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中古でハイブリッド車を買うときに注意したいポイント5選

トヨタ プリウス

日本ではハイブリッド車(HEV)はすでに当たり前の存在で、輸入車も48Vマイルドハイブリッドを中心に急速に普及しています。

普通になっているため神経質にならずとも購入できる反面、純ガソリン車や純ディーゼルエンジン車と比べると注意点もあります。今回は注意点を5つに絞って紹介します。

Chapter
駆動用バッテリーの状態確認はマスト
純ガソリン車よりも割高な補機バッテリーの確認も忘れずに
低走行距離だからといってすぐには飛びつかない
整備記録簿の確認も忘れずに
「OBD2診断」も確認
中古車選びはハイブリッドのメリットを活かせるかがカギ

原油価格の高騰を受けて、世界的にガソリン価格が高止まりしています。日々の生活にクルマが必要な方々にとって、ガソリン価格の高騰は家計を圧迫しますから、愛車の燃費は良いに越したことはありません。

そこで断然気になってくるのが、中古のハイブリッド車(HEV)です。これは日本だけに限ったことではなく、EVのインフラ整備が追いついていない国々も同様で、日本国内で出た中古ハイブリッド車が海外へ輸出されています。

とはいえハイブリッド車には、純ガソリンエンジン車とは異なるメンテナンスポイントがあり、ある程度車齢を重ねた中古車や、距離を走った中古車は、それらを知っておく必要があります。

以下では、知らないと損をする「中古ハイブリッド車を買うときの注意点5つ解説します。

駆動用バッテリーの状態確認はマスト

トヨタ ハイブリッドシステム THS:Ⅱ

ハイブリッド車と純ガソリン車のあいだには明確な価格差があり、燃費の良さで元が取れるのか?というテーマが頭に浮かぶ方もいるでしょう。

今回は、こうした購入時のノウハウではなく、中古ハイブリッド車を買う際に注意したい点に注目します。

ご存知のように、ハイブリッド車は、純ガソリン車よりも大型の駆動用バッテリーを搭載しています。スマホなどからも分かるように、当然ながらハイブリッド車のバッテリーにも寿命があります。

トヨタをはじめ、ホンダや日産、マツダなどの大半のメーカーは、新車登録から5年間もしくは走行距離10万kmのバッテリー保証を付けて販売しています。

最近の駆動用バッテリーは、制御や熱マネジメントの進化などにより長寿命化していて、10万kmを超えたからといって性能が著しく落ちてしまうとは限りませんが、中古車の場合にはメーカー保証の残りや駆動用バッテリーの状況を確認する必要があります。

年数が経過した車両や、10万キロ以上走行している車両を購入する際は、メーカーによるハイブリッド診断の履歴も確認しましょう。

純ガソリン車よりも割高な補機バッテリーの確認も忘れずに

故障 トラブル レッカー 積車 積載車

エンジン始動、再始動を担う補機バッテリーの劣化も考慮に入れたいところです。

補機バッテリーの寿命は、ガソリン車と同じ3〜5年程度ですが、交換費用(バッテリー代+工賃)は2万5000円〜5万円程度で、ガソリン車(1〜2万円程度)よりも割高になります。

ハイブリッド車にはセルモーターがない車種(積むモデルもある)が多く、補機バッテリー上がってしまうと、駆動用バッテリーに十分な電力が残っていても、ハイブリッドシステムが起動できずクルマは動かなくなってしまいます。

ガソリンスタンドやカー用品店などでは、無料でバッテリー診断を実施してくれるとこともあるので、中古車購入時は、補機バッテリーの電圧チェックとスキャンツールを使った診断も行いたいところです。

低走行距離だからといってすぐには飛びつかない

スズキ ソリオ

ハイブリッド車に限りませんが、走行距離が短く、長期間乗っていない(放置されていた)状態の場合もバッテリーの確認が必須です。

正規販売店などで買う場合は、ハイブリッド診断の確認、駆動用バッテリーの冷却ファンの確認(吸入口の根詰まり、動作、インバーター冷却水)なども必要。

とくに駆動用バッテリーは交換になると20万円以上の高額出費になるため、かならずチェックしたいところです。

整備記録簿の確認も忘れずに

トヨタ プリウスα G 2012

整備記録簿の確認もハイブリッド車に限らず必須項目といえます。

まず、記録が途切れていないか、どこで整備されてきたのか、12か月、24か月法定点検はもちろん、交換部品の確認、メーターが改ざんされている可能性があるのかを走行距離から読み取ることも欠かせません。

「OBD2診断」も確認

「OBD検査」と呼ばれるスキャンツール診断も必須項目のひとつです。2024年10月から、車検にもOBD検査が追加されています

内部エラーやバッテリーの劣化具合などが確認できるため、販売店に求めましょう。メーカー系の正規販売店や大手中古車販売店であれば間違いなくOBD診断機を持っています。

診断機を持っていない、現状受け渡しなどの理由で拒否された場合は、ほかの選択肢も検討するべきでしょう。

また、市販のBluetooth OBDアダプタとスマホアプリで自分でも簡易診断することも可能ですが、中古車の場合は店舗側に許可を求める必要があります。

中古車選びはハイブリッドのメリットを活かせるかがカギ

トヨタ プリウス

そのほか、寒冷地などバッテリーに厳しい地域の場合は、通常以上にバッテリーの劣化(燃費悪化)に注意を払う必要があります。

まずはハイブリッドありきで考えるのではなく、自分の乗り方(高速道路の利用が多いのか、街乗りが多いのか)などを考えて購入を検討したいところです。

とくに高速道路を使って通勤している方などは、ハイブリッドの得意とする燃費の恩恵が薄くなってしまいます。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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