トヨタ・ハイエースが車中泊におすすめな理由とは?人気のカスタムパーツについても紹介
車の中で寝泊まりする車中泊。アウトドアで寝泊まりする手段として、すでに経験済みのキャンパーも多いのではないでしょうか?
車内で快適に過ごすためには、シートをフルフラットにできるか、足を伸ばして寝ることができるかなど、様々なポイントを抑えて車を選ぶ必要があり、「キャンピングカー並みに快適に過ごせる車は無い」と結論づけてしまいがちです。
そこで、おすすめしたいのが、存在感のある大型のボディが印象的なトヨタ・ハイエース!トヨタ自動車が長年販売し、多くの方に愛用され続ける人気車です。
今回はハイエースが車中泊におすすめな理由と、人気のカスタムパーツ・アイテムについて紹介します!
- Chapter
- トヨタ・ハイエースってどんな車?
- ハイエースが車中泊におすすめな4つの理由
- 車中泊にハイエースを選ぶ際の注意点
- ハイエースを車中泊仕様にする人気のカスタムパーツ3選
- オリジナルにカスタムしたハイエースで車中泊しよう!
トヨタ・ハイエースってどんな車?
ハイエースは、トヨタ自動車が1967年から販売している、キャブオーバー型の車です。現在、乗用車のハイエース ワゴン、ビジネスカーのハイエース バンと、マイクロバスとしてコミューターがラインアップされています。
現行のボディサイズは下記の4サイズを展開しています。
・ロング・標準ボディ幅・標準ルーフ
・ロング・標準ボディ幅・ハイルーフ
・ロング・ワイドボディ・ミドルルーフ
・スーパーロング・ワイドボディ・ハイルーフ
新車価格は、乗用車であれば約300万円前後、商用車であれば約250〜400万円程度と少し高めになっていますが、100万km以上もの過走行に耐えられる設計や、積載量・エンジンパワーで高い性能を備えており、運搬用車両にも用いられる他、乗車人数10名(乗用車)の強みを活かした送迎車等、幅広いニーズに応えてくれる1台です。
事業用・自家用共に需要がある車として、今もなお注目され続けています。
現行で5代目モデルのH200系が販売されていますが、前回のフルモデルチェンジから20年近く経過しており、次のモデルチェンジがもうすぐ行われるのではないかと車好きの期待も高まっているようです。
ハイエースが車中泊におすすめな4つの理由
室内空間・荷室の広さ
普通免許で運転できる車の中で最大級の荷室空間を誇るハイエースは、小型貨物車や社用車としても活用されるだけあって、室内空間は広く設計されています。
また、リヤシートを折りたたんだらフラットなスペースが増えるので、マットを敷くだけで即車中泊仕様にすることもできます。
車内で1日を過ごしても窮屈さを感じにくく、車中泊には最適と言えるでしょう。
カスタムがしやすく、バリエーションも豊富
ハイエースはカスタムパーツが豊富に揃っており、お手軽にカスタムできる点が魅力です。元々多種多様な職業で使用できるように、室内の余白が十分にあるため、個人で自由にカスタムすることができます。
カスタムは、自分でカスタムする方法と専門のショップに依頼する方法があります。
自分でカスタムする場合は、ホームセンターなどで資材を購入して一から作ったり、専用パーツを取り扱う店で必要な装備を購入してカスタムしたりなどがあります。
理想の内装に近づけるには費用がかかりますが、予算に応じて少しずつ時間をかけてカスタムしていくのも、車中泊を楽しむ醍醐味となりそうです。
普段使いも可能なサイズ感
日頃大型車を運転し慣れていない方は、ボディサイズが大きいハイエースの運転は難しいと感じるのではないでしょうか?
乗用車モデルは乗車定員が10名で比較的サイズは大きくなりますが、商用車モデルであればミニバンサイズなので、普段使いでも不便なく運転できるサイズ感となっています。
居住性は確保したいけれど、日頃運転するのにも困らないサイズで探している方にも、ハイエースはおすすめと言えるでしょう。
コンプリートカーが購入可能
カスタム自由とは言え、車に詳しくない方や車中泊初心者の方だと、どこから手を付けるべきかわからない、完成までのイメージが上手くできないなど、一からカスタマイズしていくのが難しい場合があります。
その場合は、コンプリートカーでの購入がベストでしょう。コンプリートカーとは、すでに車中泊できるようにプロがカスタムした状態で販売している車のことを言います。
ハイエースのコンプリートカーを取り扱うショップは多く、安心できる車中泊仕様の車がほしいという方にはおすすめです。
車中泊にハイエースを選ぶ際の注意点
車体が大きいため取り回しが難しい場所に注意
普段使いでも問題なく運転できるハイエースですが、もちろん車体はコンパクトカーや軽自動車に比べるとかなり大型になるため、道幅が狭くなっている場所や車が密集しているような場所だと、うまく取り回しできない場合があります。
車中泊仕様にすることを視野に入れつつ、普段の生活での運転することをふまえてハイエースの購入を検討している方は、契約している駐車場のサイズや、普段使用する道路の道幅などを考えて、グレードを選択することをおすすめします。
コンプリートカーだとかなりの値段に
すへてプロにお任せしてカスタムしてもらえるコンプリートカーの購入を検討している方は、予め設定している予算に注意しましょう。
プロの手によってクオリティの高い仕様に仕上げてもらえるのがコンプリートカーのメリットですが、車両価格+カスタム代となるので、購入時の値段が高額になる可能性があります。
予算内で理想の車中泊仕様車に近づけたいのであれば、どの程度のクオリティで仕上げるのか、どこまで装備を追加するのかを明確にして、自分でカスタムする部分とプロに任せる部分を上手に切り分けて、予算に見合った改装を行うことをおすすめします。
ハイエースを車中泊仕様にする人気のカスタムパーツ3選
ベットキット
ハイエースを車中泊仕様にする一番人気は「ベットキット」でしょう。リヤシートから荷室にかけて設置するフラットな寝台で、フルフラットにした床にマットを敷いたときよりも極上の寝心地が味わえます。
ハイエースならではの広大な室内空間を活かすカスタムパーツとして1番に挙げられるアイテムでしょう。
車中泊で一番大切とも言われている”就寝時”。寝る時間は人にもよりますが、普段と同等と考えれば約6〜8時間程は寝て過ごすため、1日の約1/3の時間を過ごす寝床づくりはこだわって然るべきと言えるのではないでしょうか。
カーゴマット
荷室はキャンプギアを積んだり、アクティビティに必要な道具を載せたりするため、地面に設置して汚れたものを積み込むことがあります。
そこで、フロアマットにプラスして「カーゴマット」の設置がおすすめです。マットを事前に設置しておくことで、汚れたり濡れたりした荷物を乗せた後も、手入れがしやすく、清潔さを保つことができます。
また、材質やデザインにこだわった商品も販売されており、フローリングのような木目デザインのカーゴマットや、スタイリッシュな黒基調のカーゴマットなどが販売されています。
車内で過ごす際に少しでも居心地の良い空間にすることができるため、少しデザインにもこだわってみても良さそうです。
サンシェード、遮光カーテン
遮光アイテムは車中泊には必須です。日除けの役割の他に、断熱効果もあるので冬などの寒い時期に冷気が入り込むのを防ぐ役割もあります。
また、遮光用品は車内が見えづらくなるため、プライバシーを守るためのアイテムとしても重宝します。
ハイエースは窓数も多いので、車中泊を行う場合は遮光アイテムの設置がおすすめです。特に冬の時期に冷気を遮断することを考えると、窓枠にピッタリはまるようなサンシェード・遮光パッドがより最適でしょう。
遮光アイテムは車種ごとの販売が行われているので、事前に窓数やモデルを確認して購入しましょう。また、材料を揃えてかなりお手軽に自作することもできるので、予算が気になる方はお手製サンシェードの制作も検討してみてください。
オリジナルにカスタムしたハイエースで車中泊しよう!
車中泊はアウトドアやレジャーを楽しむための手段として用いられる他、車中泊自体を楽しむことができる、汎用性の高い”遊び”です。トヨタ・ハイエースはそんな車中泊をさらに快適に、より過ごしやすくしてくれる車と言えるでしょう。
キャンピングカーほど大きくて高額な車両には手が届かないけれど、同じくらいの居住性と積載性がある車両をお探しの方におすすめしたい1台です。
ただ、新車価格は先述したように値段が高めに設定されているため、お手頃な価格で購入を検討している方は中古車購入がおすすめです。
ハイエースで車中泊を始めたいと考えている方は、ぜひ中古車から気に入る一台を探してみてください!