日産・エクストレイルの燃費性能は良い?現行型モデルの燃費と、モデルチェンジ後の性能予想も!

日産・エクストレイルは、本格的な悪路走破性や長距離運転をサポートする各種先進技術を備えたSUVで、快適な走りを楽しめる車として人気を集める1台です。
そんなエクストレイルの魅力の一つが、タフな走りと同時に低燃費を実現している点。また、そろそろ行われるのでは?と噂されるフルモデルチェンジ後のモデルではさらなる燃費性能の向上も期待されるなど、注目が集まっています。
今回は現行型エクストレイルの燃費性能について紹介するとともに、今後期待されている新型エクストレイルの燃費性能の予想についても触れていきます。
日産・エクストレイルとはどんな車?

初代エクストレイルは2000年に登場。本格的なクロスカントリー車ではないものの、オフロードユースに重点を置いた車としてその悪路走破性と機動力には定評があります。
それは現行型の3代目エクストレイルでも同様で、4WDモデルでは各種センサーの情報をもとに4WDコンピュータが走行状況に応じて前後トルク配分を自動で行う「インテリジェント4×4」を標準装備。滑りやすい路面などでも安定した走りを実現するほか、燃費の向上にも貢献してくれます。
また、基本的な走行性能が高いという点も魅力。2017年のマイナーチェンジ後の3代目モデルには「プロパイロット」をグレード別に搭載しており、主にロングドライブでの運転をアシストしてくれるので、快適な走行を楽しむことができます。
2021年11月現在、現行型のグレードラインアップは以下の通り。グレードによっては3列シートモデルを用意しているほか、特別仕様車も数多く販売されています。
カタログモデル
グレード名 | 駆動方式 | シート数 |
---|---|---|
20Xi レザーエディション | 2WD | 2列シート |
20Xi レザーエディション Vセレクション | 4WD | 3列シート |
20Xi | 2WD | 2列シート/3列シート |
20Xi Vセレクション | 4WD | 2列シート/3列シート |
20S Vセレクション | 4WD | 2列シート |
20Xi HYBRID レザーエディション | 2WD/4WD | 2列シート |
20Xi HYBRID | 2WD/4WD | 2列シート |
20S HYBRID | 4WD | 2列シート |
特別仕様車
グレード名 | 駆動方式 | シート数 |
---|---|---|
20Xi Vセレクション エクストリーマーX | 4WD | 2列シート/3列シート |
20Xi HYBRID エクストリーマーX | 4WD | 2列シート |
AUTECH i Package | 2WD/4WD | 2列シート/3列シート |
AUTECH HYBRID i Package | 2WD/4WD | 2列シート |
現行型(3代目)エクストレイルの燃費性能

本格的なSUVらしい走りを楽しめるエクストレイルですが、実際の燃費性能はいかほどなのでしょうか?
2021年11月時点の現行型(3代目)エクストレイルの燃費について、カタログ情報をもとに以下に一覧を紹介しています。
こうして比べてみると、やはりハイブリッドモデルが燃費性能は良いものの、ガソリンモデルと比べて圧倒的な違いがあるわけではありません。
運転の仕方に気を遣うことで普段の燃費が抑えられる部分もあるため、イニシャルコストを抑えたいのであればガソリンモデルを選ぶというのもアリと言えます。
2WDモデルの燃費を比較!
グレード名 | WLTCモード燃費 | JC08モード燃費 |
---|---|---|
20Xi レザーエディション | 13.2km/L | - |
20Xi(2列シート) | 13.2km/L | - |
20Xi(3列シート) | 12.8km/L | - |
20Xi HYBRID レザーエディション | 15.0km/L | 18.2km/L |
20Xi HYBRID | 15.0km/L | 18.2km/L |
※AUTECHモデルの燃費は表記なしのため省略 |
4WDモデルの燃費を比較!
グレード名 | WLTCモード燃費 | JC08モード燃費 |
---|---|---|
20Xi レザーエディション Vセレクション | 12.6km/L | - |
20Xi Vセレクション(2列シート) | 12.6km/L | - |
20Xi Vセレクション(3列シート) | 12.2km/L | - |
20S Vセレクション | 13.2km/L | - |
20Xi HYBRID レザーエディション | 13.8km/L | 17.0km/L |
20Xi HYBRID | 13.8km/L | 17.0km/L |
20S HYBRID | 13.8km/L | 17.0km/L |
※エクストリーマーX、AUTECHモデルの燃費は表記なしのため省略 |
新型(4代目)は燃費性能がさらに向上!?
現行型の3代目エクストレイルは2013年に発売され、前回のフルモデルチェンジから既に8年近くが経過しています。そのため、長年次のフルモデルチェンジが待ち望まれていましたが、ついに4代目が登場するのでは?と言われています。
ちなみに、実は4代目エクストレイルはアメリカや中国などではすでに発表済み。日本向けの車両については詳細な情報がまだ公開されていませんが、2022年の上半期で新型モデルの初公開があるのではないかと噂されています。
なぜ日本向けの発表が遅れているのかについては、次世代の新型「e-POWER」を同時に搭載・発表するためでは?とも噂され、そのことから4代目エクストレイルの燃費性能は3代目に比べてさらに向上するのではないかと考えられます。
e-POWERはガソリンエンジンとモーターを融合した新しい電動パワートレインで、ガソリンを燃料にエンジンが発電機を回して電気をつくり駆動する仕組み。なめらかな走行や静粛性はもちろん、特に市街地走行時における燃費の良さが特長となっています。
新型エクストレイルの燃費性能がどのようなものになるのか、今後発表される情報にぜひ期待したいところです。
新型の発表・納車は遅くなる!? 3代目も十分狙い目

2021年現在、世界的な半導体不足により車の生産にも大きく影響しているという背景があり、新型エクストレイルも発表されてから実際に乗れるようになるまでかなり時間がかかる可能性があります。
また、新型が登場することで一つ型落ちとなる3代目エクストレイルの中古車価格は下がることが考えられ、より手頃な価格で購入することが可能に。予算と希望する性能次第では、3代目も十分狙い目のモデルと言えます。
燃費性能を重視して選ぶなら、2WDモデルであれば「20Xi HYBRID」、4WDモデルなら「20Xi HYBRID」もしくは「20S HYBRID」から選ぶのがおすすめ。初期費用を抑えつつ、燃費もほどほどに良いバランスの良いモデルを選ぶのであれば「20Xi」や「20S Vセレクション」もおすすめです。
新車価格は240〜410万円とグレードごとに幅があるため、予算に応じて選択可能。また8年弱のモデルライフになるため中古車市場にも多くの車両が出回っており、こちらからも希望に合う1台が探しやすくなっています。