中古でスバル XVを買うならこの型式(年式)がオススメ!

2022年のフルモデルチェンジでネーミングが世界共通のクロストレックに変わったスバル XV。
インプレッサ XVを名乗っていた初代から数えて4代目にあたるモデルの登場で、先代の3代目の中古車が気になっている方も多いはず。
最低地上高を高めることで、林道や雪道などでも躊躇なく走行できるだけでなく、スバル独自の安全運転支援システムのEyeSight(アイサイト)やシンメトリカルAWDなど魅力たっぷりのXVの中古車について見て行きましょう。
狭い場所でも取り回ししやすい ちょうどいいAWDモデル

スバル インプレッサXVとして2010年に登場した初代(GH系)は、2012年に販売を終えた短命モデルでした。
3代目インプレッサの5ドアハッチバックモデルをベースに、ルーフレールを装着し、16インチタイヤを装着して、クロスオーバーモデルに仕立て直した初代インプレッサ XVは、最低地上高155mmとベースのインプレッサと同じなど、クロスオーバー風味の派生モデルといった印象でした。
とはいえ販売が約1年半という短い期間で終わったのは、3代目インプレッサのモデルチェンジに合わせたことが理由です。
2012年10月に発売された2代目(GP系)は、車名がスバル XVに変わったことで、インプレッサから独立したモデルとして誕生しています(プレスリリースの表記はインプレッサXV)。
2代目XVは、17インチタイヤを履き、最低地上高も200mmとSUVとして不足のないクリアランスを確保。
ボディサイズは、全長4,450mm×全高1,780mm×全高1,550mm(オプションのルーフレールを装着すると1,595mm)で、1,550mm以下の高さ制限のある立体駐車場(機械式駐車場)に入庫できる点も美点です。
2013年6月にマイルドハイブリッドの「XV HYBRID」を追加。こちらは、スバル初のハイブリッド(マイルドハイブリッド)で、JC08モード燃費20km/Lを実現していました。

大人気となった3代目(GT系)は、2017年に登場しました。
2代目のキープコンセプトという印象ですが、プラットフォームが最新の「スバル グローバル プラットフォーム(SPG)」に進化、EyeSightはVer.3をアップデート。また、インプレッサ同様に歩行者エアバッグも採用されています。
さらに、AWD制御システム「X-MODE」をXVに初めて搭載。路面や走行状態に応じてモード変更することで、最適な走りが引き出せます。
もちろんXVの特徴である200mmの最低地上高と1550mmの全高をキープしています(ルーフレール装着車は、プラス25〜45mm)。
当初は、1.6Lと2.0Lガソリンエンジンの2本立てでしたが、2018年10月一部改良を受けマイルドハイブリッド仕様が追加されています。
こちらは、2.0Lの直噴NA水平対向エンジンにモーターを組み合わせた仕様で「e-BOXER」と命名。e搭載車は「Advance」というグレード名与えられました。
「e-BOXER」は、街中でも頻繁にエンジンが始動するため、走りの感覚としてはマイルドハイブリッドではあるものの、モーターによりスッと押されるような感覚を味わえます。
その後、3代目モデルは、2.0Lガソリンエンジンを廃止、1.6Lエンジン搭載車と2.0L+モーターの「e-BOXER」に分かれます。
価格がこなれてきた2代目XVを狙う手も。3代目は最新の安全装備、走りが魅力

中古車市場でのスバル XV(SUBARU XV)は、初代のタマ数が極端に少ないため、2代目以降を選ぶのが現実的でしょう。
2012年10月発売の2代目は、2.0L水平対向エンジンを積み、AWD、CVT(リニアトロニック)の組み合わせでデビュー。2013年6月にマイルドハイブリッド仕様が追加されたほか、2014年12月の改良では室内の質感向上と、EyeSightはVer.3にアップデートされています。
先進安全装備のEyeSight(ver.2)搭載車をマストとしても150万円前後で多くの物件が見つかります。
2.0Lエンジン車なのかハイブリッド搭載車(タマ数は少なめ)なのか、ルーフレール付などニーズに応じて選択するのがポイントです。
EyeSight ver.3や歩行者エアバッグなどのほか、ハンドリングや快適性も高められた3代目(GP系)も多くの選択肢があります。未使用車もあり、新車感覚で長く付き合える魅力もあります。
街乗り中心であれば1.6Lエンジンでも不足はありませんが、多くの荷物を積んでキャンプなどを楽しんだり、ロングドライブに出かけたりするのであれば、2.0Lガソリンエンジン車もしくは、e-BOXER搭載車がオススメ。
なお「e-BOXER」には、アダプティブクルーズコントロールに「ECOクルーズコントロール」が用意されていて、高速道路などで省燃費運転が容易にできるのも特徴です。

インプレッサ(SUBARU)XVは、シンメトリカルAWDを搭載し、2代目以降はEyeSight(アイサイト)も設定(もしくは標準化)するなど、コスパの高さが際立っています。
3代目は全長4,485mm×全幅1,800mm×全高1,550mmで、高さ制限のある立体駐車場であっても入庫できます。
街中でも扱いやすく、荷室容量はVDA法で340L(1.6Lモデルは385L)とまずまず。日常使いからオフタイムまで頼れる相棒になってくれそうです。