200万円あればハイブリッドのミニバンも選べる!編集部おすすめの5台はコレだ!!

人も荷物も多く乗せられるので、ファミリーカーの定番車種となったミニバン。200万円台の予算があると、高年式の状態いいミニバンもよりどりみどりです。
ただし車体が重く、さらに多人数で乗車する機会の多いミニバンは、燃費が悪いということがネックです。
そんな燃費が気になるという方には、ハイブリッドのミニバンがおすすめ。編集部がよりすぐった5台を紹介します。
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- 状態のいい中古ミニバンが選べる
- 200万円台で買えるおすすめハイブリッド:日産 セレナ(C27)
- 200万円台で買えるおすすめハイブリッド:ホンダ フリード(GB系)
- 200万円台で買えるおすすめハイブリッド:トヨタ シエンタ(170系)
- 200万円台で買えるおすすめハイブリッド:トヨタ プリウスα(30系)
- 200万円台で買えるおすすめハイブリッド:トヨタ ヴォクシー HV(80系)
- ファミリーユースでメリットが多いハイブリッドミニバン
状態のいい中古ミニバンが選べる

現在の日本でファミリーカーの定番といえば、ミニバンをおいてほかにはありません。
家族が4人以上の場合、多くの人はもちろん荷物を載せることができるので、ワゴンやSUVよりもミニバンを選ぶというファミリーが多いようです。
各自動車メーカーが力を入れているカテゴリーだけに、大小さまざまなミニバンが販売され、中古車市場にも数多くのミニバンが流れています。
そのため200万円台の予算があれば、ハイブリッドを積んだミニバンも選択肢に入ってきます。
200万円台で買えるおすすめハイブリッド:日産 セレナ(C27)

日産 セレナは、2022年発売の現行型C28が中古車市場に流れ始めたことで、先代C27型の中古価格がこなれてきています。
C27セレナには、減速時のエネルギーを利用してバッテリーに蓄えた電力を、加速時の駆動力やアイドリングストップ、電装品などに利用するS‐HYBRID(Sグレードを除くすべてのガソリン車)と、2018年に追加されたシリーズ式ハイブリッドのe-POWERがあります。
どちらも200万円台で狙えますが、e-POWERに関しては年式新しいこともあり、走行距離の少ない個体は、ほとんど200万円台後半の値付けです。
いっぽう余裕をもって狙うなら、ガソリンのS‐HYBRIDがおすすめ。
2019年のマイナーチェンジ前が多くなっていますが、後期モデルも徐々に増えている印象。人気の高い「ハイウェイスターV」が200万円台前半から狙えます。
また汚れが落としやすく非常に使い勝手が良いネオソフィール防水シートがオプション装備されている車両は、特にお子さんやペットを乗せる機会が多い方におすすめです。
ただし中古車の場合は前オーナーがオプションを選択していなければ装備されていないため、注意が必要です。そのため、理想的なオプション装備の組み合わせを持つ車両を見つけられれば、それはまさに宝探しの成功と言えるでしょう。
また、人気の「プロパイロット」機能についても注意が必要です。これを利用するには、「セーフティパックB」が選択されている車両である必要があります。購入時には、販売店で装備の有無をしっかり確認してください。
200万円台で買えるおすすめハイブリッド:ホンダ フリード(GB系)

5ナンバーサイズで人気のホンダ フリードのハイブリッドモデルは、2016年から2024年まで生産された先代のGB系が200万円以下で購入可能です。
現行型の4代目(GT系)フリードは、2024年にデビューしたばかりで、中古で見つかっても200万円台後半。手頃ごろな価格で購入するには、もう少し時間がかかりそうです。
先代フリード ハイブリッドのパワートレインは、1.5Lエンジンに1モーター内蔵DCTのSPORT HYBRID i-DCDで、FFと4WDを用意。FFのWLTCモード燃費は20.9km/Lを実現しています。
室内は、6人または7人乗りのフリード、5人乗りのフリード+があり、スタイリングは標準ボディのほか、ルーフレール、サイドシルバーガーニッシュ、前後ロアスポイラー、専用デザインのグリルが装備され、キャンプやウィンタースポーツ、マリンスポーツなどのシーンで映えるSUV風味のクロスター。
開発ドライバーによる走行テストを重ね、実際に効果のあるエアロパーツを装備する専用エアロデザインをまとったモデューロXがラインナップされていました。
クロスター、モデューロXともに販売台数が少ないため、中古物件も少なめですが、いずれも200万円台で十分に狙えます。
200万円台で買えるおすすめハイブリッド:トヨタ シエンタ(170系)

トヨタの人気ミニバン、シエンタは、先代の2代目(170系)が200万円台で購入可能です。
トレッキングシューズをモチーフにしたエクステリアが特徴的な2代目シエンタは、現行シエンタのファニーなデザインに馴染めないという人たちからも支持を集めており、比較的高値で安定しています。
おすすめのグレードは、2021年に販売された特別仕様車「Safety Edition 2(セーフティエディション2)」です。
「G/FUNBASE G」をベースに、ブラックで加飾されたインテリアやホイールキャップ、ミラーのブラックアウトデザインにより、引き締まった精悍な印象。
オートライトを標準装備するほか、パーキングサポートブレーキや後方映像を表示して車庫入れをサポートするナビレディパッケージも装備されています。
いっぽうでハイブリッドにこだわらなければ、現行モデルのガソリン車も200万円台に落ちてきています。
先代モデルのハイブリッド車を選ぶか、現行モデルのガソリン車を選ぶかは、1ヶ月の走行距離や普段の使い方で決めると良いかもしれません。
ちなみに先代モデルの最小回転半径は5.2m、現行モデルは5.0mと、小回り性能では現行モデルの方が優れています。そのため、狭い道や入り組んだ場所をよく通る方は、新型の小回り性能の向上を実感できるでしょう。
200万円台で買えるおすすめハイブリッド:トヨタ プリウスα(30系)

トヨタ プリウスαは、3列シート7人乗りを可能としたプリウスの派生モデルです。
ベースは30型プリウスで、空力を考慮したスタイリングの欠点である、ラゲッジ容量が小さくリアシートも狭いというデメリットを解消するため、燃費は多少犠牲になっても多人数乗車が可能で積載量も多いプリウスとして登場しました。
ボディサイズは、全長4,615mm×全幅1,775mm×全高1,575mm(2011年デビュー当時)に、ホイールベース2,780mm。ノーマルのプリウスよりも全長で115mm、ホイールベースは80mm伸ばされています。
搭載されるハイブリッドシステムは30プリウスと同様ですが、7人乗りを可能とするため、3列シート車のバッテリーはリチウムイオンに変更。重量増には、トレッドを広げて対処しています。
グレードは、「S」「G」を基本に、17インチアルミホイール、前後スポイラーなどを標準装着した「ツーリングセレクション」と、Sグレードにのみ用意される「 L-セレクション」は廉価版の簡素な仕様です。
また「Gz」や「GRスポーツ」も存在していて、外装の専用パーツをはじめ、ボディ補強のブレース、チューニングをされたローダウンサスペンションなどを装備。こちらも200万円台で購入できます。
気になる燃費はWLTCモードで20.7km/Lを実現。ガソリン価格高騰のいま、リーズナブルに乗り換えられ、ガソリンの節約にもなるかもしれません。
販売は2011年から2021年と長いこともあって、初期モデルであれば100万円前後で購入可能なので、お財布と相談しながらグレードを決めてもいいでしょう。
200万円台で買えるおすすめハイブリッド:トヨタ ヴォクシー HV(80系)

トヨタ ヴォクシーは、先代モデルである80系が200万円台で購入できます。
80系は2014年の発表で、2017年にマイナーチェンジ。その前後で顔つきは大きく変わります。
人気の「煌(きらめき)」シリーズは、マイナーチェンジ前後で揃っていて、最終モデルとなる
「煌Ⅲ」は300万円近いプライスで販売されています。
ただし、人気グレードゆえに過走行ぎみの個体が多く、車体の程度で選ぶならむしろ「煌」系は選択肢から外したほうが得策かもしれません。
とくにマイナーチェンジ前であれば200万円前後で購入できるため、無理をせず前期モデルを検討するのも賢明な選択です。
ハイブリッドモデルで気をつけなければならないのは、ツインムーンルーフの設定がないこと。また、電動スライドドアは片側が標準で、両側電動スライドドアはメーカーオプションになっています。
さらに中古車購入時に忘れがちなのがカーナビの状態確認です。「カーナビ装着済み」とされている車両でも、地図更新ができない古い機種が装着されている場合があります。
Apple CarPlayなどの最新の機能を求める場合は、装着されたナビの機種を事前に確認することも重要です。
ファミリーユースでメリットが多いハイブリッドミニバン

メーカー別に車種をあげれば、トヨタ ヴォクシー、ノア、日産自動車はセレナ、ホンダはフリードあたりが、代表的車種と言っていいでしょう。
車種にもよりますが、走行距離が3〜5万キロ程度、年式では3年落ち程度の比較的新しい個体も選ぶことができます。
ガソリン価格が高騰している昨今、燃費の悪さが気になるミニバンですが、ハイブリッドであれば家計の助けにもなりますし、電気モーターの低速で最大トルクを発生する特性は、どうしても車重が重くなりがちなミニバンにはベストマッチ。運転することが楽しくなるでしょう。
また小さいお子様のいるご家庭には、スライドドアはドアを開けたときに人や車にぶつけるという事故を減らすことができます。
後部座席の乗り心地もミニバンを選ぶときのポイントになりますので、実際に見に行くときは、運転する方だけではなく、ご家族の方と一緒に見に行くといいですよ。