予算100万で選ぶ 雪の多い地域向けの寒冷地仕様車
雪の多い地域ではほぼ必須の機能のついたクルマが寒冷地仕様車です。自分の住んでいる地域の気候に合わせて、必要な機能を見極め、しっかりした足回りが必要なら4WDも視野に入れましょう。
※2014年12月11日時点
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- 大容量のバッテリー、ヒーター付きドアミラー
大容量のバッテリー、ヒーター付きドアミラー
北海道や東北、北陸地域では冬季はたくさんの雪が降り、溶けた雪で氷状となったものに覆われた道路を走る場合が多くなったり、寒さのためエンジンがかかりにくかったりしますので、そうしたことに対応するために、特別な装備をつけた自動車があります。
そのようなクルマのことを寒冷地仕様車と呼んでいます。
装備としては、エンジンをかかりやすくするためにバッテリーを大容量化したり、雪がこびりつくことを防止するためにドアミラーにヒーターをつけていたりします。
こうした装備は、ホンダやマツダ、スバルは標準的につけられており、これらのメーカーでは寒冷地仕様車というクルマはなく、全国一律価格で販売されていますが、その他のメーカーでは、寒冷地仕様車として、通常のクルマよりも数万円程度高い金額で販売されていたり、販売する地域を限定したりしています。
寒冷地仕様車はほとんどすべての車種があります。100万円以下で中古車を探す場合は、通常の車を選ぶ場合と同じように、寒冷地仕様ということで探すのではなく、ステーションワゴンとか軽自動車とか、乗りたい自動車のボディタイプを選んだうえで探すことになります。
冬に寒い地域ですと、選択肢は寒冷地仕様車しかないということが大半でしょう。
寒冷地では、4WDを選ぶという方が多いようです。雪の坂道ではスリップしがちで危ないのですが、4輪駆動ですと、滑りにくく坂道もすいすいと走ることができることから好まれています。
アンチロックブレーキングシステム(ABS)もまた、凍った路面でブレーキを踏んだときのスリップを減らしてくれるので、安全を考えるとあったほうがいいでしょう。