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アウトドアでも都会でも。映えるアースカラーのおすすめ車

マツダ CX-50

アースカラーとは、地球の土地や植物、海などをイメージさせる色のことです。

輸入車などでは、かなり昔から採用されていましたが、ここ数年は日本車にもその波が押し寄せてきています。

またSUVブームによって旧いSUVが注目されるようになったのと平行して、アースカラーに全塗装された中古車を見かけるようになりました。

そんなアースカラーをまとったおすすめ車両をセレクトしてみました。

Chapter
落ち着きと品の良さが漂う。それがアースカラー
トヨタ シエンタ
マツダ ロードスター
ルノー カングー(3代目)
ダイハツ ミラ トコット

落ち着きと品の良さが漂う。それがアースカラー

一節には車のボディカラーと景気は連動していて、景気が悪くなると、売るときに少しでも高い色を選ぶため、白やグレー、黒が増える傾向にあると言われます。

そんな意味では、現在はやや景気が上向いているのでしょうか?

ともあれSUVとアウトドアの流行を追うように、ここ数年のメーカーは新車のボディカラーにアースカラーを用意するようになっています。

ここでは、新車でアースカラーが選べるモデルをさまざまなジャンルからピックアップして紹介します。

トヨタ シエンタ

トヨタ シエンタ 2022

トヨタのコンパクトミニバンがシエンタです。2022年のモデルチェンジを受けて、シカクとマルを組み合わせたファニーな印象のエクステリアデザインになりました。

カタログに設定されるアースカラーは「アーバンカーキ」と「ベージュ」

とくに新型シエンタのイメージカラーとなっているアーバンカーキは、落ち着いたイメージでアウトドアでも街中でもマッチしそうです。

全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,695mmの5ナンバーサイズのボディは、コンパクトカーのアクアと比較しても200mmほど長いだけですので、狭い路地でもそれほど苦労することはないでしょう。

ミニバンが欲しいけれど、大きなサイズは駐車場に入らない、運転する自信がないという方には、ぴったりです。

室内は、2列シート5人乗りと3列シート7人乗りを用意。

パワートレーンは、ハイブリッドと1.5Lのダイナミックフォースエンジンの2種類で、駆動方式はガソリンがFFのみ、ハイブリッドはFFとリアにモーターを追加したE-Four(4WD)も選べます。

ハイブリッド車(7人乗り)のWLTCモード燃費は脅威の28.5km/Lを実現。

オートスライドドアなど、国産ミニバンではあたりまえの機能もきちんと装備されていますし、3列シート車ならの後ろ2列ぶんのシートを畳むと奥行き1,525mの空間が表れ、子供の塾帰りに突然の雨で自転車ごとお迎えなんていうシチュエーションにも対応します。

安全装備のToyota Safety Senseは全車標準装備。駐車場アシストの「トヨタチームメイト アドバンストパーク」は、Zグレードだけにオプション設定されています。

さらにアフターパーツメーカーから、シートカバーや車中泊アイテム、ルーフラックやラダーといったパーツが発売されていますので、自分だけのオリジナルシエンタを完成させることもできます。

マツダ ロードスター

マツダ ロードスター

マツダ ロードスターは、ピュアスポーツカーとして世界中のオーナーたちに愛された、車好きなら誰でも知っているオープンスポーツモデルです。

現行モデル(ND)は4代目にあたり、2015年から販売されているロングセラーです。

2シーターでFRというコンセプトは初代のNAロードスターから不変。現在のNDは、それに最高出力97kW(132PS)の1.5Lエンジンを搭載しています。

用意されるアースカラーは「ジルコンサンドメタリック」と呼ばれる、カーキとオリーブドラブの中間のようなメタリック色です。

ちなみにジルコンサンドというのは、溶かした金属を型に流し込んで成型する鋳造型のもとになる丸みをおびた砂のこと。

CX-5やMAZDA3、CX-30などにも採用されているカラーですが、あえてスポーツカーのロードスターをピックアップしました。

ロードスターは、気候のいい時期に幌を開けて走ることを想像するだけでワクワクできる日本では数少ないオープンモデル。

走るためのアフターパーツはもちろん、ホイールのバリエーションも豊富。購入後もいろいろ楽しめそうな1台です。

ルノー カングー(3代目)

ルノー カングー

正規輸入車で、多くのクルマ好きがイメージするアースカラーの車といえば、ルノー カングーです。2002年に日本へ導入され、2023年には3代目カングーが発売されました。

導入当初はややマニアックなイメージもあったカングーですが、初代に対しひとまわり大きくなった2代目が2009年に販売を開始すると、徐々に販売台数を伸ばし、気づけばすっかり市民権を獲得。

日本のカングーのユーザーからは、2代目がデカングー、初代はコカングーと親しみをこめて呼ばれます。

このカングーには、いくつもの特別限定車が存在しました。

ただし特別限定車といっても国産車とは少し違って、カラードバンパーの標準車に対して、塗装されていない樹脂バンパーとドアミラーカバーというグレードダウンされた仕様が多かったことも特徴です。

特別限定車はいつも抽選販売になるほどの人気で、毎年のように特別なカラーをまとった限定車が販売されました。

なかでもカングー2の特別限定車に用意されたアースカラーは、くすんだ黄色が特徴的な「ジョンカーキ」とシックなイメージの「グリアーバン」、若草色の「ヴェールシトロンメタリック」、深いグリーンの「ヴェールジャッドメタリック」、南仏の砂浜をイメージした「ベージュカマルグ」と枚挙にいとまがありません。

とくにフランスの南プロバンス、サントロペの空と海をイメージした「ブルードラジェ」は、当初200台限定だったものが予想以上の人気で後に200台が追加で用意されました。

発売されたばかりのカングー3ですが、早くも限定車「ヴァリエテ」が用意されました。

フランス語でいうところのアーバンなグレーという意味の「グリアーバン」というボディカラーをまとったヴァリエテは、最低限の装備の道具感がポイントです。

スライドドアは手動、ホイールはスチールという質素な装備は、国産ミニバンを見慣れた目には奇異に映りますが、「これでいいんだ」と思わせる謎の魅力があるようです。

ルノージャポン主催の「カングージャンボリー」には毎年千台を超えるカングーが全国から集まるイベントですが、限定のアースカラーで参加すると目立つこと請け合いです。

ダイハツ ミラ トコット

ダイハツ ミラ トコット

普段の生活にアースカラーを取り入れたいけれど、通勤や通学に使用する車なので、コストをかけたくないという方や、アウトドアレジャーに使うわけではないけれど可愛いアースカラーの車が欲しいという方には、ダイハツのミラ トコットがおすすめです。

軽自動車のスタンダードとも言えるミライース同等のサイズは、運転免許を習得して初めての車としてもおすすめです。

用意されるアースカラーは「セラミックグリーンメタリック」「サンドベージュメタリック」「レイクブルーメタリック」の3色。

外装は水平基調のスタイルに、角の取れたスクエアなディテールが自然体な雰囲気。

内装トリムのカラーも、シート背もたれ部分が明るいベージュ、座面は茶色とベージュの配色とアースカラーを多用しています。

衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」を搭載し、すべてのグレードにSRSサイドエアバッグとSRSカーテンシールドエアバッグが装備されているので安全にも配慮されています。

新車価格は120万円代からと、コスパに優れていることも魅力です。

マツダ CX-50

これまで日本では、あまり目にすることのなかったアースカラーですが、SUVやSUV風味のモデルが増えるにつれて新車で採用する車種が増えています。

アースカラーは、イエローやレッドのような原色が持つ派手さがないため、落ち着いた印象で意外に使いやすくて馴染みやすい色なのかもしれません。

白や黒、シルバーなど、モノトーンのボディカラーに飽きたら、つぎはアースカラーにしてみませんか?

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