中古車選びで迷ったら「日本カー・オブ・ザ・イヤー」受賞車から目当てのモデルを探してみては?
その年に発売された乗用車のなかから、もっとも優れたクルマを選ぶ「日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)」。
『イヤーカー』と呼ばれる受賞車は、ある意味“これを買っておけば間違いない”と太鼓判が押されたモデルです。
そんななかかから、過去5年ぶんのイヤーカーをピックアップ。現在の中古車価格とあわせて、おすすめポイントを解説します。
- Chapter
- 日本カー・オブ・ザ・イヤーで選ばれた名車を探す
- アウトドア派に最適なミドルサイズSUVのトヨタ RAV4
- 取り回ししやすい日本国内向けのステーションワゴン。スバル レヴォーグ
- 電動車らしいスムーズな走りが光る日産 ノート
- トヨタを代表するハイブリッドのプリウスは燃費も走りも安全性も一級品
- 環境に優しい軽自動車なら日産 サクラ/三菱 ekクロス EV
- ライフスタイルに合うモデルを選ぶことがもっとも大切
日本カー・オブ・ザ・イヤーで選ばれた名車を探す
前年の11月1日から当年の10月31日までに日本国内で発表または発売されたすべての乗用車を対象に、その年にもっとも優れたモデルを選ぶ日本カー・オブ・ザ・イヤー。第46回「2025-2026」は、スバル フォレスターが受賞して話題となりました。
そんな権威のお墨付きともいえる「日本カー・オブ・ザ・イヤー」受賞車をピックアップ。おすすめのモデルの現在の中古車価格も紹介していきます。
アウトドア派に最適なミドルサイズSUVのトヨタ RAV4
2019-2020の第40回受賞車は、現行型のトヨタ RAVek_4です。3種類の4WDシステムを設定し、ニーズに応じて選択できるなど、モノコック系SUVのなかでも高い悪路走破性を備えています。
同じ車体を使うハリアーよりも後席の開放感は高く、荷室容量はデッキボード下段時で580Lを確保(ハリアーは409L)するなど、キャンプやウインター/マリンスポーツなどを楽しむアクティブなユーザーにおすすめです。
2025年12月現在(以下同)の中古車の平均価格は約315万円。物件も豊富に揃っていて、走行距離5〜10万kmの個体であれば支払い総額250万円以下でも十分に狙えます。
取り回ししやすい日本国内向けのステーションワゴン。スバル レヴォーグ
日本国内向けに開発されたステーションワゴンのスバル レヴォーグ。現行型の2代目は、2020年10月に発売され、2020-2021のCOTYを受賞しました。
全長4,755mm×全幅1,795mm×全高1,500mmというサイズは、日本でも取り回しや駐車がしやすく、561L(サブトランク69Lを含む)という大容量の荷室は、後席を起こした状態でもゴルフバッグが4セット積み込めます。
また後席前倒し時の段差も小さく、スノーボードなどの長尺物から自転車まで積載可能です。
渋滞時ハンズオフアシストや料金所前速度制御などを含めた「アイサイトX」に対応するなど、自慢の先進安全装備を用意しているのも魅力です。
中古車の平均価格は285万円強と高めですが、150万円〜250万円の予算でも、走行距離5万km以下の物件が見つかります。
電動車らしいスムーズな走りが光る日産 ノート
2020年12月に発売された3代目の日産 ノートは、2021-2022のCOTY受賞車です。
現行型は、シリーズハイブリッドで100%電動駆動の「e-POWER」専用車になっています。
電動車両らしいスムーズな走りに加え、とくに4WD(本格電動式4WD)モデルは、雪上などの滑りやすい路面でも安定した走りを披露してくれます。
上級仕様のオーラ、オーテック・クロスオーバーなども用意していて、好みやニーズに応じて選択できるのも美点。
Bセグメントハッチバックとしては、荷室も広く、2WDは340L、4WDは260L。3名乗車時であればゴルフバッグが3セット収まります。
ノートの中古車平均価格は約175万円。オーラは245万円前後。ノートであればコミコミ150万円以下で5万km以下の個体も視野に入ってきます。
トヨタを代表するハイブリッドのプリウスは燃費も走りも安全性も一級品
2023-2024のCOTY受賞車の現行トヨタ プリウスは、2023年1月にハイブリッドが、同年3月にプラグインハイブリッドのPHEVが発売されました。
走りのスムーズさと高い静粛性は一級品。1.8Lモデルの燃費(WLCモード)は32.6km/に達し、2.0Lモデルも28.6km/Lの低燃費を誇ります。
最新のToyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)を搭載し、スマホでも操作できる駐車支援機能や車内Wi-Fiなどのコネクティビティも充実しています。
現在の中古車平均価格は約350万円と高値安定といえる状態ですが、中古車の物件数も増えていて、探せば支払総額300万円で走行距離が短く、良好なコンディションの個体も見つかります。
環境に優しい軽自動車なら日産 サクラ/三菱 ekクロス EV
2022-2023のCOTY受賞車、日産 サクラ/三菱 eKクロスEVの中古車も出揃いつつあります。
航続距離はカタログ値で180kmと短めですが、日常の買い物程度など、近距離の走行が多いのなら狙い目。セカンドカーや近所にガソリンスタンドがなくなってしまった…などのニーズにも応えてくれます。
ライフスタイルに合うモデルを選ぶことがもっとも大切
車種選びで迷ったら、注目度の高いCOTY受賞車をはじめ、その年の◯◯賞を受賞したモデルから選ぶのもひとつの手です。
とはいえライフスタイルや用途にマッチしていなければ、宝の持ち腐れになりかねないことも事実。ご自身のライフスタイルに合うモデルを選ぶことがもっとも大切なのは言うまでもありません。







































