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【プロ解説】日独スペシャリティクーペ対決!ホンダ プレリュード vs BMW 220i Mスポーツ

BMW 2シリーズ × ホンダ プレリュード

4人乗り2ドアクーペはなぜ高級車ばかりなのか?世界的にニッチな市場だからこそ、自動車メーカーは高価格・高利益な上位モデルへと舵を切っています。

そんななかで、約25年ぶりに復活したホンダ プレリュードは、617.98万円という新車価格で、”手の届きやすい”スペシャリティクーペとしても注目されています。

そのプレリュードのライバルとしてピックアップするのは、車両本体価格634万円のBMW 220iクーペ Mスポーツ。それぞれの特徴をチェックしていきます。

Chapter
FRシャシーを採用するコンパクトBMW
スポーツハイブリッドを搭載するプレリュード
スペック比較では燃費に圧倒的な差
スタイルを活かした実用性もプレリュードの魅力
駆けぬける歓びはBMWならではの魅力です
同じ価格帯の2台。走りと実用性のバランスを考えて選びたい

FRシャシーを採用するコンパクトBMW

スポーティなデザインと優れた運動性能を兼ね備えたプレミアムコンパクトクーペのBMW 2シリーズクーペ。

日本では、2.0Lターボの220i Mスポーツと、3.0LターボのM240i xDrive、走りに磨きをかけたM2の3グレードが販売されていますが、ホンダ プレリュードのライバルとしてピックアップするのは、車両本体価格634万円の220i Mスポーツです。

パワートレインは、2.0L直列4気筒ターボエンジンと8速ATの組み合わせ。エンジンをフロントに縦置きするFRレイアウトで、燃費(WLTCモード)は13.3km/L。

車両には、BMWの先進運転支援システムの「ドライビング・アシスト」を標準装備。車速35km/h以下で前進したルートを最大50mまで記憶し、バックで戻るリバース・アシスト機能、縦列駐車と並列駐車をサポートするパーキング・アシスト・プラスも採用されています。

スポーツハイブリッドを搭載するプレリュード

対するホンダ プレリュードは、「UNLIMITED GLIDE」を開発コンセプトに掲げ、非日常の高揚感と日常での扱いやすさを高次元で融合した、新しいスペシャリティクーペとして登場。車両本体価格は617万9800円です。

パワートレインは、2.0Lエンジンと2モーターを組み合わせるハイブリッドシステム「SPORTS e:HEV」で、燃費(WLTCモード)は23.6km/L。

トランスミッションはCVTですが、新開発の「Honda S+ Shift」がスポーティな変速フィールを再現します。

安全性能としては。最新の「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を基本に、LEDアクティブコーナリングライト、ドライバー注意力モニター、ヒルスタートアシスト、衝突後ブレーキシステムなどが備わります。

スペック比較では燃費に圧倒的な差

2台のボディサイズを比較すると、プレリュードは全長4,520mm×全幅1,880mm×全高1,355mmに、ホイールベース2,605mm。BMW 220i Mスポーツは、全長4,560mm×全幅1,825mm×全高1,405mmに、ホイールベース2,740mm

目立つのは、BMW 220i Mスポーツのホイールベースで、プレリュードに比べて135mm長くなっています。

搭載するパワートレインは、プレリュードが最高出力104kW(141PS)、最大トルク182Nmの2.0Lエンジンに、最高出力135kW(184PS)、最大トルク315Nmの駆動用モーターを組み合わせ、システム出力約200PSのSPORTS e:HEVで、駆動方式はFF。

220i Mスポーツは、最高出力135kW(184PS)、最大トルク300Nmを発生する2.0Lターボで、駆動方式はFR。

燃費(WLTCモード)は、プレリュードが23.6km/L、BMW 220i Mスポーツが13.3km/Lです。

スタイルを活かした実用性もプレリュードの魅力

プレリュードがファストバックスタイルを採用しているのに対し、BMW 220i Mスポーツは独立したトランクを持つノッチバックスタイルです。

ラゲッジ容量は、BMW 220i Mスポーツが390L、プレリュードが264LとBMWが優勢ですが、プレリュードは後席をすべて倒すことで最大663Lまで拡大するとともに、長尺物や大きな荷物も積みやすいという実用性を兼ね備えています。

燃費にくわえ使用ガソリンがレギュラー指定なので、経済性にも優れています。

駆けぬける歓びはBMWならではの魅力です

BMW 220i MスポーツはFRレイアウトを採用しており、後輪駆動車ならではの自然なハンドリングとスポーティな走りを楽しめます。

取り回し性能にも優れており、最小回転半径はプレリュードの5.7mに対し、BMW 220i Mスポーツは5.2m。ボディサイズを考えると非常に小回りが利きます。

さらに、狭い場所での切り返しをサポートするリバース・アシスト機能を標準装備している点も魅力です。

同じ価格帯の2台。走りと実用性のバランスを考えて選びたい

BMW 2シリーズ × ホンダ プレリュード

走りの方向性は異なりますが、運転する楽しさを味わえる点は共通しています。そのうえで経済性や使い勝手を重視するなら、プレリュードにアドバンテージがあります。

いっぽうBMW 220i Mスポーツは、FRレイアウトによる素直なハンドリングと取り回し性能に強みがあります。

両車とも個性が明確に異なるため、どちらが優れているというよりも、どのような走りを求めるかが選択のポイントになるでしょう。

購入を検討する際は、ぜひ試乗して自身のフィーリングに合った1台を選んでください。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として本格的に参画し、2006年に独立。現在は、日本でもっとも多くの広報車両を借り出して取材を行うフリーランスの編集者として活動中。中古車の流通、販売店に精通した「中古車相場師」と呼ばれるいっぽうで、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

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