中古でマツダ・AZ-ワゴンを買うならこのモデルがおすすめ!

スズキ・ワゴンRのOEMモデルとして、1994年9月に登場したマツダ・AZ-ワゴンです。
2008年に販売された4代目を最後に、同じくスズキからOEM供給されているフレア(同じくワゴンRのOEM仕様)に受け継がれています。
スズキ・ワゴンRのOEM版として、4代目まで存在したAZ-ワゴン

スズキの初代ワゴンRは、スポーツモデルなどをのぞき、女性ユーザーが比較的多かった軽自動車に、男性も含めた幅広い層を呼び込んだエポックメイキングなモデルでした。
1994年9月、セミボンネットタイプの軽ハイトワゴンとしてリリースされた初代AZ-ワゴンは、高めの全高を活かした高効率なパッケージングを実現。
4ドア車のほか、5ドア車やターボ車も追加され、グレード展開の充実化が図られました。

2代目は、1998年10月にデビュー。ボディタイプは、全車5ドアになり、高効率なパッケージングを継承しながら、最小回転半径を4.6mから4.2mに大幅に小さくして取り回ししやすくするなど、軽自動車ならでの利点が磨かれています。
使い勝手も高まっています。後席は、ヘッドレストを取り付けたままでのダブルフォールディングが可能になり、操作性を向上。
また、助手席の背もたれを倒せばテーブルとして使え、後席も前倒しすれば、長尺物の積載も可能とするなど、現在のスズキにも採用されている機能が用意されています。
エンジンは、NAエンジンのSOHC、DOHC、ターボもSOHC、DOHCが設定されていました。
3代目でプラットフォームを一新!走りや静粛性をブラッシュアップ

プラットフォームが一新された3代目は、2003年10月にデビュー。走りや静粛性が向上し、動的質感がより磨き上げられています。
ルーフの幅と長さが拡大され、キャビンのゆとり、開放感が高まっています。
シート位置の調整やドア開口部の拡大により、居住性や積載性も引き上げられました。
エンジンは、NAもターボもDOHC化され、新採用となる「RR-DI」型の直噴ターボエンジンは、NAエンジンとともに当時の「グリーン税制」に適合していました。
中古車市場では、この3代目から比較的多く残っていて、走行距離が短い物件もあるようです。
安全装備では、運転席と助手席エアバッグを全車に標準装備。ある程度割り切って乗るのであれば、走行距離が短くしかも手頃な物件もあるようです。
最もタマ数が豊富で、年代的に新しい4代目を狙いたい

2008年9月に最終モデルとなる4代目が発売されました。
それまでの比較的ボクシーなフォルムから、スタイリッシュなフォルムに変身。インテリアの質感向上も果たされています。
装備では、スタータースイッチスイッチになり「XT」と「XS」に、盗難防止に効果のあるイモビライザーが全車に標準装備されています。
トランスミッションでは、CVTが一部モデルに設定され、燃費向上に一役買っています。
また、AZ-ワゴン カスタムスタイルには、エアロパーツやアルミホイールなどによる迫力あるエクステリアが与えられています。
一部グレードに、ステアリングシフトスイッチやオートライトシステム、LEDサイドターンランプ付カラードドアミラー、8スピーカー付ハイグレードサウンドシステムを用意するなど、現在にも通じる充実装備が採用されています。

最もタマ数が多くなっているのが最終型の4代目です。走行距離が短い物件も多く、OEM元であるワゴンRも合わせて選択したいところです。
狙い目は、内外装や走りの質感も含めると4代目になります。
デビュー時の燃費は、NAエンジン車が最高で23.5km/L(2WD/5MT車)、DOHCターボ車が最高で21.5km/L(2WD/CVT車)となっていて、高速道路も走る機会が多いなど、加速性能も重視するのならターボ車がオススメです。