気になるCX-5(KF系)の維持費|中古車と新車の違いや抑えるポイントも紹介

中古車を購入したい気持ちがあっても、維持費が気になり手が出せないという人は少なくありません。
今回は人気のSUV、マツダ CX-5(KF系)に注目して、中古車を買った場合の維持費についてを考えていきます。
年間でいくらかかるか、節約するならどの費用を削るのが賢いのかなど説明します。
- Chapter
- マツダ CX-5はどんな車?
- CX-5の中古車にかかる維持費の種類は?
- CX-5の維持費の中古車と新車の違い
- CX-5中古車の維持費を抑えるポイント6つ
- CX-5中古車の維持費を試算して購入を検討しよう
マツダ CX-5はどんな車?

マツダのCX-5は、5人乗りのクロスオーバーSUVです。
「魂動デザイン」を採用したスタイリッシュなエクステリアデザインが多くのユーザーに支持されており、中古市場でも人気のモデルです。
室内は、人の体の骨格や仕組みに配慮したシートを採用するとともに、さまざまなメディアやデバイスにアクセスできる「マツダコネクト」を搭載するなど、長時間快適なドライブを楽しめる車となっています。
ラゲッジルームは容量が約500Lで、日常使いはもちろんアウトドアレジャー、ロングドライブなどでも活躍してくれるでしょう。
CX-5の中古車にかかる維持費の種類は?

中古車を購入することで初期費用を抑えることができますが、購入後のCX-5の維持費はいくらかかるのか気になる人も多いでしょう。
ここでは維持費の種類には何があるのか、どれくらい維持費がかかるのかを説明していきます。
1:自動車重量税について
自動車重量税とは、車の重量に応じて課される税金です。自動車重量税は1年ごとにかかりますが、支払いは車の新規登録時と車検の際にまとめて払う必要があります。
マツダ CX-5(KF系)は車重が1,600kg強なので、自動車重量税は1.5トンから2トンの区分になり、32,800円です。
いくら支払う必要があるかは、国税庁の公式サイト内にある「次回自動車重量税額照会入力サービス」を使い自動計算することもできますので、気になる方は利用してみてください。
出典:次回自動車重量税額照会入力 | 次回自動車重量税額照会サービス
2:自動車税について
自動車税種別割(自動車税)とは、自動車を所有しているすべての人に課税される都道府県税です。
特別車両以外が対象になるため、軽自動車もSUV車も課税され、車の排気量によって金額が決まります。
マツダ CX-5の場合は、2.0L(1,997cc)ガソリンの20Sが39,500円、2.2L(2,188cc)クリーンディーゼルのXDと、2,5L(2,488cc)ガソリンが45,000円となります
出典:自動車税種別割 | 税金の種類 | 東京都主税局
3:車検費用について
車検は正式には「自動車継続検査」と言い、道路運送車両法で定められた保安基準に適合しているかを検査するもので、定期的に受けることが義務付けられています。
新車購入から3年後にはじめての車検があり、それ以降は2年ごとに検査を受ける必要があります。この車検を受けなければ公道を走れません。
基本の費用は、車検前の法定24ヶ月点検料が25,300円〜28,380円、車検に必要な保安基準検査料が10,560円、車検申請代行手数料が9,900円というものですが、保安基準検査の結果、保安基準に適合しないときには整備料やパーツ代などが発生します。
4:保険料について
車の保険料には2種類あります。ひとつは自賠責保険です。
自賠責保険は、万がいち人身交通事故を引き起こしたときに、被害者の救済をするために加入する保険です。クルマに乗る方が必ず加入しなければならない保険ですから、維持費などから削ることはできません。
保険料は車両の使用用途、車両区分によって変わり、自家用乗用自動車の場合は排気量や重量、ボディサイズに関係なく自賠責保険料は、24ヶ月で17,650円、25ヶ月で18,160円となっています。
加入せずに公道を運転した場合、事故を起こさなくても1年以下の懲役、もしくは50万円以下の罰金となり、免許停止などの処分の対象となります。
出典:自賠保険について知ろう!|国土交通省
もうひとつは任意保険です。
自賠責保険は、人身事故の被害者を救済するためのもので、建物やモノを壊してしまった場合は補償されません。
また重大な人身事故の場合、自賠責保険の補償額では十分ではなく、その補填のためにも必要です。
さらに任意保険は自賠責保険では補償されない、モノや同乗者の怪我、自車まで補償してくれるので、いざという時のために加入する人がほとんどです。
任意保険は、同じマツダ CX-5でも条件によって異なります。ここでは30才・ゴールド免許・年間走行距離6,000km・20等級の場合で試算します。
ある自動車保険の場合は、インターネット割引や証券ペーパーレス割引などを適用して、車両保険なしだと14,830円です。一般型の車両保険を適用する場合の保険料は、37,370円です。
任意保険はどんな補償内容を選ぶか、どの保険会社で選ぶか、保険の対象となる運転者の範囲などの設定次第でかかる保険料は大きく変わるため、加入する前に比較検討してみるのがおすすめです。
5:ガソリン代について
ガソリン代に影響する燃費は、使用する道路状況やドライバーの運転の仕方で変わります。たとえば、市街地の渋滞の多い場所では燃費は悪くなりますし、高速道路や自動車専用道路など一定の速度で長い距離を走れる環境では燃費は上がります。
ここではメーカー発表のWLTCモード燃費を参考に考えて見ましょう。
マツダ CX-5で年間約6,000kmを走行した場合、2.0Lの20S(FF)の燃費は14.6km/Lなのでガソリン代は約69,040円、25S Lパッケージ(FF)は燃費13.8km/Lで約73,040円、XD Lパッケージ(FF)は燃費17.4km/Lで約51,035円となり、ディーゼルモデルの維持費が圧倒的に安いことがわかります。
※燃料費は資源エネルギー庁が4月5日に発表した資料(レギュラー全国平均=168円、軽油全国平均148円)を参考に算出しています。
6:駐車場代について
駐車場代は都道府県によって異なりますが、東京都の住宅地、世田谷区では月極駐車場料金が25,000円〜35,000円となっています。
駐車場料金は不動産事情によっても違うため、地方であれば東京都よりも安くなりますし、都内でも六本木や銀座などの人気エリアとそうではないエリアでは料金が異なります。
7:メンテナンス・消耗品代について
クルマには定期的に交換が必要がパーツが存在します。
オイル交換は、マツダでは交換頻度を、20Sなどの一般的なガソリンエンジン車の場合、ノーマルコンディションなら12ヶ月または15,000km、シビアコンディションでは6ヶ月または7,500km。
25Tなどの直噴ターボやXDなどのディーゼルエンジンはノーマルコンディションなら6ヶ月または10,000km、シビアコンディションでは3ヶ月または5,000km。
バッテリーは24ヶ月〜36ヶ月、冷却水(LLC)は車検毎、ブレーキパッドは30,000km〜50,000km、スパークプラグは100,000kmを目安に交換します。
価格はそれぞれグレードやブランドによって変わりますが、メンテナンスにかかるおもな工賃は以下の通りです。(※関東マツダHPより)
・エンジンオイル交換 2,420円~
・エンジンオイルフィルター 2,420円~
・タイヤ交換(19インチ) 3,300円~
・ワイパーゴム交換(1台分) 1,540円~
CX-5の維持費の中古車と新車の違い

新車と中古車で大きな差があるのが購入費用。新車の方が購入費は高くなります。しかし維持費に関しては、新車も中古車も大きな差はありません。
新車は、メーカー保証があるので修理費は安くなります。一方、中古車は車両保険代は新車にくらべて安くなりますが、修理費やメンテナンス費が発生しやすくなっています。
車両によっては、購入した初年度にタイヤ交換が発生する可能性もあります。
CX-5中古車の維持費を抑えるポイント6つ

マツダのCX-5にかかる維持費は、新車と比較してもほとんど変わりませんが、工夫次第で抑えることができます。
少しでもかかる費用を減らすために日々気をつけてみましょう。
ここからはマツダ CX-5の維持費を節約する簡単なポイントを6つ紹介していきます。
1:ゆったり運転を心がける
速度を上げると空気抵抗も増え、エネルギーが無駄になります。速度を上げれば上げるだけ、エンジンの消費効率が下がることを覚えておきましょう。
必要以上に高速で運転することで無駄なガソリンを使ってしまうため、走行速度を守り、ゆったり運転を心がけましょう。
また速度を上げたり落としたり、不安定な運転はせず、一定の速度で走ることを心がけてください。
2:不要なものは載せない
CX-5はSUVであるため、クルマそのものの重さがあります。また5人乗りですから、人数が増えれば増えるほど走行に使うガソリンが増えます。
週末に使うゴルフバッグや車を洗うグッズなど、普段使わないものは下ろしておきましょう。
つねに車に積んでおかなければならないものは、軽いものを選ぶとガソリン代節約になります。う。
3:急発進・急減速をしないようにする
急なブレーキやアクセルはエンジンを急激に可動させて、ガソリン代を高くしてしまいます。急発進・急ブレーキは避けて運転しましょう。
走り出しは低速で、止まる時は少し手前からブレーキを踏むことを心がけてください。
アイドリングをしたり、ブレーキをこまめに踏んだりすることもガソリンを多く使ってしまいます。道路の整備状況が悪く、アクセルを踏み込まなければならないような道はできるだけ避けるのもポイントです。
4:任意保険を見直す
車でかかる固定費はガソリン代、保険料、車検代などです。自賠責保険は加入が必須であるため変更できませんが、任意保険は好きな会社の保険サービスに変えられます。
保険料金を比較サイトで調べて、いまよりも保険料が安いところに変えてみましょう。
自動車保険は無料見積もりをサービスで行っているところがほとんどですから、複数社見積もりをして一番お得なところを選ぶことがおすすめです。
5:メンテナンス費用を節減する
ワイパーのゴムや電球など、自分で交換できるものは、ホームセンターやインターネットで安いものを探して購入しましょう。
ディーラーで交換すると、高額になりやすいです。
6:車検代を節約
車検をディーラーに出すと代車が無料ですが、代車が必要ない場合はユーザー車検やガソリンスタンドの車検に出しましょう。費用が安く、ガソリン割引や洗車機のサービス券などがもらえます。
車検代は金額が大きいため、受ける場所や任意の点検項目を見直すことでかかる費用が浮き、継続的に同じ車に乗りやすくなります。
CX-5中古車の維持費を試算して購入を検討しよう

マツダのCX-5はスタイリッシュで人気のSUV車です。購入費だけではなく、維持費も計算して購入を考えましょう。
年間の維持費を計算しなければ、車を持ち続けることが難しく、手放すことになりかねません。購入費以外にも貯金し、余裕をもった購入をしましょう。