レクサス NXの維持費はどれぐらい?中古車を中心に解説します!

2014年に市場に投入された初代レクサス NXは、RXよりも小さいボディにややカジュアルな印象のエクステリアデザインのレクサス初のコンパクトSUVです。
とはいえインテリアは走りの質感はレクサスそのもので、RXでは大きすぎるというユーザーを中心に人気となりました。
2021年に2代目が投入されたこともあり、初代は中古車市場での在庫も豊富で、いま狙い目の1台となっています。
ここではそんな初代NXの維持費について解説します。
- Chapter
- レクサス NXはどんなクルマ?
- 1.税金
- 2. 車検代
- 3. 燃料費(ガソリン代)
- 4. 自動車保険
- 5. メンテナンス費用
- 6. 駐車場代
- 新車と中古車の違いは
- 維持費という観点で選ぶなら…
レクサス NXはどんなクルマ?

初代レクサスNXは、初めてのCセグメントサイズのコンパクトクロスオーバーSUVとして2014 年にデビューしました。
「Premium Urban Sports Gear」をコンセプトに 個性的でスポーティな外形デザイン、ボディ剛性などの新しい技術によりコンパクトながらもレクサスらしさが詰まった内装と魅力的なモデルです。
パワートレインは、2.0LターボエンジンのNX200t(NX300)、2.5LハイブリッドNX300hという2種類で構成されています。
駆動方式は、FFと4WDがラインナップ。ライフスタイルによってセレクトできるようになっています。
グレードは、標準グレード以外に「Iパッケージ」ラグジュアリーな「バージョンL」スポーティな「Fスポーツ」と4グレード展開になっていました。
現在のモデルは2021年にフルモデルチェンジされた2代目です。ここではおもに、初代のNXを中古で購入した場合の維持費について解説します。
1.税金

税金は、自動車税、車検ごとに支払う重量税です。これらの税金は車の性能、年式によって軽減措置が取られているものもあります。
<自動車税>
NX200tの自動車税は、39.500円となります。またNX300hは45.000円です。こちらは毎年納めなくてはならない税金です。
中古車で購入の場合、車検を新規に習得して購入する中古新規登録という形であれば、購入月の翌月から翌年の3月までの自動車税を月割で納めることになります。
たとえば、8月に車を購入して登録するとその年は9月分から翌年の3月分まででNX200tの場合23.000円。NX300hは、26.200円です。
自動車税は、都道府県税なので大抵の場合5月末までに納めることになっています。
どうしても納められない場合は、放置することはせず、差し押さえなどがあるので都道府県税務事務所にすぐに相談したほうが得策です。
<重量税>
自動車重量税は、自動車の重量に対して課税される税金です。0.5t毎に金額が変わります。
新車の場合NX300hは、免税車両ですが、NX200tは49,200円納める必要があります。エコカー税制は変更されることがありますので購入時には確認が必要です。
継続車検の2年ごとにも必要で、NX200tは32,800円、NX300hは20,000円となります。こちらは車検時に都道府県税事務所に納めなくてはなりません。
2. 車検代

日本の制度では、自動車を運行するにあたり、自家用乗用車は新車登録日から3年後、それ以降は2年ごとに車検が義務付けられています。
車検費用は、法定費用および車検検査基本料(車検ラインを通す費用)が最低限かかります。
法定費用は、以下のとおり。
自動車重量税:自動車の重量に応じてかかる費用です。
自賠責保険料:最低限の自動車保険で、人身事故のみが保証対象。車両に対して加入が義務付けられている保険です。
印紙代:車検証や、検査ラインを使用するための費用を納めるために必要です。重量税も印紙購入します。
検査手数料:継続検査料2,300円。こちらは国や、都道府県に納める費用なので修理工場に預ける際には前もって準備しておきましょう。
・車検基本料
車検には、点検費用、整備費用、車検代行手数料が掛かります。これは、車検を代行する、ディーラー、中古車店、整備工場などに払う費用です。
見積もりは、簡単に出来ますので維持費を安く抑えたい場合には、しっかりと確認することをお勧めします。
レクサスの新車は、3年間消耗品も交換が付帯しているので、確認が大切です。
ディーラーでの点検費用は消耗部品代を除いて30,000円前後のようですが、店舗によって金額が違うのでその点も確認が必要です
3. 燃料費(ガソリン代)

レクサスNXは、200tはプレミアムガソリン指定ですので、1リットルあたりの費用はレギュラーガソリンに比べて数十円高くなってしまいます・
2014年モデルのNX200tは、リッター12,8km/l走行できるので、年間に10,000km走行すると、およそ781リットルのガソリンを使用します。プレミアムガソリンの価格は(2023年6月現在)1リットルあたりおよそ177円として、年間に必要なガソリン代は138,237円になります。
いっぽう2014 年モデルのNX300hはレギュラーガソリン仕様です。リッター21,8km/l走行できるので10000km走行した場合、およそ458リットル使用します。
レギュラーガソリンの価格は(2023年6月)162円なので、年間74,196円になります。
ハイブリッドシステムが装着されていると維持費という面では節約できます。
4. 自動車保険

自動車保険には、すべての車に加入が義務付けされている「自賠責保険」があります。また任意保険は、運転者自身がセレクトして補償を選んで加入する保険です。
自賠責保険
自賠責保険は、運転するすべての車に加入が義務付けられてる保険です。この保険に入らないと車検にも合格できませんし、もし保険なしで走った場合、罰則があります。
自家用乗用車として分類されるNXは、24ヶ月で17,600円、新車の際は36ヶ月で24,190円。ただし、車検切れで中古車を購入した場合は25ヶ月加入することになり、18,160円になります。
任意保険
任意保険は、多額の賠償、自分の車の修理など、自賠責保険だけでは補償出来ないリスクに備えるための保険です。
車両の所有者や、運転者の年齢、日常レジャー使用や、仕事で使用、また通勤で使用するなどさまざまな条件によって金額が変わってくる保険です。
近ごろ多い盗難や災害など、また事故の際に必要な弁護士費用など細かく設定されていますのでご自分に合った選択をすることが必要です。
5. メンテナンス費用
NXのメンテナンス費用は、ボディコーティングなどの外装の維持や掃除、またバッテリー交換、ブレーキ、エアコンフィルター、エアフィルターなど細かい消耗品があります。
定期的なメンテナンスは、オイル交換や、タイヤ交換。メーカー推奨のオイルを使用しないと燃費などにも影響してきますのできちんとしたチェックが必要です。
ここはお財布と相談しながら最良のものをカーディーラー、自動車用品店で点検をしつつ交換していくことが必要です。
6. 駐車場代

駐車場は、ご自分でお持ちの場合はかかりませんが、東京、大阪、福岡、などの大都市圏では月の賃料が、車の月々の支払いともに大きな割合を占めます。
購入前に詳しく近所の相場を調べて、自分のプランに合うか検討が必要です。
また、屋根付きやタワーパーキングなどに入れておくと、車が紫外線に浴びないので場所の選定もしっかり検討したほうが、よい状態で維持できます。
新車と中古車の違いは

新車と中古車の違いの一番わかりやすいところは車体価格です。車体価格は中古車であれば、安いことが多いのですが、維持費という面では、新車のほうが、使用方法によってはメリットがあるかもしれません。
レクサスの場合、消耗部品も3年間は無料ですので、走行距離が多い方はブレーキパッドやワイパーブレードなど、細かい部品に費用が掛からないようです。
また新車時には、車両の自然故障には自動車メーカーの保証が付帯されますので、保証期間は安心して乗ることが出来ます。
維持費という観点で選ぶなら…
維持費という観点で選ぶなら、NX300h バージョンLです。
使用燃料もレギュラーガソリンですし、ハイブリッドならではの燃費です。自動車税が少し高いと考えても燃料費のアドバンテージで充分まかなえてしまいそうです。
いっぽうプレミアムガソリンを使用するNX200t(NX300)は、中古車価格がハイブリッドのNX300hに比べて安いというメリットがあるなど、甲乙つけ難いというのが実際のところであり、車の奥深さです。