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日産 セレナ(C28)を買うなら…おすすめグレードをプロが教えます

日産 セレナ オーテック

2024年の国内販売台数で、ミドルクラスミニバンNo.1の座を取り戻した日産 セレナ

ライバルがボディを3ナンバーサイズに移行するなか、5ナンバー枠を基本とする扱いやすさと、日産独自のパワートレイン「e-POWER」、運転支援システム「プロパイロット」などを搭載して人気のミドルサイズミニバンとなっています。

そのなかでも中古人気急上昇中の、2022年11月に発表された現行(C28型)セレナを徹底解説。あわせて中古で買う際のおすすめグレードを教えます

Chapter
中身に最新技術を盛り込んだC28型セレナ
2.0Lガソリンエンジンとe-POWERはどちらがおすすめ?
ベース車かハイウェイスターかは、デザインの好み次第で 取り回しには影響なし
中古車選びは、まず乗車定員とパワートレインを決めよう

中身に最新技術を盛り込んだC28型セレナ

日産 セレナ C28 6代目

ミドルサイズミニバンである日産 セレナのライバルは、トヨタのノア/ヴォクシー、ホンダ ステップワゴンに、ボディサイズが少し大きくなりますが、悪路走破性の高さが特徴の三菱 デリカD:5という4車種です。

そのなかにあって、現行(C28型)セレナは、100%電動駆動であるシリーズハイブリッドの「(第2世代)e-POWER」や、同一車線内のハンズオフドライブ(手放し運転)にも対応する「プロパイロット」など独自の技術を搭載。

さらにライバルにはない個性的な装備として、ガラスハッチを備えるデュアルバックドなどでユーザーに訴求しています。

グレードは、ベーシックな「X」、中間の「XV」エアロパーツを装着した「ハイウェイスターV」、e-POWERにのみ設定されるプロパイロット2.0を搭載した最上位グレードの「LUXION(ルクシオン)」という構成です。

2.0Lガソリンエンジンとe-POWERはどちらがおすすめ?

日産 セレナ C28 6代目

搭載するパワートレインは、2.0Lガソリンエンジンと、1.4Lエンジンとモーターを組み合わせるe-POWERの2つで、駆動方式はそれぞれ2WD(FF)と4WDを用意。

4WDは、ガソリン車がFFベースのスタンバイ式、2024年10月に追加されたe-POWERの4WD車は、前後2モーターと4輪のブレーキをコントロールする電動4輪制御技術のe-4ORCEを搭載します。

降雪地域の方であればガソリン車、e-POWERともに4WDを選ぶ方が多いはず。

e-POWERの4WD(e-4ORCE)は、静粛性が高く、乗り心地も上々で、雪上の操縦安定性の高さも美点。ただし、最新の追加グレードということもあって、現時点での中古車はまだタマ数が少なく価格も高め。なので、4WDが必須であればガソリン車を選ぶのが無難です。

なおe-POWERの2WDもモーター駆動らしく、雪上などの滑りやすい路面でもガソリン車より発進や加速などのコントロールがしやすく、降雪地域のなかでも4WDが必須という条件下でないのであれば、こちらを選ぶ手もあります。

日産 セレナ C28 6代目

室内は7人乗りと8人乗りが用意されますが、e-POWER の4WD(e-4ORCE)車と最上級グレード「LUXION」は7人乗りのみの設定です

ベース車かハイウェイスターかは、デザインの好み次第で 取り回しには影響なし

日産 セレナ C28 6代目

5ナンバーのベース車と「ハイウェイスターV」および「LUXION」の違いは内外装で、「ハイウェイスターV」および「LUXION」には専用エクステリアが装備されます。

また車両の全幅は「X」「XV」の1,695mmに対し、「ハイウェイスターV」と「LUXION」は1,715mmとワイドになりますが、最小回転半径は全車5.7mなので最終的にはデザインや装備の好みで選べば良いでしょう。

ちなみに最廉価の「X」は、アダプティブLEDヘッドライトシステム、ハンズフリーオートスライドドア(両側)、メッキインナードアハンドル、ロールサンシェード、パーソナルテーブルなどが未設定になります。

中古車選びは、まず乗車定員とパワートレインを決めよう

日産 セレナ オーテック

現行(C28型)セレナの中古車選びは、グレードを選ぶ前に乗車定員とパワートレイン、駆動方式を決める必要があります。

それぞれのグレードで、7人乗りと8人乗り、ガソリンエンジンとe-POWER、2WDと4WDを選ぶことができますが、最上級グレードの「LUXION」だけは7人乗りで、e-POWERの2WDのみの設定です。

ガソリン車くらべてWLTCモード燃費が6キロ以上良好なe-POWERは、街中中心であれば静かな走りを享受できます。

いっぽうスノードライブの機会が多いのなら、ガソリン車の4WDモデルまたはe-4ORCEがおすすめ。

非降雪地域であれば、ガソリン、e-POWERにかかわらず2WDでも十分で、車両価格も重視するのならガソリン車のほうが安くなっています。

ロングドライブの機会が多く、手放し運転のプロパイロット2.0を求めるのなら選択肢は「LUXION」のみ

下位のグレードとなる「X」と「XV」では、迷ったら装備が充実している「XV」を選択したいところです。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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