毎日のアシにちょうどイイ♡ホンダ フィットを中古で買うならおすすめはこのモデル!

ホンダの屋台骨を支えてきたコンパクトカー「フィット」は、現行型のGR系で4代目を数えます。
2020年2月にデビューをはたし2024年2月で新車販売から丸4年となることもあって、中古車市場での物件数も増えています。
ほぼ新車同然の未使用車から走行距離を重ねた個体まで、市場には多くの選択肢が揃っています。
柴犬顔になった外観とすっきりした内装が特徴

SUVブームや根強いミニバン人気にくらべると、ここのところやや元気のない印象のハッチバックのコンパクトカー市場ですが、かつては各メーカーのコンパクトカーが新車登録台数ランキングの上位を占めるするほど人気を集めていました。
そのなかのホンダ フィットは2001年にデビュー。同社の軽自動車やコンパクトカーにも採用されているセンタータンクレイアウトによる広い後席や荷室が特徴で、2020年にモデルチェンジを受けた4代目の現行フィットもこうした美点を享受できます。
グレードを廃止して、「CROSSTAR(クロスター)」「LUXE(リュックス)」「NESS(ネス)」「HOME(ホーム)」「BASIC(ベーシック)」という5つのタイプを設定しました。

柴犬を彷彿とさせる愛嬌のある顔つきが印象的なエクステリアデザインの是非や好き嫌いに焦点が当たりがちな4代目フィットですが、すっきりとした印象のインテリア、使い勝手に優れたシートアレンジなどに特徴があります。
水平基調のインパネとダッシュボードによる視界の良さは、初心者ドライバーでも安心して運転できるだけでなく、ベテランドライバーにとっても狭い道や駐車場などでストレスを抱かずにすむはず。
前席の座り心地も美点で、骨盤から腰椎まで樹脂製マットで支える「ボディースタビライジングシート」というホンダ自慢のシート構造が初採用されています。
後席は広く厚みがあるだけでなく、足元にも余裕があり、燃料タンクを前席下に配置しているセンタータンクレイアウトの利点を享受できます。

さらに、後席の座面を引き上げて固定できるチップアップ機構、後席の背もたれを前倒しできるダイブダウン機構を用意。
チップアップ機構は、子どもの着替えやスキーブーツなどを履く際に重宝するだけでなく、観葉植物などある程度高さのある荷物を積むのにも便利です。
またダイブダウン機構では、荷室と後席背面部分(背もたれを倒した部分)のあいだに段差は残るものの、長尺物や大きな荷物を積むことが可能。
積載性も高いため、車中泊やソロキャンプなどの趣味にも十分に対応してくれるでしょう。
予算が許せば安全装備が強化されたマイナーチェンジ後がベスト

4代目フィットは2021年6月に一部改良を受けた後、2022年10月にマイナーチェンジを敢行しました。
その際、専用の内外装に専用スポーツサスペンションを装備した「RS」を追加し、ニーズが少なかったという「ネス」を廃止しています。
パワートレーンは、ハイブリッド「e:HEV」モデルのモーター最高出力を10kW(14PS)引き上げ90kW(123PS)にするとともに、ガソリンエンジンは排気量を1.3Lから1.5Lに変更。
「RS」のハイブリッドモデル「e:HEV RS」には、アクセルオフ時の減速力を4段階で選択できる減速セレクター、3つのドライブモードスイッチ(NORMAL/SPORT/ECON)が装備されています。
また全車にトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)や、急アクセル抑制機能が加わった最新の「Honda SENSING(ホンダ・センシング)」が採用されていて、安全装備も含めてもマイナーチェンジ後モデルがベストチョイスといえます。
人気はe:HEVだが、1.5Lガソリンでも十分

2022年のマイナーチェンジで「RS」が追加され、「ネス」が廃止された4代目フィット。デビュー時から5つのタイプを用意することは変わらず、好みやニーズに応じて選ぶことができます。
なかでもクロスオーバー風の「クロスター」は、現在のコンパクトカークラスで貴重な個性を演出。
走りを重視するのなら専用スポーツサスペンションを備える「RS」がオススメです。
パワートレーンでは、スムーズで高効率なハイブリッドの「e:HEV」が人気で選択肢も多めですが、街乗り中心で走行距離も短いのであれば、1.5Lガソリンエンジン車でも十分に満足できるはずです。