特別な開放感!室内の換気もできるサンルーフ付きのSUV10選
ドライブの楽しみのひとつに美しい景色、見たことのない風景を車窓から眺められるということがあります。
海岸沿いの道や満開の桜、ひまわりやコスモス、峠道を登った先で眼下に見える街の景色など、ドライブでなければ見れない景色があります。
そんな景色に頭上の眺めがくわわれば、これはもう鬼に金棒。室内の換気にも役立つサンルーフ/ムーンルーフが付いたおすすめのSUVを10台紹介しましょう。
- Chapter
- サンルーフのメリットとは?
- サンルーフのデメリットは?
- ホンダ ヴェゼル
- トヨタ ランドクルーザー 300
- トヨタ RAV4
- トヨタ ハリアー
- マツダ CX-5
- レクサス RX
- スバル フォレスター
- 日産 エクストレイル
- 三菱 アウトランダー PHEV
- スバル クロストレック
サンルーフのメリットとは?
サンルーフ/ムーンルーフは、乗員が圧迫感を感じる要因のひとつである頭上に開放感を与えるとともに、助手席や後部座席のパッセンジャーが走行中、頭上に広がる景色を眺められることがポイントです。
春の桜並木を走るドライブでは、普段見ることがない角度から桜並木を楽しむことができますし、空港のそばなら思いがけず頭上を飛行機が通過するかもしれません。ルーフを開閉することによって、室内も明るくなります。
またチルトアップ機構が付いたタイプであれば雨などを気にすることなく、室内の換気も可能。タバコを嗜む人にとってはとても重宝します。
さらにクルマを手放すときの査定では、買取金額がアップする可能性が高くなるなど、リセールバリューにも関係しますから、無いよりはあったほうが良い装備といえます。
サンルーフのデメリットは?
クルマのルーフ部分に開閉機構を装備するので、車両重量が若干ですが重くなります。
ルーフに開口部を設けることによるボディ剛性の低下もよく言われますが、これらは通常のドライブではわからない程度です。
それよりも、開閉動作の不良やサンルーフまわりのゴム(ウェザーストリップ)の劣化による雨漏り、パーツの経年劣化による動作不良のほうが問題で、中古でサンルーフ付きのクルマを買うときには注意したいポイントです。
その昔は高級車のための装備というイメージのあったサンルーフですが、いまでは軽自動車から大型の高級SUVまで、さまざまなクルマに採用されています。
そんななかからサンルーフ付きが選べるおすすめのSUVを9台ピックアップしました。
ホンダ ヴェゼル
ホンダ ヴェゼルは「AMP UP YOUR LIFE」をグランドコンセプトに、2021年にフルモデルチェンジを受けました。
2代目となったヴェゼルは、クーペラインを際立たせ、サイドのラインを前後に貫く水平基調デザインになったことで、車体が先代よりも大きく見えます。
インテリアは、かたまり感のあるソリッドなフォルムがSUV的な力強さを表現するとともに、身体の触れる部位には、柔らかな触感のパッドをあしらうことで、強さと優しさを兼ね備えた空間となっています。。
パワートレーンは、1.5L DOHC i-VTECと1.5L DOHC i-VTEC+2モーターハイブリッドの「e:HEV」の2つ。
4WDモデルも準備されていて「e:HEV」モデルはモーターのきめ細かい制御により雪道なども走りやすくなっています。
e:HEV PLaYグレードに装備されるパノラマルーフは、IRカット/UVカット機能付きのLow-Eコートプライバシーガラスを採用して、ほとんどの赤外線、紫外線をカット。これにより日差しの熱も従来より50%カットされ、日差しの強い日でも室温のコントロールが容易になりました。
カタログの言葉を借りれば、木陰の下にいるように快適に太陽の光を感じることができます。
このパノラマルーフを選べるのは現在のところ、e:HEV PLaYのみ。ほかのグレードではオプション設定もありません。
トヨタ ランドクルーザー 300
トヨタ ランドクルーザーは、2021年にフルモデルチェンジを受けて300系となりました。
1951年発売の初代から継承する伝統のラダーフレームにより本気の4WD性能をキープしながらも、200kg 以上の軽量化をしたり、新しい挑戦が随所に盛り込まれています。
エンジンは、3.5L V6ツインターボガソリンと3.3L V6ディーゼルの2種類が用意されていて、エントリーモデルにあたるガソリンのGXグレードの車両価格は510万円となっています。
ムーンルーフは、チルト&スライドが出来るガラスルーフで、スイッチやリモコン操作にくわえて、T-conectに加入している場合は音声認識による操作も可能です。
標準装備となるのはZXおよびGR SPORTで、VXとAXはメーカーオプション、エントリーグレードのGXには用意がありません。またAXは、オプション装着を選んでもリモコンが付属しないので注意が必要です。
トヨタ RAV4
ハリアーとプラットフォームを共用しながら、アウトドアに特化するというまったく違ったクルマに仕上がっている5代目トヨタ RAV4。
パワートレーンはガソリン、ハイブリッドのほかに、プラグインハイブリッドも用意。駆動方式はFFと4WDが用意され、あらゆるユーザーニーズに答えるラインアップとなっています。
RAV4のサンルーフはパノラマムーンルーフと呼ばれ、後席でもサンルーフの開放感を味わえるほど前後にサイズが大きいことがポイントです。
チルト機構も付いており室内の換気でも使えるほか、電動のサンシェードが付いており遮光も問題ありません。
このパノラマムーンルーフが装備可能なのは、アドベンチャー、G“Z パッケージ”、G、ハイブリッド G、PHVで、メーカーオプションとして用意されています
室内も十分に広く、荷室容量もクラストップレベルを誇るRAV4は、日々のアシからロングドライブまであらゆるシーンで活躍します。
トヨタ ハリアー
2020年の発売以来、好調な販売を続けているのが4代目トヨタ ハリアーです。
先代のデザインをブラッシュアップしたような高級感のあるエクステリアに、素材やデザインに拘ったインテリアで、誰もが納得する完成度を持っています。
そんなハリアーの高級感を高めているのが、調光ガラスが採用されたパノラマルーフの存在です。
調光モードでは、曇り度90%のすりガラスのような状態になり頭上からの直射日光を遮る仕組み。この調光モードと透過モードはスイッチによって切り替えることが可能です。
またサイズも大きく後席でもサンルーフの開放感を味わうことが可能です。
ガソリン、ハイブリッドともに、Z系(Z、Z ”レザーパッケージ”)グレードに、メーカーオプションとして用意されています。
マツダ CX-5
国内のマツダSUV販売を支えるミドルクラスSUVがCX-5です。
初代(KE系)は2012年に発売され、現在は2017年発売の2代目(KF系)が販売されています。
2代目のエンジンは、2.0Lと2.5Lのガソリンと2.5Lガソリンターボ、2.2Lクーリンディーゼルという4つですが、2.5Lターボは2018年に登場し、2020年で販売を終了しています。
室内は、素材とデザインにこだわった高級感のあるもので、国産車では珍しいナッパレザーやピュアホワイトのスムースレザー(L Packageのみ)といった素材も選ぶことができます。
サンルーフはメーカーオプションとして用意され、クリーンディーゼルのBlack Tone Edition、Field Journey、L Package、Sports Appearance,Exclusive Modeに装着することができます。
レクサス RX
2022年末に5代目となる新型が発売されたレクサス RXは、レクサスブランドの中核を担うクロスオーバーSUVです。
全長4,890mm×全幅1,920mm×全高1,700-1,750mmという堂々としたボディに搭載されるのは、2.4L直列4気筒ターボハイブリッド、2.5Lプラグインハイブリッド、2.4L直列4気筒ターボの3つのパワートレーンで、駆動方式は2.4LにFFとAWD、それ以外はAWDのみのラインナップとなっています。
メーカーオプションのパノラマムーンルーフは、すべてのグレードに設定されています。
いっぽう中古市場で人気の4代目RXには、チルト&アウタースライド式のパノラマルーフと、ルーフ内に格納されるチルト&スライド式のムーンルーフの2タイプがメーカーオプションで用意されていました。
中古車を狙うときには、どちらのタイプが付いているのかまでチェックして購入しましょう。
スバル フォレスター
1997年に初登場したクロスオーバーSUVのスバル フォレスターは、現行型が5代目にあたります。
2018年に発売された5代目フォレスターは、SPG(SUBARU GLOBAL PLATFORM)を基本骨格に、スバルが長年培ってきた水平対向エンジンと4WDを組み合わせたシンメトリカルAWDを搭載するミドルクラスSUVです。
エンジンは、1.8Lターボと2.0Lガソリン+電気モーターのe-BOXERの2種類で、駆動方式は全車フルタイム4WDとなります。
またスバル独自の先進安全システムのEyeSight Ver.3には、ツーリングアシストが追加され、高速道路での運転をサポートするようになりました。
AdvanceとSPORTグレードにオプションで用意されるサンルーフは、大きな開口部によって後席の乗員にも開放的な雰囲気を提供します。
日産 エクストレイル
現在販売されている日産 エクストレイルは、2022年にフルモデルチェンジを受けた4代目です。
初代モデルから変わらない”タフギア”に”上質”をかけ合わせ、大きく進化した4代目エクストレイルは、幅広いシーンで使用できるクロスオーバーSUVです。
パワートレーンの第2世代「e-POWER」は、可変圧縮比エンジンのVCターボを採用したことで、室内の静粛性が高まっています。
また4輪駆動モデルには「e-4ORCE」という電動駆動4輪制御技術が搭載されています。
エクストレイルにメーカーオプションとして用意されるパノラミックガラスサンルーフは、紫外線を約90%遮断するUVカット断熱機能付きプライバシーガラスを使用。チルトもしますしスライドもするタイプです。
また日差しが気になるときにはサンシェードで遮ることも可能です。
装着できるグレードは「G」「G e-4ORCE」「AUTECH Advanced Package」「AUTECH e-4ORCE Advanced Package」の4グレードです。
三菱 アウトランダー PHEV
三菱のクロスオーバープラグインハイブリッドのアウトランダーPHEVは、2021年12月に発売されました。
「威風堂々」をコンセプトに、ボディーやパワートレインすべてを刷新して、新しく2.4L MIVEC DOHC16バルブ4気筒エンジンを全車に搭載。駆動方式は、ツインモーターの4輪駆動です。
先代にくらべ駆動用バッテリー出力を40%高めることにより、極力エンジンを始動せずに走らることが可能になったほか、ガソリンタンク容量を拡大することによって航続距離も伸びました。
ダークグレイのUVカットガラスで覆われる電動パノラマサンルーフは、前後に分かれており前側のみ開閉可能。またチルトも出来るので、ちょっとした空気の入れ替えにも非常に便利です。
稼働しない後半部も大きくガラスになっているので、光を取り込みやすく、後席の開放感も高くなっています。
「BLACK Edition」に標準装備で、メーカーオプションで「G」および「P」に装着できます。
スバル クロストレック
コンパクトクラスながら、本格的な悪路走破性も備えるSUVとして人気の高かったXVの後継モデルとしてデビューしたスバル クロストレック。
XV同様、都市部はもちろん悪路でも使いやすいサイズのコンパクトクロスオーバーSUVです。
パワートレインは、FB20型2.0L 水平対向エンジンにモーターを組み合わせた、e-BOXER(ハイブリッドモデル)を搭載。
XVではAWDのみだった駆動方式は、FFも選択できるようになり「4WDまでは必要ない」というユーザーに向けても購入しやすいモデルになりました。
内装では最近のスバル車共通である、11.6インチのマルチインフォメーションディスプレイが装着されています。外装もブラックの樹脂パーツがふんだんに使用され、道具としての雰囲気が漂っています。
サンルーフは「Limited」グレードにメーカーオプションで設定。Cセグメントはガラスルーフになっていて開閉できないタイプが多いのですが、クロストレックはチルトと前後スライドが可能です。
サンルーフは、無くても困らない装備ではありますが、天気の良い日や星空のもとでサンルーフを開け放ったときの開放感は、通常のスタイルでは味わうことができないものです。
オープンカーは保管場所や価格など、なにかと敷居が高くなりがちですが、サンルーフ付きなら通常の保管場所で十分。
太陽の光を満喫できる季節はすぐそこ。この機会にサンルーフ付きSUVに乗り換えてみませんか?