中古でトヨタ・ランドクルーザープラドを買うならこのモデルがおすすめ!
現行ランドクルーザー(300系)が注文停止になっている中、プラドへの注目度が高まっています。
300系とは異なり、注文停止には至っていない(納期は、通常よりも時間がかかるという注意書きは、ホームページに掲載されている)、新車価格367万6000円〜(2022年10月末現在)という比較的手頃、扱いやすいボディサイズなどに加えて、ランドクルーザー・シリーズにふさわしいタフな見た目や走りも評価されています。
プラドもタマ不足 価格高騰のあおりを受ける
新車不足が中古車市場を直撃しています。
元から値崩れしにくいランドクルーザー・プラドとはいえ、新車価格を大きく超えた個体が、低走行距離や高年式、カスタマイズ済みモデルなどを中心に中古車市場にズラリと並んでいます。
同モデルを中古車で探す際は、こうした点を盛り込み済みとしたいところです。
ライトデューティ系のプラドは、1985年の70シリーズ・ワゴンから端を発し、1990年の70シリーズ・プラド、1996年の90シリーズ・プラド、2002年の120シリーズ・プラド、2009年の150シリーズ・プラドと続いています。
中古車市場には、1990年の初代プラドから比較的数が多く残っています。
都会的なファッション性、本格4WDとしての機動性、実用性を備えたモデルとして開発され、5人乗りの2ドアに加えて、8人乗り4ドアが新たに設定されました。
エンジンは、ディーゼルの2.8L、2.4Lターボを用意。一部グレードに減衰力を選択できるスイッチが装備されていました。
選択肢が比較的多い2代目も狙い目 3代目は現在もタマ不足も価格は高騰
趣味性の高いプラドですので、初代から人気があるのは頷けます。
2代目も大人気で、多くの物件が残っています。選択肢の多い2代目を狙う手もあるでしょう。
全長と全幅が拡大され、タフな見た目のワイド&ローのエクステリアを獲得。
サスペンションにフロント独立懸架が新たに採用され、フルタイム4WD化により走りが磨かれています。
エンジンは、V6の3.4Lガソリン、空冷式インタークーラーを備えた3.0Lディーゼルを設定しています。
3代目は、中古車のタマ数が少なくなっています。
フロントマスクの印象などから、新車時からの不人気が中古車のタマ数にも反映されているようです。
一方で、3代目も新車、中古車不足のあおりを受けて価格は高値安定から高騰している印象を受けます。
新設計の専用高剛性フレームにより、ハンドリングが現代的になるのと同時に、静かでスムーズな走りを獲得。
さらに、センターデフに新開発のトルセンLSDが採用され、オン、オフを問わず走行安定性が高まっています。
パワーユニットは、V6・3.5Lと2.7Lのガソリン、3.0Lインタークーラーディーゼルターボが設定されています。
2009年登場の4代目(現行型)は、一気にモダンな内外装を獲得し、乗り心地を高める「キネティックダイナミックサスペンションシステム(KDSS)」やオフロード走行時(低速時)のクルーズコントロールといえる「クロールコントロール」などを用意。
筆者も何度となく4代目に乗る機会があり、洗練された乗り味は、高級車といえるレベルに達しているように感じられます。
2.7LとV6・4.0Lのガソリンエンジンというラインナップで登場。
2015年の一部改良時に4.0Lガソリンに代わって、新開発の2.8Lクリーンディーゼルエンジンが追加され、トランスミッションも全車6ATに多段化されています。
先述したように、趣味性の高いモデルですので、好みのデザインなど好きな世代を探す方が多いはず。
性能や機能面では当然ながら現行型が最も優れていて、走りの動的質感も含めてその差は明らかです。
一方で、冒頭で紹介したように中古車も高騰しているため、より慎重に選択したいところ。
軽油で済む現行型の2.8Lディーゼルエンジン仕様も人気で、トルクフルな走りが魅力で、高い満足感を得られるはずです。