ステップワゴン中古車の最新相場と狙い目モデルを紹介【選び方解説】

最初にステップワゴンとはどんな車か、初代~6代目まで紹介します。
また中古車狙い目モデルとして、相場価格と年式、年式と走行距離といった視点からおすすめポイントを記載してあります。
最後は中古車の選び方と注意点をまとめました。
- Chapter
- ステップワゴンはどんな車?
- 中古車の価格相場の調べ方
- ステップワゴン中古車の狙い目モデル6選
- ステップワゴン中古車の選び方と注意点5個
- 手頃な相場価格で自分好みのステップワゴンの中古車を見つけよう
ステップワゴンはどんな車?
ステップワゴンとはホンダ(本田技研工業)が生産、そして販売しているミニバン型の車です。
初代ステップワゴンは1996年頃に生産され、以降進化し続けています。
7人乗りが可能な乗用車で、近年ではファミリーカーとしてだけではなく、福祉車両としても活躍している姿が見受けられます。
初代ステップワゴン

初代のステップワゴンは1996年頃に発表され、2001年頃に終了したモデルです。
ファミリー層をターゲットにしているため、後列の大きなスライドドアや段差のないフロアベース、ボアアップ機能を備えたシートなど、子供でもお年寄りでも昇降がしやすい設計になっています。
2代目ステップワゴン

2代目ステップワゴンは2001年頃に発表され、2005年頃に終了したモデルです。子供に視点を置いており、子供の身長に合わせた低床設計が取り入れられています。
国内初となるパワースライドドアを採用するなど、機能面でも進化を遂げています。
またエンジンはi-VTEC搭載のK20Aを使用しており、初代よりパワーも燃費も向上しています。
3代目ステップワゴン

3代目ステップワゴンは2005年頃に発表され、2009年頃に終了したモデルです。デザインが一新され、今までの四角い見た目から丸みを帯びた形に進化しました。
室内の高さはそのままに床と重心をさらに低くし、また丈夫なフレームデザインを採用することにより、ハンドリング性能と走行安定性、乗り心地の良さを追求した車になっています。
安全面での進化も著しく、追突軽減ブレーキ(CMBS)、横滑り防止VSAシステムを搭載しています。
4代目ステップワゴン

4代目ステップワゴンは2009年頃に発表され、2015年頃に終了したモデルです。
「みんなの楽」がコンセプトの4代目はサイズアップしており、広々とした空間で快適なドライブが楽しめます。
2列目シートのシートクッション素材を変更したことで、座り心地が抜群に良くなり、長距離ドライブの疲労も軽減する工夫が取られています。
5代目ステップワゴン

5代目ステップワゴンは2015年頃に発表されたモデルです。
縦横どちらにも開くテールゲート「わくわくゲート」を採用しており、子供の昇降や荷物の積載に優れています。
走行性能面では、ホンダ初のダウンサイジングターボエンジンを搭載しており、燃費性能が向上しています。
安全面では、安全運転支援システムのホンダセンシングを採用しており、運転のしやすさも向上しています。
6代目ステップワゴン

6代目ステップワゴンは2022年の5月に発売された新型モデルです。
シンプルでどんな人・モノ・シーンにも合うフォルムを備え、高い居住性を叶えています。
もちろん最新の安全運転支援システムである「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全タイプ標準装備しており、加えてマルチビューカメラシステムやブラインドスポットインフォメーションといった、死角に潜む危険にも対応しています。
中古車の価格相場の調べ方

中古車の価格は、車種、年式、装備や走行距離などによって決まります。
中古車の価格は安すぎるのも高すぎるのも懸念するべき部分があるため、価格相場をしっかり見極めましょう。
現在は中古車購入サイトが数多くあるとされています。無料で見積もり依頼が可能なサイトもありますのでしっかり吟味をして、納得して購入するようにしましょう。
ステップワゴン中古車の狙い目モデル6選

ステップワゴンは見た目、年式、走行距離、安全機能、快適性能など多様なスペックが特徴的です。
中古車の購入を考えた際、自身が何を優先したいのか明確にすることが大切です。
車選びドットコムに掲載されているホンダ・ステップワゴンの中古車相場をもとに、相場価格×年式、年式×走行距離、カラーといった3つの視点からみた狙い目のモデルをご紹介していきます。
ご自身の使用用途や予算などをイメージしながら、参考にしてみてください。
相場価格x年式からみた狙い目モデル3選

ステップワゴンは1996年頃に発表された初代モデルを始めとし、年式を重なる毎に進化しています。
それぞれの年式に良さがありますが、中古車で購入する際におすすめしたいのは、2017年式、2018年式、2019年式です。
おすすめするポイントを相場価格と合わせて紹介していきます。(※上記画像は2022年12月19日時点の情報)
1:2017年式250万円台
5年落ちの2017年式のタイプは、良い状態のものを安く手に入れることが可能です。相場価格は比較的安いものが多いです。
約250万円台であれば、ナビゲーションやETCが設備されていることが多いとされており、自身で用意する手間と費用が省けるのは嬉しいポイントと言えます。
安全面では、衝突被害軽減ブレーキ(CMBS)やアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)、誤発進抑制機能などが搭載されており、快適なドライブのサポートをしてくれます。
2:2018年式270万円台
3年落ちの2018年式は約270万円台が相場価格と言われています。
ほどよく使用されているものもあるので、状態が良いものが多いと言われています。安全面での性能の良さにプラスし、広々とした快適な車内や、わくわくゲートが使いやすい年式です。
3:2019年式290万円台
3年落ちの2019年式は設備が充実しており、性能はパワーアップしております。
相場より安い価格ですが、約290万円台であっても快適さや性能の良さを実感することができるのではないでしょうか。
通常のクローズコントロールの進化版であるアダプティブクローズコントロールは、ミリ波レーダーと単眼カメラで前走者との距離やスピードを検知し、適切な車間距離を保つことができるようにサポートしてくれます。
ドライブレコーダーがあらかじめ搭載されている車が多いのも特徴ですので、もしもの時にも安心でしょう。
年式x走行距離からみた狙い目モデル3選

中古車購入の際には、年式と走行距離が重要なポイントになります。どちらかだけでなく、2つのバランスをみることが重要です。
走行距離の相場は約5万km以内と言われています。その点も含め、年式と走行距離からみた狙い目のモデルを3つ紹介していきます。(※上記画像は2022年12月19日時点の情報)
1:2017年式走行距離1〜4万km
2017年式で走行距離約1~4万kmの中古車であれば、状態が良いと言えます。
一般的に、新型の登場に伴い、旧型は価格が安くなるので年式が古くても、車の状態が良い中古車に乗りたいという方におすすめです。
2:2018年式走行距離1〜5万km
走行距離が約1~5万kmと少なく、2018年式のステップワゴンであれば通常に使用されていた状態の良い車であると言えるでしょう。
2018年式のボディデザインが好みという方や、荷物をたくさん積みたい方など、スペックが気になる方で新車か中古車のどちらにしようか悩んでいる方には、走行距離の少ない中古車という選択をおすすめします。
3:2019〜2020年式走行距離3万km未満
新しいモデルの2019〜2020年式であり走行距離も約3万km未満とあれば、車の状態は良く、満足感の得られる中古車であると言えるでしょう。
ただ車の状態が良くても、修復歴の有無など事前に確認しておきたいポイントはいくつかあるので、すぐに契約せず慎重に検討することが大切になります。
ステップワゴン中古車の選び方と注意点5個

ステップワゴン中古車の選び方にはポイントがあります。
中古車には新車よりも安く買える、販売終了している型の車が手に入るなどといったメリットがありますが、選び方を誤ってしまうと損をしてしまう恐れがあります。
今からステップワゴン中古車の選び方と注意点をご紹介していきます。中古車の選び方をマスターし、条件に合う車を手に入れましょう。
1:修復歴車は避けるのが無難
修復歴とは自動車公正取引協会に準じ、車体の骨格にあたる部分の修理や交換をしたことがある車のことを指します。
現在は修復技術が向上しており、事故車であってもきれいな状態に戻ることができますが、車の強度や直進・ブレーキの性能に影響がでてしまう可能性があります。
見た目がきれいでも性能に問題があっては安全、快適にドライブすることができないので修復歴車は避けた方が良いでしょう。
出典:この中古車、修復歴はあり?なし?|自動車公正取引協議会
2:バッテリー交換の必要性を確認
バッテリーの価格は車の性能が上がると、比例して高価になります。
また、バッテリーの容量によっても相場価格が異なってくるため、バッテリーに視野を向けることが重要です。
欲しい中古車の候補がある場合は、どんなバッテリーを使用しているのか、最終交換はいつかなどバッテリーの状態もチェックしておくと良いでしょう。
3:走行距離が極端に長い・短い車は要注意
走行距離が短ければ新品同然というわけではありません。走行距離を知るうえで重要なのが年式です。
年式が新しいのに走行距離が極端に長い車は酷使されており、内部の状態が懸念されます。
反対に年式が古いのに走行距離が短い車は、エンジンの吹け上がりが鈍くなっていたり、オイルが劣化したりしている可能性があります。
さらに、今まで使用頻度の少なかった車を急に頻回に動かすようになると、思わぬ故障の原因に繋がる場合もあります。
年式に見合った走行距離の車を探すというのも、押さえておきたいポイントの一つです。
4:内装状態もしっかりチェック
外装は修理をすれば新品同然、元通りになる場合があります。しかし内装は、新品レベルのコンディションを保つことが非常に難しいです。
一見きれいにみえるシートでも座ってみるとクッションがヘタっている可能性があります。
また、臭いはなかなか消えません。使用頻度の高いドアや窓のゴムは劣化しやすいので、こちらも見落とさずにチェックすると安心です。
自分の目で内装の状態を隅々までしっかりチェックし、どの程度なら許容範囲か見極めてから購入するようにしましょう。
5:下取り価格も上手に交渉
下取り価格は、気がつかずに損をしてしまっている可能性があります。
損をすることなく下取りしてもらうためには、インターネットで相場をチェックしたり、複数の買い取り業者から見積もりを取ると良いでしょう。
インターネットでの査定よりも低い下取り価格であった場合は、思い切って交渉することが大事です。
「他の買い取り業者で査定を受けた際には○万円でしたが同じ金額で下取りしてもらえますか?」などと聞いてみると、案外交渉成立するものです。
この店で中古車を買いたいという意思をみせれば、交渉に応じてくれる中古車販売店は少なくありません。
手頃な相場価格で自分好みのステップワゴンの中古車を見つけよう

ステップワゴン中古車の相場価格は、様々な条件を融合して決定されています。
中古車を購入する際には、相場価格だけでなく自分が何を優先したいか、どのような目的で使用するのかということを明確にする必要があります。
焦らずに余裕をもって中古車選びをし、自分好みの愛車をみつけましょう。