中古でアウディのクルマを買うならこの車種がオススメ!

フォルクスワーゲン・グループのプレミアムブランドであるアウディは、「技術による先進」を掲げ、1980年にはフルタイム4WDの「クワトロ」をリリース。量産車の乗用車に4WDを持ち込んだほか、近年では先進的なヘッドライトやライトサイジング・エンジンという考え方を採用するなど、高級ブランドに先進技術を惜しみなく投入しています。
ドイツ車らしい品質の高さと高級ブランドの色気が魅力です。
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- A3スポーツバックを買うなら先進安全装備を備えた現行型がオススメ
- A4アバントは「現行のW205型」がオススメ
- Q2は1.0Lの直列3気筒仕様がオススメ
- アウディQ5は「現行のFY型」がオススメ
- TTクーペは「現行型の2.0L TFSI系」がオススメ
A3スポーツバックを買うなら先進安全装備を備えた現行型がオススメ

ファミリーユースにも応えプレミアムCセグメント
アウディA1というBセグメントもありますが、ファミリーユースにも使えるアウディA3は、同ブランドのエントリーモデルのニーズも担っています。
VWゴルフと同じプラットフォームを使い、上質な内外装、リヤサスペンションは全車に4リンク(マルチリンク)を使うなど、走りの面でもより上質かつスポーティな味付けが施されています。
欧州では4代目となる新型が登場していますが、中古車で狙うのなら現行型の3代目が妥当でしょう。
2014年8月の一部改良で「セーフティシステム
アウディブレーキガード付きアダプティブクルーズコントロール」がオプションから標準化されています。安全面はもちろん、高速道路での巡航をサポートする同装備搭載車がオススメです。
A4アバントは「現行のW205型」がオススメ

持て余さないボディサイズとスタイリッシュでも大きな荷室が魅力
アウディには、ハッチバックであるスポーツバックやセダン、カブリオレ、SUVなどが揃っています。中でもステーションワゴンのアバントの人気が高く、A4アバントはワゴンの入門モデルとして最適です。
全長4.8m以下、1.85m以下の全幅と欧州ワゴンでは比較的取り回ししやすく、スタイリッシュなフォルムも魅力で、FFのほか、4WDの「クワトロ」も設定されています。現行型の荷室容量は505L-1510Lと大きく、高い積載性も美点です。
オススメは現行のB9系で、2016年4月にデビュー。
アダプティブクルーズコントロールに車線維持機能を加えた「トラフィックジャムアシスト」も標準装備。こちらは、渋滞時に先行車に追従する機能で、大型連休や夏休みなど混む時期に出かける人は重宝しそうです。
登場時は2.0L直列4気筒ガソリンでしたが、2016年には1.4Lガソリンも追加され、必要十分な動力性能が確保されています。
Q2は1.0Lの直列3気筒仕様がオススメ

1.0L直列3気筒ガソリンターボは軽快なフットワークが光る
アウディのSUV「Qシリーズ」の末弟として2017年4月に日本に上陸したQ2は、全長4200×全幅1795×全高1500mmのコンパクトSUV。1800mm幅や1550mmの高さ制限のある立体駐車場などに入庫可能で、狭い都市部や住宅街でも取り回ししやすく、駐車場所を選ばない機動力の高さが美点です。
ポリゴン(多角形)のデザインモチーフを内外装に使い、アウディらしいスタイリッシュさも表現されています。
2020年9月にドイツ本国でマイナーチェンジモデルが発表され、日本には2021年前半に導入される予定となっています。初期型は中古車市場に出始めています。
1.0Lの直列3気筒エンジン(116PS)は、非力では? という声もあるようですが、街中で1〜2人乗車が多いのであればまさに必要十分といえる動力性能を確保。
ファミリーで使ったり、高速道路を頻繁に利用したりするのであれば、150PSの1.4L直列4気筒エンジンを選択する手もあります。ただし、価格は少し高めでタマ数もまだ少ない印象です。
アウディQ5は「現行のFY型」がオススメ

初代から高級感をさらに増した現行アウディQ5
Q7に次ぐSUVとしてデビューしたQ5は、世界でヒットモデルになり、アウディの販売を牽引しているミドルサイズSUVです。
中国にはロングボディのQ5Lを投入し、2020年9月にはQ5スポーツバックを本国で発表。現行型は、全長4680×全幅1900×全高1665mmという堂々たるサイズで、アウディらしく大きさを感じさせないスポーティな走りが身上です。
2代目の現行型は、2017年秋の登場と比較的新しく、中古車市場でもまだ高値で推移しています。
それでも現行型には、歩行者検知機能付き衝突軽減システムである「アウディプレセンスシティ」などに加えて、アダプティブクルーズコントロールや2017年12月以降のモデルには、渋滞時の追従機能を含めた「トラフィックジャムアシスト」も導入されています。
街乗り中心なら2.0Lガソリン、距離を走る人ならSUVとの相性がいい2.0Lディーゼルターボがオススメです。
TTクーペは「現行型の2.0L TFSI系」がオススメ

スポーティな走りが魅力のスタイリッシュクーペ
インパクトあるフロントマスクを擁し、1998年に誕生した初代アウディTTは、ドイツの造形美術学校であるバウハウスの流れをくむとも言われています。アウディの長い歴史の中でもインパクトという意味ではなかなかないモデルかもしれません。
初代は4mをわずかに超える程度のショートボディで、6MTのみのスポーツクーペという位置づけでした。
現行型は2015年に登場し、2.0TFISのFFとクワトロを設定。スポーツクーペらしくハードな乗り味が特徴です。
230PS/370Nmの同ガソリンエンジンでもスポーティな走りが可能で、286PS/380NmのTTSはスポーツカー顔負けの加速性能、シャープなハンドリングが得られますが、乗り心地などには覚悟も必要。
走りにこだわるのなら、快適な乗り心地とドライバビリティを両立する電子制御ダンパーの「アウディマグネティックライド」装着車がオススメです。

アウディにはほかにも、定番セダンで大黒柱のA4、A4をベースとしたA5スポーツバック/クーペというプレミアムなスペシャリティモデルもあります。
また、A6、A8という高級セダンに加えて、アバント(ワゴン)も人気の同ブランドには、クロスオーバーテイストのオールロードクワトロ(A4/A6)もニッチではありますが、設定されています。スポーツモデルの「S」に加えて、「Audi Sport」の「RS」仕様もあり、R8というミッドシップスポーツもあり、多彩なスポーツ系モデルが揃っています。