車売却は国内はもちろん海外市場も意識して|2026年6月買取相場レポート
中古車の買取価格は、同じ車種や年式、グレードであっても、売却する時期によって変動します。
中古車を少しでも高く売るためには、最新の買取相場を把握し、売却のタイミングや買取業者を見極めることが重要です。
車選びドットコムでは、業者間オークションの相場動向に加え、自社で収集・蓄積した独自データをもとに、中古車の最新買取相場を分析。
いまあなたの愛車はいくらで売れるのか、買取価格はどのように動いているのかをレポートします。
走行距離10万キロ超えでも海外ではまだまだ現役
2026年に入り、中東・ホルムズ海峡周辺の政情緊迫化は、日本の自動車産業と中古車輸出に大きな試練を与えました。
日本の中古車輸出の主要ハブであったUAE(アラブ首長国連邦)向けルートが大幅な減少を余儀なくされ、市場へのマイナス影響が強く懸念されましたが、日本の輸出業者はUAEのドバイを経由せずに、アフリカや東欧に輸送するルートを確保したことで、4月の総輸出台数は前年同月比で約2%のマイナスに留まりました。
一方で、この中東情勢の緊迫化は、国内の自動車製造現場に別の深刻な影響をもたらしています。
原油調達や物流ルートの乱高下にともない、日本国内で「ナフサ(粗製ガソリン)の供給不足」という新たな懸念材料が表面化。かつて中古車相場を高騰させた半導体不足はほぼ解消されてはいるものの、「ナフサ不足」が顕在化すれば、新車の納期が長期化する可能性があります。
そうなると、半導体不足と同様、“納期の早い中古車”への需要が高まり、中古車相場を押し上げる要因となるかもしれません。
いっぽうで、円安基調によって海外からみれば日本の中古車は依然として割安であり、日本国内での競り合いにおいて海外のバイヤーが多少高い価格でも、積極的に落札していく環境が整っています。
「走行距離が10万キロを超えている」「初度登録から10年以上が経過している」といった、国内市場では敬遠されがちな車両であっても、海外市場では強い需要が存在します。
「古いから価値がつかないのではないか」と判断していた車両に、想定以上の査定額がつく好条件が揃っています。
売却を考えているユーザーは、愛車の価値を国内・海外両方の販路を持つルートで正しく評価してくれる買取店を選びたいものです。
中古車買取の動向
愛車をできるだけ高値で売却するには、車両のタイプに合致した流通ルートと最適な売却時期の選定が不可欠です。
現在国内の中古車市場は、夏のボーナス商戦に向けて在庫の確保を進めている時期であり、春先に100万円を切った買取平均価格ですが、夏には110万円を超えるという予測になっています。
そういったなかでも、国内需要が高い軽自動車やミニバンなどの人気車種は、夏商戦に向けた山場を待って買取店同士を競合させることで、査定額のアップが期待できます。
一方、これまでにも解説してきたように車齢1〜3年の「高年式・良質車」は、円安を背景に海外輸出需要が非常に高く、買取価格が高止まりしている状況です。
売却の際はディーラーの下取りではなく複数の買取専門店を競合させて、査定額を引き上げる手法が効果的です。
また走行10万キロ超の「経年・過走行車」は、国内ではなく、独自の海外販路を持つ輸出専門店へ売却すると良いでしょう。
ロシアやアフリカなどの新ルートを開拓した海外バイヤーの買い気は現在も非常に強く、国内の季節サイクルに囚われない高値がついています。
ただし、輸出向け車両の高価格は歴史的な円安メリットに大きく依存しているため、日銀の為替介入などで円高へ反転した場合、海外の需要が急減するリスクを抱えています。
くわえてナフサ不足も代替資材の確保が進めば、供給が安定化する可能性があります。そのため、輸出向けの車両に関しては、好条件が揃っている「現在の高い水準」のうちに売却を確定させることが、変動リスクを回避できる合理的な選択とも言えます。
売却は、所有している車両のタイプを見極め、市場動向を味方につけた賢明な判断が求められます。
その際は、車選びドットコムの一括査定サービスがおすすめ。車選びドットコムの一括査定サービスなら、車両の情報を入力するだけで、複数の買取業者に査定の依頼ができますので、その時々によって価格の変動もキャッチすることが可能。
手軽にかつ少しでも高く車を売りたいオーナーにこそ使ってほしいシステムなのです。
ボディタイプ別買取ランキング
最後に中古車情報サイト(車選びドットコム)の、最新のボディタイプ別中古車買取ランキングを紹介します。
市場で売買が盛んな人気の車はすぐに買い手がつくことから買取価格にも影響しますので、愛車の売却を検討する際には市場のトレンドもぜひ参考にしてください。
国産車ボディタイプ別買取ランキング
| ボディタイプ | 割合 | |
| 1位 | 軽自動車 | 30.2% |
| 2位 | ミニバン/ワンボックス | 17.7% |
| 3位 | コンパクト/ハッチバック | 17.2% |
| 4位 | セダン/ハードトップ | 7.7% |
| 5位 | SUV/クロカン | 7.0% |
不動のワントップ「軽自動車」に続く、「ミニバン/ワンボックス」と「コンパクト/ハッチバック」は、毎月のように順位を入れ替えている国産車ボディタイプ別買取ランキングですが、今月は前月と同じ並びでした。
輸入車ボディタイプ別買取ランキング
| ボディタイプ | 割合 | |
| 1位 | セダン/ハードトップ | 26.6% |
| 1位 | SUV/クロカン | 26.6% |
| 3位 | コンパクト/ハッチバック | 21.4% |
| 4位 | トラック | 6.9% |
| 5位 | クーペ | 6.2% |
輸入車ボディタイプ別買取ランキングは、前月、3位だったSUV/クロカンが、台数を増やし、1位のセダン/ハードトップと同じ割合となって、2位だったコンパクト/ハッチバックは3位に。
前月4位のトラックと5位のクーペは順位を入れ替えました。国産のランキング同様、上位3つのボディタイプが割合を増やしています。
買取価格は、販売戦略や店舗ごとの在庫状況、業者の得意とする車種、また顧客からの要望を受けている車種など、さまざまな要因によって変動します。その差は数万円から、多いときには数十万円になることもあります。
少しでも高値での買取を期待するのであれば、まずは複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
一括査定サービスを利用して、いくつかの買取業者から見積もりを取ることで、もっとも高額をつけた店舗に売却することができますし、希望の店舗の提示価格が思ったより低かった場合でも、他店の見積もりを交渉材料に使うことができるのもメリットです。
また、車の売却においては、買取価格の高さだけでなく、信頼できる店舗を見つけることも大切です。
そんなとき一括査定サービスは、愛車の市場価値を把握できるだけでなく、信頼できる店舗を見極める手がかりにもなるでしょう。

























