200万円前後で新車が狙える!国産クロスオーバーSUV。おすすめ5選

コンパクトSUVの魅力は、堂々とした存在感や高い乗車位置による良好な視界、広い室内空間といったSUVの利点と、優れた燃費性能や都市部でも扱いやすい取り回しの良さといったコンパクトカーの良いところをあわせ持っているという点にあります。
さらに4WD車ともなれば、雪道や悪路も走れる頼もしさまで備えています。
そんな幅広いシーンに対応できる、新車価格200万円前後のコンパクトSUVを5台紹介しましょう。
200万円で買えるコンパクトSUVの魅力

近年は、クロスオーバーSUVの需要が高まったことを受けて、多くのメーカーはこれまで標準的だったミドルクラスにくわえてコンパクトSUVを多くラインナップに揃えてきました。
ひと口にコンパクトSUVといっても、さまざまなタイプがあり、デザインや装備、性能、使用目的によって、自分にマッチするモデルを選ぶ必要があります。
そんなコンパクトSUVのなかから、新車価格200万円台で買えるコンパクトSUVを紹介します。
トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー/スバル レックス

トヨタ ライズは、2019年に発売されたコンパクトSUVです。ダイハツ ロッキーのOEMモデルで、スバルからはレックス名で販売されています。
全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mmという5ナンバーサイズのコンパクトなボディで、ライズのエクステリアは、トヨタ独自のキーンルックを取り入れたスタイリッシュなデザイン。ロッキーとレックスは、ヘキサゴン型のグリルが力強さを表現しています。
パワートレーンは、ライズとロッキー、レックスでは若干異なっていて、1.2L(FF)と1.0Lターボ(4WD)のガソリン車に、1.2Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車(FF)を用意するのが、ライズとロッキー。レックスは、1.2Lガソリンのみというラインアップになります。
燃費は、ガソリンのFF車が20.7km/L、ガソリンの4WD車が17.4km/L、ハイブリッド車は28.0km/Lという優れたものです。※燃費はWLTCモード
安全面にも注力されており、ダイハツの予防安全機能である”スマートアシスト”と同様のものが搭載されており、クラスを越えた高い安全性を確保していることも特長です。
エントリーモデルにあたるガソリン(FF)車の価格は、ライズが180万700円〜、ロッキーは176万1100円〜、レックスは191万700円〜。これはメーカーによって装備内容が異なっているためです。
トヨタ ヤリスクロス

トヨタ ヤリスクロスは、2020年に発表されたコンパクトSUVです。
ヤリスシリーズに属するヤリスクロスは、ムダを削ぎ落としたフォルムにSUVの力強さを融合させたエクステリアデザインが魅力の都市型コンパクトSUVとして人気です。
ボディサイズは、全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,580-1,590mmというもので、3ナンバー登録になります。
インテリアは、シート、ステアリング、シフトレバーなどを適切に配置するとともに、マルチインフォメーションディスプレイ、メーターのほかヘッドアップディスプレイを採用することで、運転に集中できる空間。
荷室はコンパクトSUVではトップクラスの390Lという容量を実現。4:2;4分割のリアシートを6:4分割のデッキボードを駆使することで多彩な使い方を可能としました。
パワートレーンは、1.5L 直列3気筒のガソリンエンジンと、1.5L 直列3気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドの2種類で、いずれも4WD車を選ぶことも可能です。
予防安全パッケージである「Toyota Safety Sense」も装備され、高い安全性も魅力。エントリーモデルの価格は190万7000円〜となっています。
トヨタ カローラクロス

トヨタ カローラクロスは、カローラシリーズ初のクロスオーバーSUVで、2021年に日本での販売が開始されました。
ボディサイズは全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mmというもので、日本ではコンパクトクラスとミドルクラスの中間にあたります。
そのおかげで、どの席でも街乗りからロングドライブまで、あらゆるシーンで快適な空間となる居住空間と、クラストップレベルの487Lという荷室容量を実現しています。
シャープなラインとダイナミックなフォルムが印象的なエクステリアは、都会的でありながらたくましさをあわせ持つもので、使う場所、季節をとわず溶け込みます。
パワートレーンは、1.8Lガソリンエンジンと、1.8Lエンジンにモーターを組み合わせるハイブリッドの2種類で、4WDはハイブリッドにのみ用意されます。
予防安全パッケージの「Toyota Safety Sense」を標準装備するとともに、パーキングサポートブレーキとバックガイドモニターも用意されます。価格はガソリン車のエントリーグレードが218万4000円〜となっています。
マツダ CX-3

マツダでもっとも小さいクロスオーバーSUVがCX-3です。2015年に登場したCX-3は、コンパクトサイズながらマツダの魂動デザインを採用したことによる美しいフォルムと力強さを合わせ持つエクステリアが魅力です。
インテリアはフロントにセンターアームレストを標準装備するなど、上質なデザインに機能性を両立したもので、街乗りからロングドライブまで快適な空間を実現しています。
パワートレーンは、当初1.5Lのクリーンディーゼルのみでしたが、2017年6月に2.0Lのガソリンエンジンを追加。
現在は、2018年に刷新された1.8Lクリーンディーゼルと2020年に追加された1.5Lガソリンというラインナップになっています。
ボディサイズは、全長4,275mm×全幅1,765mm×全高1,550mmとなっており、都市部に多い機械式駐車場(立体駐車場)を躊躇なく使えることも、CX-3の魅力を高めています。
1.5Lガソリンのエントリーモデルの価格は、227万9200円〜。
スズキ クロスビー

スズキ クロスビーは、2017年に登場したコンパクトクロスオーバーSUVです。
トールワゴンとSUVのクロスオーバーとして設計されたクロスビーは、ソリオ/ソリオバンディットと共通の基本骨格であるHEARTECT(ハーテクト)を採用。
ボディサイズは全長3,760mm×全幅1,670mm×全高1,705mmと、コンパクトながら頭上空間の大きな室内がポイントです。また最小回転半径は4.7mと小回りが利くため、都市部での使用に向いています。
パワートレーンは、1.0L直列3気筒ターボエンジンにISG(モーター機能付き発電機)と2つのバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドで、WLTCモード燃費は18.2km/L(FF車)を達成するなど、経済性も魅力です。
安全面においては、衝突被害軽減ブレーキやふらつき警報、誤発進抑制機能などをパッケージしたスズキセーフティサポートを装備しています。
価格は、エントリーグレードのHYBRID MX(受注生産)が194万1500円〜。レギュラーラインナップのHYBRID MZでも219万100円〜とリーズナブルな設定も魅力です。
クロスオーバーSUVの場合、200万円以下で買える新車はごくわずかのモデルに限られますが、コンパクトSUVの特長である堂々とした存在感や高い乗車位置による良好な視界、広い室内空間、さらに優れた燃費性能や都市部でも扱いやすい取り回しの良さなどは、価格が安くなっても変わりがありません。
また予算は限られているけれど上位グレードが欲しい、という場合は中古車を探すのもひとつの手。200万円の予算があれば、ここで紹介したほとんどのモデルがターゲットになります。
愛車の乗り換えを考えているのであれば、ぜひコンパクトSUVも候補に入れてください。