルーフ、そして全高2,240mmのハイルーフの3つで、「ロング・標準幅・標準ルーフ」「ロング・標準幅・ハイルーフ」には、タイヤハウスの張り出しがない荷室を持った「ジャストロー」も用意されます。
バンとワゴンの違いと選び方

パッケージは、バンとワゴン(コミューター)の2種類で、上記の4つのタイプとジャストローがすべてのハイエースに用意されるわけではありません。
まず1,695mm幅の標準幅と、荷室のフロアがフラットなジャストローはバン仕様だけの用意。
ワゴン(コミューター)は「ロング・ワイド幅・ミドルルーフ」と「スーパーロング・ワイド幅・ハイルーフ」の2タイプになります。
ドア数は、両サイドにスライドドアを備える5ドアと運転席側にスライドドアのない4ドアがありまりますが、ワゴン仕様は運転席側にスライドドアのない4ドアのみです。
グレードは、バン仕様が「スーパーGL」と「DX」、ワゴン(コミューター)には「グランドキャビン」「GL」「DX」の3種類が用意されています。
バンのグレードとボディタイプ

「スーパーGL」バンは、フロントに独立したシートを備えており、2人もしくは5人乗りです。ボディはロングのみで、「標準幅・標準ルーフ」「ワイド幅・ミドルルーフ」という仕様になります。
搭載されるパワートレーンは、ガソリンが2.0Lと2.7L、ディーゼルは2.8Lで、トランスミッションは6速AT。駆動方式は2WDと4WD です。
「標準幅・標準ルーフ」が選べるのは、2.0Lガソリンの2WDと、2.8Lディーゼルの2WDと4WD、「ワイド幅・ハイルーフ」は22.8Lディーゼルの2WDと、2.7Lガソリンが2WDと4WDという用意です。
ハイエースバンのナンバー登録は、標準ルーフが4ナンバー、ハイルーフは1ナンバーです。

「DX」バンは、フロントにベンチシートを装備しているので、3人乗りが基本で、6人乗りとサードシートを備えた9人乗りがあります。
ボディは、ロングと標準幅が基本でそこに標準ルーフまたはハイルーフという選択。「ワイド幅・ハイルーフ」という仕様を選ぶ場合は、自動的にスーパーロングボディになります。
用意されるパワートレーンは、スーパーGLと同じですが、2.0Lガソリン(2WD)をロングボディの全モデル、2.8Lディーゼル(2WD)は「標準幅・ハイルーフ(6人乗り)」以外のロングボディに用意。
4WDは、2.8Lディーゼルのみで「ジャストロー」以外の全モデルに用意されます。
いっぽうスーパーロング「ワイド幅・ハイルーフ」は2/5人乗りが2.8Lディーゼル、3/6人乗りは2.7Lガソリンで、いずれもの2WDと4WDがラインナップされています。
ワゴンのグレードとボディタイプ

ワゴン(コミューター)は、ロングが「ワイド幅・ミドルルーフ」で、スーパーロングが「ワイド幅・ハイルーフ」になります。
パワートレーンは、基本が2.7Lガソリンで、14人乗り登録のコミューターのみ2.8Lディーゼルが搭載されます。
ワゴンのグランドキャビン、GL、DXといったグレードは、おもに仕様の違いで、乗車定員はすべて10人です。

趣味で多く使われるのは、広くて大きな荷室のバンのほうで、サーフィンや自転車、オートバイなどを容易に積載できるスペースにくわえ、ここ数年のキャンプ・アウトドアブームによって、車中泊やキャンパーとして注目するユーザーも増えています。
そんなバンで幅の広い荷室のワイドボディが欲しい方は、「スーパーGL」のロングまたは、「DX」のスーパーロングどちらかから選ぶことになります。
とはいえボディ長とボディ幅、ルーフ形状を決めて、自身に必要なタイプを絞り込むのが、ハイエース購入の基本です。ぜひ参考にしてみてください!