スーパーハイトワゴンよりも使いやすい!? 全高1,700mm以下の軽トールワゴン5選

軽スーパーハイトワゴンは、お子さんが立って移動できる1.4m前後の室内高で人気ですが、反面車体の重心位置が高くなり、ハンドリングには悪影響をおよぼしています。
そこで今回は、全高1,700mm以下が目安となる軽ハイトワゴン(トールワゴン)に注目。
そのなかから、おすすめの5モデルをピックアップしました。
- Chapter
- 全高1700mm以下で初めて リヤスライドドアを採用した 初代ムーヴ キャンバス
- ムーヴキャンバスに続いて スライドドアを採用した スズキ ワゴンRスマイル
- 軽自動車唯一のチルト&テレスコピックで 最適な運転姿勢が取れるホンダN-WGN
- 軽ハイトワゴンの元祖的存在 であるスズキ ワゴンR
- 三菱とのジョイントで生まれた 2代目日産 デイズ
- 軽ハイトワゴンは十分な室内空間と安定したハンドリングが魅力
全高1700mm以下で初めて リヤスライドドアを採用した 初代ムーヴ キャンバス

2016年に9月に発売されたダイハツの初代ムーヴ キャンバスは、全高1,700mm以下の軽乗用車(ハイトワゴン)で初めてリヤに両側スライドドアを採用しました。
メインターゲットを“母娘”として、シンプルで丸味を帯びた内外装、後席座面下の格納式収納の「置きラクボックス」などの装備が特徴でした。
2022年7月には2代目に移行し、初代のイメージを受け継ぐ「ストライプス」に加え、モノトーンカラーの「セオリー」を設定。パワートレインは、NAに加えてターボも用意しています。
先進安全装備の「スマートアシスト」の進化も考えると、中古車選びでも2代目を狙うのがおすすめです。
ムーヴキャンバスに続いて スライドドアを採用した スズキ ワゴンRスマイル

ダイハツ ムーヴキャンバスに続き、全高1,700mm以下の軽ハイトワゴンでスライドドアを採用したのがスズキ ワゴンRスマイルです。
2021年9月に発売し、上質なインテリア、600mmの開口幅を備えるスライドドアなどが美点です。
予防安全技術の「スズキ・セーフティ・サポート」を全車標準化したほか、全車速追従機能付「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」のオプション設定など、装備の充実化が図られていました。
パワートレインは、NAエンジンとマイルドハイブリッドで、ターボは未設定です。
軽自動車唯一のチルト&テレスコピックで 最適な運転姿勢が取れるホンダN-WGN

2013年に登場した初代ホンダ N-WGNは、事実上、ライフの後継役を担ってきました。
中古車市場の物件数も多く、「Honda SENSING(ホンダ・センシング)」の性能を考えると、2代目から選択するのがおすすめ。軽初の横断自転車も検知する衝突被害軽減ブレーキなどを搭載しています。
またステアリングのテレスコピック機構により、軽のなかでもっとも最適な運転姿勢が取れることもポイントです。
上下2段式のラゲッジボードを備える荷室は、“2段ラック”“ローフロア”など多彩なモードにアレンジできます。
軽ハイトワゴンの元祖的存在 であるスズキ ワゴンR

1993年に登場した初代スズキ ワゴンRは、軽ハイトワゴンの元祖的存在で、スズキを代表するモデル。現行型は2017年2月発表の6代目です。
パワートレインは、NA、マイルドハイブリッド付きのNAとターボの3つで、トランスミッションはCVTのほかにMTも設定。
スタイリングはノーマルの基準車ほか、カスタム系の「スティングレー」、2022年8月には「カスタムZ」を追加し、3タイプから選択可能です。
スマイルや2025年6月登場の新型ムーヴとは異なりリヤドアはヒンジ式。このリヤドア内側には「アンブレラホルダー」という傘立てを用意しています。
三菱とのジョイントで生まれた 2代目日産 デイズ

2013年誕生の初代日産 デイズは、2019年3月に2代目に移行し、日産と三菱との共同開発モデルになりました。
新開発の車体をはじめ、運転支援機能の「プロパイロット」や軽初の「SOSコール」、スマートシンプルハイブリッドを含めた最新世代のパワートレーンを採用。
ノーマル車と日産お馴染みのハイウェイスターを設定。2023年の大幅改良では、デジタルVモーションと呼ばれる最新フェイスになり、ハイウェイスターは、ミニ・セレナともいえる精悍な顔つきになっています。
中古車市場では現行型のみでも十分な物件数があり、2代目から選択するのがおすすめです。
軽ハイトワゴンは十分な室内空間と安定したハンドリングが魅力

軽ハイトワゴンは、ママチャリなどの自転車なども積みやすい軽スーパーハイトワゴンには積載性ではおよびませんが、十分な室内空間を確保し、両側スライドドアも選べるため、ファミリー層にもおすすめです。