予算200万円でメルセデス・ベンツオーナーになれる!おすすめ5選
世界に名だたる高ブランドのひとつメルセデス・ベンツ。最近では、我々庶民でも購入できそうなリーズナブルなモデルも登場していましたが、昨今の為替変動により新車価格はうなぎ登り。
しかし中古車サイトを覗くと、200万円以下のリーズナブルな価格で購入できる車種もちらほら見受けられます。
そのなかから、いまおすすめの5台を紹介します。
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- 200万円で買えるメルセデス・ベンツとは
- 世界の自動車メーカーが目標にするベンチマーク:Cクラスセダン
- メルセデスの顧客層を若返らせたコンパクトハッチ:Aクラスクラス
- 広い室内でAクラスよりも人気:Bクラス
- 機械式駐車場もOKなコンパクトSUV:GLA クラス
- The メルセデス・ベンツ。Sクラスに通じる高質感:Eクラス
200万円で買えるメルセデス・ベンツとは
高級車の代名詞的な存在のメルセデス・ベンツですが、中古車ならば予算200万円で購入できるモデルが意外に多くあります。
年式が新しく、走行距離が5万キロ前後というモデルであれば、コンパクトのAまたはBクラスがおすすめ。
なかでもBクラスは、コンパクトカーとミニバンの中間のようなスタイリングで、広いラゲッジスペースは、後部座席を倒すことで、さらに広く大きく使うことが可能。
2人乗りにして、後部座席部分をすべてラゲッジスーペスにあてれば、容量は1,540Lまで拡大することができます。
使用目的に合わせて柔軟に後席以降をアレンジできることが人気の理由のひとつとなっており、中古車市場では、新車価格帯が同じAクラスよりも人気があるようです。
他にも、CクラスセダンやSUVのMクラス、ミニバンのVクラスなどもターゲットになりますが、ここでは編集部の外車好きが車選び.comの在庫車のなかから厳選した、おすすめの5台を紹介します。
世界の自動車メーカーが目標にするベンチマーク:Cクラスセダン
2021年に現行型となるW206がデビューしたコンパクトセダンのCクラスは、先代モデルのW205がターゲット。
2014年から2018年にかけて販売された前期モデルであれば、1.5LターボのC180、2.0LターボのC200とC250、2.0LディーゼルターボのC220dのセダン、ステーションワゴンもC180であれば狙うことができます。
なかでもC180系は、セダンもワゴンモデルもリアサスがバネタイプのため、エアサスならでは乗り心地を享受できないものの、メンテナンスコストを考えると選択肢としてはあり。パワーの低い1.5Lエンジンですが、メリットは少なくありません。
限定で設定されていた「ローレウスエディション」は、スポーツサスペンションにAMGラインスタイリング、18 インチAMGホイール、ドリルドブレーキローターなどの足まわりに、ARITICO素材のスポーツシート、ステンレス製のアクセル&ブレーキペダル、AMGスポーツステアリング、スライディングルーフ(セダンモデルはメーカーオプション)など、お馴染み「アヴァンギャルド」よりも装備がグッと豪華になっていたモデルでおすすめです。
安全運転支援システムの「レーダーセーフティパッケージ」は、販売当時装着キャンペーンなどが行われていたので、ほとんどの車両に装着されていますが、念のため購入前には確認をしてください。
メルセデスの顧客層を若返らせたコンパクトハッチ:Aクラスクラス
メルセデス・ベンツのコンパクトモデルであるAクラスは、先代モデルのW176が200万円以下で購入できます。
AクラスはA180とA250がターゲットで、A180は1.6Lターボエンジンで最高出力90kW(122ps)と最大トルク200NmのFF。
A250は2.0Lターボで155kW(210ps)と350Nmを発生。可変トルク配分型のフルタイム4WDになります。
メルセデスのエントリーグレードでもありますが、安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」を装着している個体が多く安全性という面でも魅力があります。
ただし、初期モデルでは装着されてないタマもあるので必要な装備と考える方は車を購入する際は確認が必要です。
また室内にモニターがあっても、当時はカーナビとTVチューナーはオプションだったので、装着されていない車両もあります。
そういった理由から価格が安い個体などもあるので、同じような条件で他よりも安い個体の場合は確認が必要です。
後期モデルの「A180カスタマイズドバージョン」は、自分好みに内装やボディカラーがチョイスできたグレード。あまり市場には流れていませんが、自分好みの車両が見つかるかもしれません。
広い室内でAクラスよりも人気:Bクラス
MPVのBクラスは、先代のW246にくわえて、2019年にデビューした現行モデルのW247も初期型であれば購入できるようになってきました。
先代モデルのW246は、B180が最高出力90kW(122PS)、最大トルク200Nmの1.6Lターボ。上位グレードのB250は最高出力155kW(211PS)、最大トルク350Nmを発生する2.0Lターボで、B250のみフルタイム4WDの4MATICが用意されました。
対するW247は、1.3LターボのB180と、2.0LディーゼルターボのB200dがラインナップされますが、現在200万円以下で狙えるのは、最高出力100kW(136PS)、最大トルク200Nm を発生する1.3LターボのB180のみ。
トランスミッションは、W246が7G-DCT(7速デュアルクラッチ)、W247は8速の8G-DCTに変更になりました。
値札だけみると現行モデルのB180は、先代に比べると割高感がありますが、排気量が1.3Lなので自動車税を含めた維持費が安くなります
また「ハイ!メルセデス」と呼びかけると反応してくれるMBUX(自然対話式音声認知機能)が搭載されていて、エアコンのオン・オフや設定温度変更、ナビや電話など、多彩な便利機能に対応しているのもポイントです。
いっぽうで、先代のB180、B200はリーズナブルな価格でメルセデスの雰囲気を味わうことができます。
安全運転支援システムの「レーダーセーフティパッケージ」は、一部の特別仕様車を除いてオプション設定となっていたので、必要な場合は確認が必要です。
機械式駐車場もOKなコンパクトSUV:GLA クラス
日本車でも人気のコンパクトSUVであるGLAクラスは、先代モデルのX156がターゲットです。
全長4,430mm×全幅1,805mm×全高1,495〜1,535mmのボディサイズは、都内などに多いちょっと古いタイプの機械式立体駐車場にも入庫可能なコンパクトSUVとしても注目です。
モデルバリエーションは、1.6LターボのGLA180、2.0LターボのGLA220 4MATICとGLA250 4MATIC、高性能バージョンのGLA45 AMG 4MATICの4つ。
フルタイム4WDの4MATICモデルには、ダウンヒル・スピード・レギュレーションが搭載されており急勾配などの走行の際、アクセルやブレーキなどを自動で調整する装備が搭載されています。
面白いのが、GLA45 AMGを除く3モデルにはノーマルのほかに、「Sports」と「Off-Road」という仕様が用意されたことで、「Sports」はAMG製のエアロパーツやステアリング、特別内装でその名のとおりスポーティな内容。
「Off-Road」は、特別の内装にくわえて、オフロードコンフォートサスペンションとオフロードに特化した走行モードも備えるなど、幅広いユーザーニーズに応える体制が当初より整えられていました。
すでにメインは新型にスイッチしていることもあり、X156型GLAはGLA45 AMGを除く全車がターゲットです。
グレードによって内装の質感が異なるほか、オプション設定のレーダーセーフティパッケージの有無など、個体差があるので購入前には細かくチェックすることをおすすめします。
The メルセデス・ベンツ。Sクラスに通じる高質感:Eクラス
200万円以下で購入できるメルセデスのなかで、もっともイカついのがアッパーミドルサルーンのEクラスです。
現在の新車価格が700万円を超える高級モデルだけに、先代では手が届かず先々代のW212がターゲットになります。
ボディバリエーションは、セダン(W212)、ステーションワゴン(S212)、クーペ(C207)、カブリオレ(A207)の4つで、前後期とも購入出来る価格帯になっています。
フラッグシップのSクラスにも通じる広く質感の高い室内に、充実した装備とパワフルなエンジンなどなど、メルセデスの世界観を堪能できるEクラス。
4ドアのセダンもさることながら、4座のクーペモデルはフロントバンパー下部にLEDナイトドライビングライトを装備。電動スライディングルーフがあれば開放感も高く、メルセデス・ベンツならではの高いボディ剛性も感じられるので”大人のクーペ”が欲しい方にはとくにおすすめ。
さらに優雅な雰囲気を味わいたいのであれば、カブリオレがおすすめです。開閉時間20秒のルーフは、時速40キロ以下で作動し、ワインディング後の渋滞にはまったときなどにも重宝します。
人気のステーションワゴンは、セダンに次いで中古車のタマ数が多く、 自分好みのエンジン、ボディカラーを探すことができそうです。
一般的にメルセデスベンツに限らず、輸入車は中古車価格の下落が国産車よりも早い傾向がありますし、モデルチェンジを受けると先代、先々代の価格がぐっと下がりことがよくあります。
中古車を買おうと思ったら、めぼしいモデルの価格をこまめにチェックして、モデルチェンジについてもアンテナを高くしておいて上手に探しましょう。