スバル・フォレスターの中古車の価格相場はいくら?狙い目モデルと選び方を解説

フォレスターはスバルが販売するミドルクラスのクロスオーバーSUVで、プラットフォームを同メーカーのインプレッサと共有する車種です。
今回は、車選びドットコムに掲載されているスバル・フォレスターの中古車相場をもとに、価格や年式、走行距離などの観点から掲載台数が多くて狙い目なフォレスターの中古車を紹介していきます。
- Chapter
- スバル・フォレスターとはどんな車?
- 価格と年式から見た、おすすめのフォレスター中古車
- 年式と走行距離から見た、おすすめのフォレスター中古車
- 大幅改良モデル発表で、中古車相場への影響も!?
スバル・フォレスターとはどんな車?

フォレスターはスバル・レガシィ、スバル・インプレッサを兄弟車に持つ車種で、高い安定性を備えています。また、全グレードで水平対向エンジンと四輪駆動を組み合わせる”シンメトリカルAWD”が採用されています。
初代フォレスターは1997年に発売され、ステーションワゴンの利便性とSUVらしい走破性をもつ、クロスオーバーSUVの代名詞ともいえるスペックを備えた一台でした。
初代のラインアップを引き継いだ2代目は、2002年にクロススポーツ、2004年にSTiバージョンを追加し、より様々なニーズに応える車種として確立。
3代目はユーザーのラフスタイルをよりアクティブなものにしたいという考えのもと、取り回しやすいサイズ感は維持しながらもサイズを拡大しています。
4代目は、スバル独自のシンメトリカルAWDを基軸に、走行性能、安全性能、環境性能を進化させ、その後、2018年に行われたフルモデルチェンジで、スバルグローバルプラットフォームを採用した、現行モデルである5代目が登場。
2021年には内外装のデザインが一新されただけでなく、機能面も充実した大幅改良モデルが発表され、ますますスバル独自の技術がひかる車種へと進化しています。
価格と年式から見た、おすすめのフォレスター中古車

まずは、「年式と価格相場」から見た狙い目のフォレスターの中古車を紹介していきます。
2022年6月時点の中古車物件価格分布表から「価格と年式」の条件で、特に分布の多いところをピックアップしていきます。(※上記画像は2022年6月2日時点の情報)
出典:フォレスター(スバル)の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム(車選び.com)】
高年式は未使用車の在庫も豊富
フォレスターの高年式車は、比較的登録済み未使用車の在庫が多く、最新の2022年式も37台と在庫数もそれなりに揃っているため、新車に近い状態の車両を見つけることができそうです。
2022年式であれば、大幅改良後モデルの性能を堪能できるだけでなく、Touring、X-BREAK、Advance、SPORTの最新4グレードが全種類が揃っているので、気になる車両も見つけやすいでしょう。
ただし、注意したいのは価格帯。特に2022年式は全ての在庫車両が約300万円以上と新車とほぼ変わらない価格帯となっています。購入する際は、中古車で購入するか新車で購入するかを検討する必要があるでしょう。
5代目モデルの狙い目は2019年式
5代目モデルのフォレスターは、デビュー後に3度の改良を行っています。1度目が2019年、2度目が2020年、そして2021年の大幅改良モデル発表という時系列です。
その改良モデルが販売された2019年式の中古車価格は、以降の高年式車に比べると、本体価格が200万円台で販売されている車両が一気に増えるラインとなっています。
在庫のラインアップを見ると、全グレードが揃っている他、Advanceに統合される前のPremiumグレードも200万円台で販売されているので、より選択肢の幅も広がるでしょう。
改良モデルの発売が2019年7月以降となっているため、2019年式を購入する際は改良後モデルかどうかを販売店に確認するようにしましょう。
100万円台で状態の良い先代モデルもおすすめ
先代モデルである4代目から、100万円台で状態の良いものを選ぶのもおすすめです。5代目モデルの発売が2018年ですので、先代モデルで高年式となると2017年式より前となります。
5年落ち以降の車両だと過走行な車や、修復が入っている車両もあるため、状態の確認を行う前提で、年式や走行距離3〜5万km未満などで絞って探すことをおすすめします。
また、価格の上限を250万円まで引き上げるなどすると、さらに状態の良い車両を見つけることができそうです。
年式と走行距離から見た、おすすめのフォレスター中古車

続いて、「年式と走行距離」から狙い目のフォレスターの中古車を紹介していきます。
2022年6月時点の中古車物件価格分布表から「年式と走行距離」の条件で、特に分布の多いモデルをピックアップして解説しています。(※上記画像は2022年6月2日時点の情報)
出典:フォレスター(スバル)の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム(車選び.com)】
走行距離100km未満は2021〜2022年式に集中
フォレスターは、走行距離100km未満の車両が2021〜2022年式に集中しています。また、登録済み未使用車の在庫が比較的多い傾向にあります。
走行距離100km未満の車の在庫は全部で47台で、グレードは最新の4グレード全てがラインアップされているため、高年式車両で購入を検討するのも一つの手でしょう。
走行距離1〜2万kmの2019年式がおすすめ
走行距離が浅い車両は2021〜2022年式と高年式に集中しており、2020年式以前だと走行距離が1万km以上となる車両が大半を占めています。
その中でお得な一台が見つけやすいのは、2019年式で走行距離1〜2万km未満の車両でしょう。それ以上に走行距離を重ねると、価格帯は安くなるものの、車両の状態が気になるところ。
価格帯は約250〜350万円と幅があるものの、200万円台の在庫が多く、新車よりお値打ち価格の車が見つかりそうです。
5万km未満で探すなら2017年式までがベストライン
年式が低くなるほど走行距離は伸びやすいため、中古車を購入する際は、なるべく高年式で走行距離の浅い車両から選ぶことをおすすめします。とはいえ、予算に応じて探す場合は、条件を緩める必要があります。
走行距離5万km未満で探す場合、状態の良い車両をよりお値打ちで購入できるのは2017年式までと言えるでしょう。
2017年式は先代モデルとなりますが、100万円台の車両があるため、予算に見合う1台を見つけやすくなっています。もう少し予算を高めに設定できるようであれば、現行モデルにも手が届きます。
大幅改良モデル発表で、中古車相場への影響も!?

2021年8月に大幅改良モデルの発売が発表されたスバル・フォレスター。一般的に、フルモデルチェンジやマイナーチェンジが発表・発売されると先代モデルの中古車価格は値下がりする傾向にあるため、先代モデルだけでなく、現行モデルでもお値打ちに購入しやすいと言えます。
また、5代目が発売されたのが2018年のことですので、これまでのモデルチェンジの間隔を考えると、今年から来年にかけて新型が販売されるのではないかとの予測もたてられています。新型の発表を待って、中古車の購入を検討するのも一つの手でしょう。