輸入車のセグメントってなに?各セグメントの解説と代表車種をご紹介!
雑誌やメディアの自動車の紹介記事で見かける「セグメント」という言葉。
BやらEやら、どうやらアルファベットで分類されていることはわかっていますが、そもそも基準がよく分からないという方は多いと思います。
そこで今回は、車の分類に用いられるセグメントについて解説します。
- Chapter
- セグメントとは?
- 欧州でもっとも小型な車格「Aセグメント」
- 実用性の高いコンパクトカー「 Bセグメント」
- コンパクトカーの激戦区「Cセグメント」
- 乗り心地が良いミドルサイズのセダン「Dセグメント」
- 高級セダンの代表格「Eセグメント」
- 最高級セダン「F(L)セグメント」
セグメントとは?
「セグメント」は欧州で用いられている乗用車の区分(カテゴリー)のことです。A、B、C、D、E、F(L)の全部で6つのセグメントがあります。
セグメントの分類方法は厳密に決めれらているわけではなく、大まかなサイズ、グレードなどをもとに、アルファベット順に分類されています。
もっとも小さいクラスがAセグメントで、Fセグメントはもっとも大きなクラスです。ちなみにトラックやライトバンなどの商用車はセグメントでは分類されません。
それでは各セグメントについて解説していきます。
欧州でもっとも小型な車格「Aセグメント」
Aセグメントは、欧州でもっとも小型のクラスです。おもに全長が約3,8m以下の車が分類されます。
代表的な車種に、フォルクスワーゲン up! やフィアット 500、ルノー トゥインゴ、日本車ではスズキ イグニスなどが含まれます。
また欧州では販売されていないトヨタ タンク/ルーミーも、標準仕様で全長3,700mmなので、Aセグメントに分類されます。
Aセグメントは小回りが効く、コンパクトな輸入車をお探しの方にオススメの車種と言えるでしょう。
実用性の高いコンパクトカー「 Bセグメント」
BセグメントはAセグメントよりも大きいサイズのクラスです。全長が約3.8m〜約4.2mの車が分類されます。
代表的な車種は、ミニ(バッチバック)やアウディ A1、シトロエン C3など。コンパクトなサイズでありながら、そこそこ荷物が積めるのが特徴です。
日本車なら、スズキ スイフト、トヨタ ヤリス、マツダ デミオ(MAZDA2)、日産 ノートがあげられます。
Bセグメントは、実用性の高いコンパクトカーをお探しの方にオススメの車格です。
コンパクトカーの激戦区「Cセグメント」
Cセグメントは、欧州でも競争が激しいクラスで、全長が約4.2m〜4.6mの車が含まれます。
代表的な車種は、フォルクスワーゲン ゴルフ、メルセデス・ベンツ Aクラス、BMW 1シリーズ、プジョー 308など。
日本車なら、トヨタ カローラハッチバックやプリウス、スバル インプレッサ スポーツ、マツダ アクセラハッチバックなどです。
Cセグメントは前述した通り、競争が激しいクラスであるため、実用性だけでなく走行性能や内外装の質感にもこだわった車種が多いことが特徴です。
それでいて価格は手の届き安い価格帯なので、普通の乗用車よりもちょっといい車に乗りたいとお考えの方にオススメです。
乗り心地が良いミドルサイズのセダン「Dセグメント」
Dセグメントは、Cセグメントよりも大きな全長約4.6m〜4.8mの車が分類されるクラスです。
ミドルクラスやアッパーミドルクラスとも呼ばれ、代表的な車種にはBMW 3シリーズ、メルセデス ベンツ Cクラス、アウディ A4、レクサス ISなどがあります。
乗り心地、ボディ剛性、車内の広さ、外装、内装の質感など、個人で使うには十分なスペックを備えているDセグメントは、ワンランク上の走りを体感したいという方にオススメです。
高級セダンの代表格「Eセグメント」
Eセグメントは全長が約4.8m〜5.0mの車が分類されます。
高級車の代表格とも言えるクラスで、おもな車種に、BMW 5シリーズ、メルセデス・ベンツ Eクラス、ボルボ V90などがあります。
同程度のサイズの国産車には、レクサス ESがあります。
各メーカーの顔というべき存在であり、内装、外装、乗り心地がすべてがハイクラス。高級セダンを購入したいとお考えの方にオススメの車格です。
最高級セダン「F(L)セグメント」
Fセグメントは全長約5,000mm以上の車が分類されるクラスです。Lセグメントと呼ばれることもあります。
いわゆるラグジャリーセダンで、代表的な車種にBMW 7シリーズ、メルセデス・ベンツ Sクラス、アウディ A8、ポルシェ パナメーラなどが含まれます
最高級セダンの位置を占めるFセグメント。一度は乗ってみたいものですね。
ここまで各セグメントの違いについて紹介いたしましたが、いかがでしょうか?
今回紹介した車種は車選びドットコムに中古車情報が掲載されています。
中古車になると、価格が大幅に安くなっていますので輸入車の購入をお考えの方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?